本当に日々色んなアニメを見ている。そういうのを見ている私を、更に後ろから見る家族の姿があるじゃないか。
お兄ちゃんから「そんなんばかり見て面白いの?」と聞かれることも割とある。
全てに対して間違いなく面白いと言い返してやりたいところだが、面白いと評価を出すのが絶対に間違いな作品も結構あるから情けない。
だが私はクソアニメハンターなので、クソアニメだからという理由で視聴枠から外すことはしないのです。なので毎クールが見る量が多く、今期もそれは同じである。
そんなクソアニメも結構あった思い出の夏を振り返ろう。
- キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II
- 君に届け 3RD SEASON
- モブから始まる探索英雄譚
- 異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
- しかのこのこのここしたんたん
- 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II
タイトル笑。
絵が下手過ぎて万策尽きました。4話まで放送して死にました。
本当に残念な作品。作品内容についてよりも、この万策尽きた現象があったこと自体が残念。
こうしてまた一つ、大日本アニメ史に残るネタ事件が追加されるのですね。これは向こう何年、もしかすると22世紀に入っても笑われるって。
というわけで、当初の予定より早まりすぎた最後の戦場、あるいは世界が閉じる敵前逃亡についてのもっと詳しい感想、あとはワロタなツッコミはこちらでよろしく!
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君に届け 3RD SEASON
三度届けたいこの胸の想いがある。ぎっしり詰まった青春ラブよ咲き誇れ!
そんな爽やかで清らかな秀逸青春ラブストーリーの感想は別途記載でよろしく!
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モブから始まる探索英雄譚
最初に言っておくと、モブからは何も始まらず、英雄は生まれなかった。そうして終わっていった人生の寄り道コンテンツでした。寄り道もたまには悪くなかろうと悟りながら完走しました。
所詮何も始めることが出来ないのがモブだ。そのモブが英雄譚を拵えようなんてのは、嘘、語弊、届かぬ願いのどれかだ。なるほど、これは完全にこうなれば良いな~というモブの願望から出た妄想話なのか。そんな少々嫌味ったらしい脳内納得が出来た所で全てがモブ臭い物語へGO!
異世界に行った切り現代日本から追放のパターンでなく「GATE」や俺だけレベルアップのクソアニメみたいにあっちとこっちを行き来出来る世界観でモブ物語が進行する。
主人公のモブ男の装備が殺虫剤にダサい全身黒タイツなのは、モブを地で行くダサさで笑う。殺虫スプレーでスライムを倒しているには笑った。序盤の殺虫スプレーの出番が出落ちのハイライトシーンとなり、後は何も続いて行くものがない。
短距離ランナー気質が過ぎる。トラック1周分も走る気がなく、カーブを迎える前の最初のストレートのみでバタンキューでした。
これは見てしまえば1話切りがしやすいし、タイトルにも地雷臭いワードと雰囲気が伺えることから、勘が良い者なら0話切りも出来ちゃう。私はもちろん全話見ました。
バタンキューの要素を言えば作画もヤバい。腹が地面にこすれるくらいのギリギリ低空飛行なクオリティだぞ。もう単純に絵が下手。
絶好調で絵が死んだのは、ダンジョンに入らずに大学に行ってブラブラするだけのシナリオとしてもトップクラスにおもんくない第7話。ラッキーセブンのまじないが聞いて呆れるほどに運気の死んだ第7の景色がそこにあった。作画崩壊好きのクソアニメハンターはこの回だけ見てグッバイで良いっす。
シナリオ、キャラを見てもオールどうでも良い。
ダンジョンにいても外にいても終始どうでも良いつまんないことをしていた。
主人公モブはいてもいなくてもだし、ダンジョンで仲間にする使い魔はなんかデカいのかと思ったらロリチビになってついてくるおじゃま虫だった。あれはロリでチビで強い女子を味方にしたいというモブ人間ならではの腹で考えた設定なのだろう。最初の花澤香菜声のロリだけで十分なところに2人目、3人目も出してきて邪魔い。
途中で会うハイスペックなお嬢様ギャル3人組と関係性を持つのもいらん。そしてポジションでは第1ヒロインのはずの葛城さんがダンジョン冒険では常に仲間外れにされて可哀想。葛城さんを演じた和氣あず未は「シャンフロ」でもこんな感じの仲間外れヒロイン枠だった。
モブ一人に対して好意を寄せるヒロインが思った以上にたくさん出てきたが、それぞれ無駄キャラだった。これを言ったら物語の破滅だけど、そもそもモブみたいな男相手にああいったハイスペがあんなに寄ってくるわけがない。なんなら寄ってくるのが一人だけだって怪しい。
つうわけで、タイトル負けした何も始まらないモブのクソアニメでした。
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
今期一おもんくないクソアニメでした。おめでとう、お前が今期のナンバーワンだ。
今期も問題児が結構いたが、中でもこいつが頭一つ抜けていたかな。そもそもこいつは映像化に向いていない。
なんか「もふなで」っぽいなと思ったら同じ会社が作っていた。制作担当のEMTスクエアード、またやってんなぁ。クソアニメばかり作ってるじゃん。前期放送の「終末トレイン」は楽しかったけど今回のはダメだ。こことMAHO FILMは、クソアニメーカーの2トップだな。クソアニメハンターとしては、この2つの会社の今後に期待です。
こんなにも「何もない」がそこにあるという虚しい30分×12話があるのか。とんでもない夏だったぜ。最終回までちゃんと見たお友達は尊敬されても良いくらいに思う。
完走がかなりキツいレースでした。今となっては、OP曲の頭ナデナデの歌を聞くだけで胃がびっくりしてくるくらい、後から効いてくるキツさがある。精神修行を行って胆力を養いたいという人におすすめできます。
入りからもう間抜けで、神様がうっかり主人公を死なせちゃった~からの転生コースになっている。スマホ太郎もそんな感じだったっけ?バカなアニメにするなら天上の神様までバカ設定にしてもう全部おバカで行くから酷い。
主人公も緩くてバカいから死んでも「まぁいいか、しゃあなしや」的な感じでもうバカいリアクションしかないんだよ。命と人生を軽んじてこそサクサク進める空気コンテンツなのが異世界なろうの基本形だけど、にしてもどんだけテキトー反応やねん。
ここで主人公が「嫌じゃ~!もっと生きたい!やりたいことがあるぅ!」と正直にみっともなく且つ情熱的に生にしがみつくのが本当のところだろうが。なぜそうしない?
というそれをされたらそもそもが破綻する内容を底辺なろうに求めてしまう私は冷静ではないのかもしれない。
メインの要素となる「幼い兄妹が可愛い」の部分を1話目にぶっ込んだらもう全てを回収して切り捨てれる。そもそもキービジュとタイトルだけで0話切りも出来るし。めちゃくちゃ切りやすい仕様をしていた。もうちょっと粘ってお客さんを引き止める策を打ってもいいのに。
鈴木愛奈、花井美春の姉妹キャストで兄妹を演じたという話題性があるのみで、後はマジで何もない時間だった。二人には感謝します。応援しています。
クソアニメハンターだから逃げるわけにいかず最後まで見たが、マジで何だったんだこの時間?ってなった。疑問形で意見を発しておきながら答えは求めていないのだけど。
それと子育てを舐めんな。大変なんだよ。子供を育てるって簡単じゃないんだよ。でもね、いいもんなんだよ子供って。
「虚無」の概念についてたくさん学べる作品だった。なにかがあるのが普通だと思うな。何も無い世界だってある。そういうことっすね。
弛まぬ努力と慎重な選択をもって充実した人生を送ろう。最終的にはその気付きが得られるきっかけとなった。こんなアニメからも何かを見出そうとする私はクソアニメハンターの鑑であり、フロンティアの開拓者なのかもしれない。
こんだけダラダラ語っておきながら視聴スタイルとしては作業用動画の扱いだったんだけどね。全集中のシングルタスクでコレを見るなら時間の使い方が下手過ぎる。
しかのこのこのここしたんたん
今期は鹿の子、推しの子、ロシアの子、色んな子で魅せるクールになりました。しかもどれも近い時間帯にやっていたので、録画の都合だと3連続で見ることになる。
放送前からもOP曲のイントロ部分のPVがバズり散らかしていたことから、今期の思い出深い1作になった鹿の子アニメでした。OP曲はこの夏にたくさん聴いたぜ。
振り返ってみれば、イントロPV公開から1話目放送までが最も盛り上がったアニメというのも珍しい。一番盛り上がったのがその時期だったからね。
本作の原作者は、ホロライブの握力ゴリラ担当でお馴染みの天音かなたちゃんの創造主であるおしおマッマである。かなたちゃんのママがこんな仕事をしていたのかと驚くばかり。娘のかなたちゃんにもお世話になってます。
タイトルからどんな内容のアニメなのか全然読めないものだったが、見たところでもまだ読めないから作風にびっくりだ。まるでボーボボのように前後の脈絡なくカオスな内容が展開するアホいギャグアニメだった。一貫してカオスにアホで行くテンションは嫌いじゃない。
普段から優等生をやっている反動なのか、時にこういうめっちゃアホなノリが心地よくなってくる。
本当にいつ始めていつ止めても問題ない敢えて本筋をフリーにした緩いアニメだった。こういうのも癒やしになりつつ楽しめて良しです。
訳わからんアニメだけど、とりあえず出てくる女子が可愛いので毎話目の保養になりました。
冒頭シーンでのこたんの角が電柱に引っかかっている間抜けなシーンは可愛い。角が邪魔して教室入口を上手いことスルー出来ないネタでも一笑いでした。
のこたんを演じた潘めぐみは、同クール放送の推しの子にもメインどころで出て大変なクールでしたね。
そういえばカオスな作品のノリとして、かつて潘めぐみが出演した「4人はそれぞれウソをつく」と似ている感じだったかも。
こしたんの処女イジりシーンも印象的。誰もが簡単に汚れられる時代にあってそこの純潔を保っているなら、それは誇って良いことだと想います。だからこしたんをイジるのは止めてあげて。
元気にツッコミを入れるこしたんの存在感も印象的。演じた藤田咲は、これのずっと前に出演した「ゆるゆり」でも似たポジの役をやっていたので、その時の芝居経験がこちらに活きている。
「しかしか」言ってるBGM、CGと実写のそれぞれで登場するリアル鹿の演出もカオスだった。
随分前にやった「ノラとと」のアニメで実写のヤギが出てきてちょっと話題になったことがあった。鹿の実写が出てくるこっちのアニメを見て実写ヤギのアニメも思い出したぜ。
最終回では鹿ベースのご当地キャラとコラボってバトルもするカオス極まる流れになった。
鹿キャラの大先輩のせんとくんとのこたんがプロレスを始めるのには笑った。せんとくんのキャラデザはウケる。最終的にはせんとくんアニメでした。ぬんっ♪
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
「からかい上手の高木さん」みたいな一対一でずっとラブラブイチャイチャする系かと思ったらちょっと違う。
アーリャさんは抜群に可愛い。これがロシア女の本気かぁ。悪くないぜ。
ロシア大好き声優のすみぺがアーリャさん役を担当しているのも一つの見どころ。すみぺはよく頑張った。
普段ツンツンしているけど、デレて甘い事を言う時だけは、周囲に理解出来ないと思ってロシア語で言ってくる。それを実は主人公くんは理解出来ている。そんな甘いイチャイチャ感を楽しむ。本来ならそれだけで良かった。
中盤から段々と余計な味付けをしてきて、迷宮を目指す迷走の方向性を取っていくことに。そこが残念。
まぁ絵が綺麗で女子が可愛い、ヒロインがロシア語でデレる、これらの要素で出落ちだったわけだ。
その回避のために何か手を打とうというのは分かるが、生徒会の話を扱ったのは別にいらんと思った。
でも生徒会ってああいう感じで選挙もああして行うのか~という気づきはあったかも。生徒会には入ったことがないし、外から見た記憶もないんだけど。うちの学校には無かったのかもな。覚えていないくらいにリアタイで触れていない。
メガネの会長がファミレスでなかなかの額を奢ってくれたのはすごいと思った。金持ってんだな。それと最近のファミレスは結構お値段がするのね。まぁ最近も昔も合わせてファミレスなんてほぼ行ったことがないから、どちらにせよ相場なんてまるで分かってないんだけど。←ちょっとは知ってるみたいに言いたかった。
主人公くんのキャラも弱く、要素としていらんものもあったかも。文句ばかりでスマンが、こいつが段々と異世界でもないのに異世界チート男風に見えてくる。生徒会の揉め事を片付ける俺つえ~マンに成り下がって行き「あっ、友達になりたくないかも~」という感想が出てきてしまった。
高校生なのに中学の頃を「色々あったなぁ~」のノリで大昔の事みたく思い出し、今はずっとすごい大人になりましたみたいな達観した感じで来るのがキツいかも。主人公くんが鼻につく程嫌味ということはないのだが、好感と共感に欠ける。中二感が結構キツいっす。ホント、尻上がりにキツかった。最初はデートシーンやセクシーシーンの日常の感じが楽しかったのに。
アーリャさんを踏み台にしてコイツの優秀さを魅せるみたいな流れがなんか可哀想。モブ童貞がしゃしゃんなのツッコミが来ても援護は出来ないかも。
とまぁアニメを見た私も日本語でボソっと文句をつぶやいちゃうのだった。
主人公男子を演じた天﨑滉平は、今期作品で3作も主演を務めている。彼の活躍も注目だな。他では「義妹生活」「杖と剣のウィストリア」でそれぞれ主演を務めた。
めっちゃ童貞みたいな声だなと思った。同じく同期作品で3作主演を持つ梅田修一朗の時にも同じことを思ったけど、本当にそうなのだから仕方ない。これは文句でなく、そっちのリアルさがあって良いという褒めコメントです。
あと妹ヒロインのキャラ性はかなり強烈だった。外では他人のふりをして家では距離感の近い妹とは、これもまたアーリャさんのロシア語デレと同じく1つのプレイだな。
この妹ちゃんも可愛いのだが、後半に行くほど中二っぽいネタったキャラの一面が悪く目立って来て結果面倒臭い。
それとヒロインズが皆同じ顔に見える。
ED曲で古い曲のカバーを歌う最近たまにある仕掛けを見せてきた。同期のネタアニメ「V伝」も同じ仕掛けだったな。
人気が出そうな感じではないと思っていたところで2期が決まったと知りました。そうか、再びロシア語デレを見せてくれるのか。まぁ付き合うよ。やるんなら堂々と来い!
最近益々言動が偉そうだと一部から指摘されることがあります。でもそれを受けて生き方を改めようとは微塵も想いません。
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