今日は2月11日。建国記念の日。よく面倒だから「の」を抜いて発しがちだが、建国記念日なんてのはなく、建国記念「の」日だからね。そこんところ忘れないでよね。とインテリ感たっぷりにうんちくを言うと、まぁまぁウケる、ウザがられるで反応が半々です。発言は慎重にね。
しかし良い国をぶっ建てましたなぁ。何が良いってそりゃオタク文化栄える点。これが無かったら日本に残る良さは結構ヤバい。
そんな今日は祝日なので、しっかりと一日を祝ったらあとはまったりしっかり楽しむべし。1日オフを無駄にするな!
最近はYou Tubeの東映特撮チャンネルが優秀過ぎて日々楽しい。良いチャンネルだ。ていうかチャンネルを成立させる数多の東映特撮作品が素晴らしい。特撮ってのも良い文化だよな。それを成すにはやはり先んじて建国が必須。特撮オタク的にもやはりこの国が国として成った記念を祝いたい。←無駄に祝いたがる元気なテンション。
で、今日はまったりと東映特撮を見て楽しんだ。
仮面ライダー剣の劇場版と次回作「仮面ライダー響鬼」の初回を見た。このまったりとした休日に良き特撮番組を見て楽しんで癒される。これって最高に贅沢じゃないか。建国記念の日はライダーで決まりだな。
で、仮面ライダー剣ですね。コレ、すごく面白かったっす。配信が全部終わったところで、良さについてやんわりと触れて行きたい。普通に名作です。
チャンネルの存在を知ったのが去年の末のことで、ブレイドはその時既に30うん話が配信中だった。すごく遅れてからの合流組となったが、後半戦だけでも面白かった。
先週の配信分でテレビシリーズが終了。そして今週は劇場版が来た。すごいな、全部見せやんけ。だいたい半年待っとけばBDを買わないで済むという良き仕組み。
週に2話ずつ配信なのが絶妙に良い配分だった。1話じゃリアルと一緒で1年かかるから気が遠い。でも2話なら半年でイケる。うむ、丁度よい。
ブレイドはもちろん見たのだが、なにせかなり前だし、後半戦になるほど結構忘れている。ていうかもう20年前の作品なのか。そう思えば古いなぁ。
仮面ライダーはデザインが素晴らしく完成されているから、いつ見てもそんなに古臭さを感じない。だからブレイドだって今見てもナウくてイケると評価できるのだ。でもナウいの表現が今日だとナウくないんだなコレが。
ライダーデザイン、物語設定共にトランプがモチーフになったシリーズだった。トランプモチーフの作品ならスーパー戦隊にもプリキュアにもあったから優秀なネタ元だと言えよう。
メインの4人のライダーでは断然レンゲルが良かったこと、虎太郎くんが牛乳を美味そうに飲むシーンが印象的なこと、そこら辺のことは覚えていたけど、詳しいことは忘れていた。
それから虎太郎の言う「百回人を裏切った奴より、百回裏切られてバカを見た人間の方が、僕は好きだな」のセリフは初見の頃からやけに心に残って未だに覚えている。
結構序盤で言ったと思うから、私が配信に合流した時にはその回は終わっていたな。あれって良い言葉だし、内容としても綺麗で好き。私は信じるより騙すのが得意な人間だが、本心ではやはり他者を信じるのに長ける清き人間性が好ましいと思っている。そういや橘さんもよく騙されていた。
レンゲルはマジで良いよな。変身ポーズも一番好きだった。何でレンゲルはパワーアップしないねんって言いながら見てたわ~。
変身ゲートをくぐるヤツがレンゲルのは向こうから迫ってくるのが良かった。オープンしちゃったからには強制なんだな。他のライダーは自分から向かう仕様。
変身ゲートの発生の勢いで敵をぶっ飛ばせる設定も良かった。ちょっとした攻撃にも使えるのがナイスアイデアだ。
レンゲルの変身者の睦月くんが一番ガキだから精神的に色々と不安定なのも見所になっていた。光GENJIの歌じゃないけど、まさに光と影を行ったり来たりの青春だった。他のライダーのように大人だ社会人だではない拙さがあるからこそ、見ているチビ達と一番距離感が近い人物だったかもしれない。
闇落ち要員でもある点で注目できた。キャラの闇落ちの流れが結構好きなんだよな。
睦月の不貞腐れたガキみたいな感じもなんだかんだ愛嬌があって良かった。そんなこと言っちゃう私はかなり寛大。
今となっては何がどうなってそうなったか謎なくらい橘さんがネット的ネタキャラになっているが、本編を見ればしっかり格好良いじゃないか。
橘さんの中の人がキングオージャ―のグローディを演じている事は初見では気づかなかった。かなり雰囲気が違うな。
雛形あきことの結婚後の姿をバラティ番組「アウトデラックス」で見た時には、橘さんの芝居とキャラが違い過ぎてびっくりだった。ギャップだなぁ、本当は天然さんな可愛い系男子なんだな。
そんな都合を知ってから見る橘さんが改めて良い。
ブレイドの後半は戦闘がかなり激しいし、めちゃシリアスだな。こんなテンションだったっけか?終盤のゴキブリの化け物大発生は怖い。
それとシリアスさを崩す気づきかもだが、あの日別になんとも思わなかった広瀬さんが、今見ると結構イカすギャルだなぁ~と光って見える。そんな新たな気づきが得られた。
ブレイドのオチはなんとも切ない。そして考えさせられる。
子供をメインにした番組だが、これは大人でも深くハマっていける。始さんを想っての剣崎の判断にはなんとも言えませんなぁ。
で、そのテレビ版が終わった次の週には劇場版「MISSING ACE」が配信された。今日見たやつ~。
これも一回見たっきりなので結構覚えていない。
これの後にイレギュラーな流れを辿ってネタネタしい人気者になった例の兄さんライダーが出るやつ。ネット民が兄さんを楽しくイジりすぎだろ。
ネットで人気らしい謎の格ゲー「MUGEN」に兄さんが参戦している動画を見たことがあるのだが、あれは笑った。
そんな兄さんに令和になってまた会えて良かった。
兄さんが黒幕だからまぁ悪い悪い。剣崎達の後輩ライダーが出るのが劇場版の見所だが、そのライダー達を闇に紛れてキルしちゃうんのが兄さんだったから怖いって。
後輩くん達が退場する展開がサスペンス調に描かれているから急にコナンくんを思い出した。
闇の仕事人の兄さんの一番怖い時は笑顔の時ってのが不思議。男前なんだけどサイコパス感があって怖い。
まぁそんなこんなとりあえず兄さん映画だったな。
しかし当時はまだ兄さんではなかった兄さんが、ディケイドへの出演で何故あんな事になったのか不思議。これだから歴史は面白い。
天音ちゃんが万引きしてサツに捕まるという見たくなかったシーンが巡ってくるテレビ本編4年後の物語が展開する。4年もあれば色々あるよな。
天音ちゃん、銀幕で悪いことして捕まるとか非行ギャル過ぎる。かつての良い子ちゃんが不良になったことにちょっと心が痛む。
天音ちゃんがいくらグレても根っこでは始さんラブな乙女な点に結構萌えた。始と天音の和む関係性が良かったよな。
一貫して影から天音ちゃんを守るナイトだった始さんの物語も切ない。劇場版のオチでも、始さんの幻を見て天音ちゃんがちょっと大人になる切なほっこりなシーンがあった。始さんに向かって走る天音ちゃんが4年前の幼い姿になる演出にキュンと来てちょっと泣いた。
兄さんの悪どさとグレて更生する天音ちゃんの物語も大きな見所だった。
ライダーでこのようなアフターストーリーを持ってくるのも当時は珍しい仕掛けだったはず。
4年の間に烏丸所長がお亡くなりになって、橘さんが出世しているのも意外だった。烏丸所長は声優の山路和弘だったのか。悪者ボイスのイメージが強いイケオジ。
ラスボスがCGの巨大モンスターなのはすごい。当時なら結構頑張っているやつじゃないかな。規格外サイズだったな。
あのデカイ化け物を沈めるために、始さんが再び封印されちゃうことになるから切ない。結局天音ちゃんは始さんに会えていない。そこもロマンスだよなぁ。
天音ちゃんは面倒な感情なくシンプルに始さん好き好き人間だけど、始には色々と明かせない事情があるから向き合い方に慎重になる。ここの歯痒いところは、テレビ版の初見の時から感じていたことだ。二人の関係性が好きだった。
いや~劇場版も面白かったな。これは名作だ。
実はテレビ版のオチと劇場版でしっかりと設定の繋がりがないのだけど、まぁそういう世界線もあるってことで楽しんでおこう。
次は響鬼の配信も始まったのでそちらも楽しむしかない。平成のこのくらいの仮面ライダーも趣がありすぎて良いものだ。
たくさん楽しんで良い祝日となりました。建国おめでとう!あって良かった素敵な国。
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