以前からもやっていて、最近はちょっと力強めに取り組むようになった活動が、レトロゲームの管理について。こういうものはしっかり管理しないと状態劣化がどんどん進むからな。
今やっていて楽しいことは、お店で陳列する時みたいにゲームをビニル袋に詰めること。
普通のCDケースサイズ、DVDのトールケースサイズ、それぞれにフィットする透明ビニル袋を買ってきて詰めている。裸で置いておくと埃を被るし、紙部分も汚れたりカビたりする。それのカバーとして袋に包むのが良い。
で、このゲームを入れる袋なんだが、思ったよりも安くなかったりするのだ。各ゲームショップでもこういう業務用の袋を買って来ていることだろうだから、そういう点で経費が嵩むんだな。そういうことも思えました。
この作業なんだけど意外にも楽しいっす。このちまちました作業感が向く人には向く地味な楽しさを生んでいるのだ。ザ・地味な軽作業だが思ったよりムカつかない。
何だろうがサイズがフィットしたビニル袋に入れることで見栄えが良くなるものだな。こうして袋に入れると何だか立派に見えて来て、眺める際の満足度も増すのだ。例えクソゲーであってもこうして綺麗に保管してやろう。
こうしてプレステ2やPSPとかのレトロゲーを透明の袋に入れるだけでそこそこの小遣いが得られる仕事ってないのかな~とか呟いてみると「そんなのあるわけねぇだろ」とうちのお兄ちゃんにツッコまれました。小遣い稼ぎを甘く見てはいけない。
こうしてゲームを詰めて管理する袋について今日はちょっと思うことがあります。
多くのお店では袋に入ったまま商品を陳列している。それは金を払えばレジでそのまま渡してもらえることが多い。袋ごと持ち帰ってそいつはそのまま保管用袋に使えば良い。なんかお得な感じ。
そんな中、私が普段出入りする店の中で1店舗だけ袋を開封して裸で渡してくる店がある。そこのお店がそんな面倒をするには理由がある。
私は主に古くて価格も控えめなゲームを買っている。はっきり言って価格的にザコなそいつらの箱の中にもその店は必ず防犯の紙を入れている。100円のクソゲーにも入っているからいちいち袋を全部破って防犯解除を行っている。
そんな安いゲームでも入ってんだなぁ~と独り言が出ちまった際には「ちょっとでも万引きされたらおまんまの食い上げになりかねないっすからね!」みたいな元気な回答が返ってきた。大きなお兄さんの店員の口から元気に飛び出た言葉だった。
確かにおまんまの食い上げとなれば明日が迎えられないことになるからな。哺乳類は食って寝ての次にレトロゲームだから。まさに趣味は二の次、一番は食うための金の確保。理にかなっている。がしかし、いちいち面倒臭いのはやはり動かぬ感想。
まぁ袋を破って防犯装置解除の手続きをするくらいの待ち時間なんてのは別に良いんだよ。でもその手続きが面倒なせいでお客が並んで待っていることも割とある。
こないだなんて待っている後ろの客に待たせて申し訳ないと店員が声をかければ、待っていたデカいお兄さんの客が「全然いいっすよ!」と元気に答えていた。DSの古いゲームを1つだけ手にして並んだお兄さんだった。この風景を見て、ここはいい店、いいオタクが集まる場だとちょっと感動した。
ただ私が気になるのは、せっかく綺麗に袋詰めしたのにビリビリに破り捨てちゃうこ。勿体ない。その袋も本当は欲しいのになぁ。あの袋だって金がかかったものなのに。さすがにそれはお店の方針だからってことで文句は言えないけどさ。
そんな感じだから、多くの店では袋に入った状態で商品を渡されるのに、ここで買ったものは全て裸で持って帰ることになる。だから裸のソフトがちょこちょこ溜まるのだ。それを入れるためによそで収納用のビニル袋を買ってくるわけだ。
あとはハードオフのジャンクコーナーのゲームもだいたい全部裸にシール直貼りだからな。あそこのシールが微妙にしぶといんだよな。まぁ貼ってから放置した期間にもよるのだろうけど。剥がれにくいのはかなり面倒なので、それも綺麗に剥がしたら袋詰めにしている。
私がゲーム収集家である前に綺麗好きの整頓好きだから、こうしてしっかり袋詰めするのもちょっとの趣味になった。ビニル袋が減った分、大切にゲームをパックしたってことだから、無くなると困るけど袋が減る分には達成感もあったりして。
こうしてちょっとしたことでも楽しめるなら人生が楽しいで満たされ、暇が入り混む隙が死ぬ。これも人生を楽しむ教訓としよう。
今日も私は楽しくゲームを袋詰めする。まぁそうして袋に入れたが最後で、後は遊ばず積みゲータワーを作る罪になって行くパターンもかなりあるんだけど。ちょっとはそのタワーも崩していかないとなぁ。もう買っただけで満足状態だからね。これもコレクターの辛いところだなぁ。
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