こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

楽しくて疲れる 働いて子守りもしての今年のお盆の過ごし方

 お盆終わったな~。でもまだまだ延長戦の感覚。このお盆はやることが多くて忙しかった。その多かった分をまだまだ片付けられていない感じだな。とにかく人生に暇と退屈無し。

 

 お盆は3日連続で田舎に泊まり込んで仕事を頑張った。

 仕事をするなら「頑張りすぎない」を一番に意識して取り掛かる私は、その高い意識通り抜ける所はとことん手を抜き、全体の完成度として「まぁいける」の出来に合わせるのであった。この夏も標準ラインにしっかり乗っかった出来栄えで仕事が片付いたぜ。

 

 都会でも田舎でも仕事ってのは探せばそこらに落ちているものだ。今回仕事は身内からご指名があって8月に入った段階から決まっていた。突発仕事ではなく、事前に諸々の準備と覚悟を決めて臨んだ。でもね、想定の範囲内でもしっかりシンドい、そして疲れる。そういう内容なのでとにかくしっかり疲れたぞ。

 一応は田舎で行う会社仕事である。それにプラスしてのミッションがガキの子守だった。泊まり先も仕事をしながら子育てが大変なのさ。そんで数が多いから困りもの。

 昨今は「問題児が多い」で有名な我が親戚の若い衆。その中でもとにかく面倒なガキの面倒を見るターンが回ってきた。

 昼間には責任ある会社仕事、終わったら泊まり先でガキのお守り。困る困る。

 

 もうね、お金儲けの時間以外は全部アニメを見たり、YouTubeでホロライブのなんかを見たりの有意義動画視聴時間に使いたいのさ。でもそうも行かんわけだ。

 人んちだと諸々を楽しむ環境も制限されるからな。私はスマホを持っていないのでどこでもかしこでも動画を見ることが出来ない。

 しょうがないのでガキの守りだ。皆マジで可愛いんだよ。ホント見た目は天使みたいだけど、徐々にそんなほんわかムードは消え去る。同級生のどれと比べても貯まりにくいとされるこの私のイライラ感度メーターを着実に、それも早期段階でカンストに導くイラつかせの天才達がそこにいる。

 結果、めっちゃムカつきました。ヤバい、マジで簡単にキレることが出来る。

 

 知性無き鳥頭の構造なのか、言われた事が理解出来ない。注意されたことをものの数分後には忘れて同じ悪さばかりしやがる。ヤバいってマジで。

 ここの親もホントよくやってるよ。ガキ共も親にもめっちゃ怒られている。笑えるレベル。

 子供が多いんだなこれが。目が足りんぜ。歩き回るチビはすぐにどっかに行くし、ハイハイを覚えたくらいの赤ちゃんは口に入るサイズのものならとにかく舐めるか咥えるかする。ヤバい物を飲み込んだら当然ヤバいから注意が必須だ。

 

 一番厄介なのは、言葉も覚えて走れる上で頭が一番バカな状態にある2か3歳くらいのヤツだな。イヤイヤ期も来て反抗的で暴れん坊だからこのラインが一番面倒臭い。

 こいつらはムカつくこを言う、やるのプロだ。もしこの私に自制心と武力制限機能が皆無だったら、こんなヤツらなどとっくに灰燼に帰していることだろう。

 軽くケツを叩くくらいのことはするが、後の暴力はセーブしているぜ。なにせ大人だって壊せる力があるのだから、子供にはもっと神経質にならんとな。親譲りのデカい手足が叶える破壊行動向きのこの体が憎いぜ。前世はユンボやダンプカーだったのかな。

 

 赤ちゃんの面倒なんてまだ可愛いくらいに思える。行動範囲が狭いだけでも助かるよな。ていうか赤ちゃんマジで可愛かった。

 女、子供、それと動物に受けるツボは心得ているので、やっぱりモテますなぁ。中にはよそ者をめっちゃ警戒する赤ちゃんもいるが、ここの赤ちゃんは笑顔をたくさん見せてくれて抱っこしても泣かない。私によく懐いてくれる。

 抱っこしたまま寝ているし。この自由気ままさは天使級に可愛い。めっちゃ丸くてもふもふなんだよな。ほっぺと足の肉が最強にプニっていて一生突付いていられるわ。

 

 小学生に上がった子供もいる。ここらになるとだいぶ大人しく出来る。 

 でも夏休みの宿題に絶賛苦戦中で可哀想。予定通りに生きられないのは、成長が未熟な人間としての現れ。何もかもが未成熟な小学生低学年のガキなんて、スマートに宿題を片付けられなくて当然。

 つうわけで宿題消化率が悪すぎて大人に怒られていた。可哀想だけど傍から見ていると笑える。

 

 自由研究、絵画、読書感想文という出来ないヤツにはとことん出来ないのが残っているので、それの面倒を見てとも言われた。嫌っす。

 自由、研究、絵を描く、読書して感想をべらべら言って書く、どれも割と好きで得意。でも同時にどれもこれも面倒だと思う。

 読書感想なんて己の胸のみに閉じ込めておきたいよな。本を読めもしない同級生の前で感想を読む会とか別にいらんくね?と思いながらたくさん読んで書いていたな~。同級生に対する査定が雑過ぎる我が青春のあり方よ。

 

 こういうのを聞いて知って思うのだが、学校ってまだあるんだ。そして夏休みの宿題も昔のままなんだ。

 改めて思う。時代が進む毎に色んな物が無くなっていく中、学校ってまだあるんだ。なんか意外なんだけど。

 私が卒業した学校に親戚の子が入ったなんて聞くと「へぇ~あの学校まだあったんだ~」と随分久しぶりに思い出すことがある。

 夏の宿題も我々の時と一緒やんけ。まだこんなことやってんのか。自由研究とかだりぃよな。

 だいたい小学校に上がったばかりのガキに自由も研究も扱えるわけがないよな。研究が出来るくらいの知識力、集中力、行動力、なによりも趣味の広がりがまだ備わっていないのではなかろうか。まぁ私はちょっと別口の発達があったので、チビの頃からも興味津々の分野があったけど。

 それに自由なんてものを与えても扱いきれんよ。与えられた自由の意味も行使の仕方も覚えぬ内だから、そこはある程度自由を制限して大人の方でテーマを決めたら?とも思ったかも。

 子供も何をすべきか分からずオロオロしていた。オロオロ出来るのも若さの特権だから今の内にやっとけ。私なんてもう随分とやってないぞ。

 そんなこんなあって、感想文も絵も研究も親やその他親戚の大人達が世話をしている状態だった。私も重い腰を上げることになったし。

 でも聞くところによると、まだチビの段階なら親が宿題の世話するのは当たり前らしい。

 

 人がこういうのをやっているのを見ると懐かしい。

 義務教育においてこういうのは毎年付き合うこともなく、実は簡略化出来る裏技がある。

 自由研究は、私の学校なら同級生2人か3人までなら連盟で提出出来た。研究に参加しないが、そこを黙ってもらって名前だけ使えるよう、何かしらの裏取引をすればガリ勉くんと友好関係を築ける。そして楽が出来る。

 絵画は一年目に本気で描く。それを綺麗に取っておけば翌年にも使いまわしが可能だ。 

 読書感想文もわざわざ読まないでも内容を知っている有名なアニメの中身でも書いておけばよい。アニメの「世界名作劇場」作品は狙い目で、だいたいは原作本がアニメになっているやつだから。トム・ソーヤーなんかは、どこの子供や大人が見ても清潔で好ましいとされる名作童話だから、あれで毎年出しておけば良いだろう。うちのお兄ちゃんもそれでやってたし。

 

 それから夏休み用ドリルなんてのが出るが、あれも学校側が意外と横着をしているのか、年度が変わってもジャケットが変更するだけで内部はかなり使い回している。まぁあくまでも私の学校の話ね。

 これは私の上にも同じ学校に行った兄弟、親戚がいるから比較研究して分かったことだ。親は子どものドリルなんかを意外と残しているものだから、上の学年のドリルを写したら今年のドリルのページが全部埋まることもあった。

 このように青春には裏技がいっぱいなのである。正面から全部付き合うことはない。

 

 というのは悪知恵に当たると思うので、親戚のチビスケには毎年毎日真面目に学問にぶつかれとザ・学徒の心得を説いておいた。

 しかし小学校って、通っている時には特に何も思わなかったけど、卒業して外の世界を知るとマジでしょうもなくてつまんねぇ所だったな~という振り返りしか出来ない。二度と通いたくないわ。ただし給食だけは満点のお楽しみ要素だったな。

 学校の外は楽しいことでいっぱいだから、今通っているガキ達はその先の人生に希望を持ちまくって問題ない。

 

 学問に苦戦する子供もいれば、知性が宿っていることが疑わしいくらいおバカな未就学児もいる。そうして親戚のガキの守りをしていれば、なんだかんだ教育って大事なのかもって思えた。学校やその他教育機関には今後も頑張ってもらおう。

 こうしておバカにしか見えんお子様だって、その内には後輩として我々の下につく社会的戦力になるのだものな。その時にめっちゃバカだと困るし。

 

 盆の間、飯はとにかく良いものを食わせてもらった。仕事終わりには鰻も食ったぜ。鰻ってホント生きてるのも料理されたのもマジでご無沙汰が続くようになったな。久しぶりに食ったら美味すぎて人生が楽しくなったわい。やっぱり美味いもんを食っている時が人生の中でも最上位級の幸福と快楽の時だよな。

 クソ暑くても食いたい量は特に変わりなくなんだよな。飯の量をとにかくサービスしてくれる泊まり先で嬉しかった。掃除機みたく物が消えるから飯を出す方も楽しいのだそうな。私の食いっぷりを喜んで見ていた。

 

 いや~疲れた。とにかく暑い。その中で何かやれと言われたらそりゃ疲れる。ガキがうるさいのも精神的に疲れたが、同時に心の癒やしももらう。皆バカだけどちゃんと良い子で可愛いんだよ。ちょっとくらいバカで出来の悪い子が可愛いっていう庇護する側の気持ちもよく分かりますわな。

 数日の活動にしては割の良い稼ぎもゲッツした。この稼ぎでしっかり食って行くかぁ。

 そして我が家に帰還する。

 

 3日も家を留守にしたらもう最初から分かっていたことだけど、HDDの録画データがパンパンだわ。お盆明けにもそれの消化で忙しい。

 お盆だから色んなアニメとかがお休みになるのかと思いきや、そんなにでもない。先に五輪の弊害による休止があったから、盆だからといって休んでいるわけにはいかないのか。

 見ていないアニメが溜まりすぎて留守の3日分を取り返すのが大変すぎる。あとYouTubeでも見たいのが溜まっているし。

 こうなったらしばらくは過ぎ去りし時に対する叛逆の物語を歩むことになるなぁ。疲れるけど楽しいことになりそうだぜ。この忙しさを前にすれば、ぶっちゃけこんな日記ブログなんて書いている場合じゃない。それでも書きたい想いを抑え込めない私がいる。

 

 なんか大変だけど楽しいお盆で終わってみれば一瞬だった。

 盆も過ぎたんだから、さすがにここからはちょっとくらい涼しくなってくれ。もう暑さによる不快を感じる日々とおさらばしたいっす。

 

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