「未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ」は、2001年3月9日に発売されたオリジナル特撮ビデオ作品。
おぉ~テレビ放送は無しのレンタルビデオ屋でしか見たことがないVSシリーズのヤツだ。VSシリーズはだいたい見たことが無かったので、この度YouTubeで無料公開されているのを見れて嬉しかった。年末年始もしっかりYouTubeくんのお世話になっています。
当時だとビデオを買ってくるしかなかったものが、今だとこうして配信で楽々見れちゃうのだから良い時代になったものだ。タイムレンジャーはこういう未来をあの時既に知っていたのだろう。
ゴーゴーファイブもタイムレンジャーもちょこちょこ見たことがあるくらいでほとんど分かっていないんだよな。
タイムレンジャーのユウリは格好良いお姉さんだったことはちょっと覚えている。うちのお兄ちゃんがドモンは面白かったし、アヤセはイケメンだったと思い出して語っていた。
ロボバードのタックは可愛いから覚えていたぞ。またタックに会えて嬉しい。
内容はゴーゴーファイブ、タイムレンジャーの2大ヒーロー集合のSPなものとなっている。ついでに敵達の都合を見ても作品の垣根を越えて共闘している。厄介です。
ゴーゴーファイブのおやっさんは疾走状態で、変身アイテムも今は無い状態からスタート。最初はタイムレンジャーしか戦えないのである。
そこで出てきたのは、これまで500人を殴り倒して来たという殺人ボクサーのボリバル。戦績からして害悪過ぎる。声は矢尾一樹。先日はワンピースのフランキー役の卒業式がありました。お疲れ様でした。
この害悪ボクサーに加担するのは呪士ピエール。声は松野太紀が担当。彼はシュリケンジャーよりもずっと前から戦隊に出ていのか。亡くなってしまった彼の仕事はこうして令和時代にまで残っています。ありがとう。
今回のオリキャラ怪人が結構強くて、初戦でタイムレンジャーがぶっ飛ばされてしまう。それをゴーゴーファイブのレッド兄貴が「気合が足りねぇ」と一喝。彼はアニマル浜口ばりに気合だ気合だと言って気合で押し勝つガッツマンだった。タイムレンジャーが先輩戦隊に結構文句を言われていて評価が手厳しい。
理論としてはちょっと足りないにしても、私個人としては気合至上主義がそんなに嫌いではない。というわけであのあんちゃんとは気が合いそうだ。精神論オンリーでなんとかなる仕事ではないが、それでも確かに気合が大事なる現場だよな。
かつて倒した怪人とよく似た親族、知人らも集結し、敵勢力が厄介なことになってくる。過去怪人の兄弟、又従兄弟などが出てくる中、最後の1体だけはただの隣人の関係で他人の空似でしかない。そこは笑った。最後に思い切りギャグを入れてくるのかよ。
戦いの舞台は現代のみならず江戸時代、原始時代、西部劇の時代にと時代幅広く展開する。メンバーがそれぞれの時代に飛ぶことになり、それぞれ異なる時代感の中でドンパチが繰り広げられる。SFチックなバトルとなって楽しい。
タイムレッド、ゴーレッドがちょっと揉めたりしながら互いを高め合う友情シーンが熱い。意外と喧嘩しちゃう感じなんだと思って見ていた。
タイムファイヤーも登場でしっかり仕事をしている。今回の彼の功績は結構デカいのではなかろうか。仮面ライダーギーツのネオンちゃんのパパさんの人がタイムファイヤーなんだよな。そう思えば東映特撮の歴史も長い。
ロボ戦が楽しい。ロボが次々出てくる流れには興奮した。二大戦隊のロボ同士で合体技もあって熱い。ロボ系のデザインが格好良いな。
タイムレンジャーのロボを現代に送る時にプロバイダスの腕で殴って発進させるアレはよく覚えていた。送り込み方が良いよね。あの逞しい腕のデザインはナイス。
2大戦隊が時を越えて手を取り合い悪の破滅を行った。それを見て人の命が絆となって繋がり、結果として地球の未来を作っているのだなと学べました。
ゴーゴーファイブが戦闘時に言う「人の命は地球の未来」は良いフレーズだなぁ。これは心に染みます。人の命、地球の未来、それぞれ大事っす。改めて認識することとなった。
この作品が発表された当時からすれば、今はなんだかおかしな未来になっていることだろう。今は色々大変な一面もあれば、楽しいと思える一面もある。未来をテーマに語られたものとなれば、当時から見た未来である今についてもちょっと考えてしまった。
で、そんなことを思う私の命だってこの星の未来を繋ぐ一つの光なんだな。そう思うと元気に22世紀まで生きねばと思えました。よりその言葉の重みが分かるものでした。そう悟ったところで感想を終えよう。
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