こしのり漫遊記

楽しいことが大好き。それをするため一生懸命生きるだけ。

2025年のアニメ感想(4月~6月)その7

 これは以前にも思ったことでここに書いたことがあるものである。でも先日になってまた同じ事を思ったのでまた書き記しておこう。

 はてなブログから1年前に書いた記事を振り返ってみないか?という誘いと共に、だいたい1年前に書いた記事のリンクが送られてくることがある。日々書くばかりで振り返ってそれを読むことはあまりしない。じゃあたまには読もうと思って1年前の世界に飛ぶと、1年前にもやっていたこのクール毎アニメ感想のヤツに辿り着いた。

 で、読むと内容どうこうはどうでも良くて、そこに名を上げているアニメが気になる。1年経過して思うことは、これ何?こんなの見たっけ?というもの。

 1年の間にもう忘れかけているものがまぁ結構ある。そのくらい数を見すぎているし、その条件をフリーにしたところで印象深い作品に仕上げていないのも悪い。

 せっかく作って放送したのに、後に誰の記憶にも残らない。そんな虚しく切なく悲しい作品も多々あるのだろうな。今の段階で思い出せていないヤツがそれに当たるわけだ。

 後に残る。または人に向けて残す。それが叶う活動っていうのは、決して簡単ではないのだろうな。私だって物に限らず人の名前や顔、言った言葉など色々と記憶に残っていないものがある。

 記憶って儚いよね。ゆえに良さもあるってものだ。

 というわけで、残るも残すもあまりこだわらない今日の思いを勝手気ままに書いていこう。今日も元気にアニメ振り返りだ!

 

 

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~

TVアニメ「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~」Blu-ray Box

 タイトルがどうでも良い事後報告なのに笑。

 2期をやると発表してから結構な時間が経過したものだ。1期もすっかり前の作品だよな。

 しかしよく2期があったな。そんなに盛り上がったものでもないし、1期の段階でやることは終わっていたと思うんだけど。まぁやる分には好きにして、こっちも好きに見るから。その勢いでユルリと見ていく。

 

 まぁだとは思ったけど、2期でも特にやることがない。なんかのんびりダラダラ異世界ライフで緩急がなさすぎる。元々そういうものであり、その目的で作っていると言われればそれまでなので、それ以上何かを求めてツッコんではせずにおこう。

 毒にも薬にもならないもので、全話見たのに印象が薄い。ちなみにこちらで主演の悠木碧は、同クール他枠だと毒を扱う薬師の役でお仕事中。何のアニメかはフル表記せずともお分かりだよね。あっちこっちを見れば、毒があったりなかったり色々な風景が確認出来るのがこの業界です。

 

 毎話視聴の度に、先週は何をしたっけ?となるくらい記憶的に薄味なものとなった。

 ていうかスライムを倒して300年経過しました~という1期冒頭の報告部分でもうやることをやり尽くしている状態だったんだよな。思い切ってその300年の生活をまた見ていく新シリーズというのも手だったのかもしれない。いや、やっぱ無いか。

 とかなんとか言いはしたが、作品キャッチコピーには「いつまでも変わらない日常が、私の宝物。」とあるので、テーマの貫徹は出来ている。たしかにいつまでも変化なきテンポ感だった。レースでも作品作りでもペースメイクは大事です。

 元々そういうものだからってことで過度な期待をして見るのが間違っている。作品テーマに偽りなく、いつまでも変わらない日常なんだなと思って見れた。じゃあ当初の目的としては成功した作品ですね。初志貫徹の精神の清さをここに見ることが出来ました。それは見習いたいものだと思ったところで、そういや既に出来ているとも思ったのは思考の無駄時間。

 

 改めての紹介があったけど、そういえばこれも社畜女子の末路として異世界に突っ込むもう見飽きた導入だったんだよな。1期冒頭でアズサちゃんが逝ってから今日までの間に、一体何人の社畜転生者がなろうアニメ界に追加されたことだろうか。

 こんなネタアニメが生まれる背景にも日本経済の落ち込みが関係しているのだろう。思わず転生したくなるくらいダメな社会だったり、ダメな人間が育つ現実世界もある。なろう系誕生の背景にもちょっとばかしの社会や経済の学びがありますね。とまぁものすごく荒く考察すれば、社会がダメだからダメなアニメが生まれる。これも全くの間違いでもない一つの答えのはず。

 

 2期で目立つのが作画の不安定さ。安定して進める人生設計は難しくはあるが、作画までそうなるかね。

 基本的に可愛いギャルが登場するものだが、たまに絵がナヨった感じになって下手に見える。

 

 これってアズサが可愛い魔女だから普通に見えているけど、もしもそのポジがおっさんだったら一気に品の落ちた作品になるよな。

 そんなことを思えば、かつて見た底辺ハーレムの事も思い出して不快だったり、それはそれで笑えたりした。主人公が女子ってだけで諸々許されるなろう系ロジックってのがあるような気がする。

 

 キャラが似ていてどれがどれ?となることがある。アズサとハルカラはほぼ一緒の見た目じゃないかな。二人並ぶと同じに見える。それとは別にしっかり双子のヒロインもいてややこしい。

 確か1期からも新展開を迎える舞台装置くらいに新キャラを出すような感じになっていたと思う。だから登場して以降は別にレギュラー化の必要性もないというか、機能性として役立つ面もないような。それぞれがしっかり目立つことでキャラ立っているということもないような。

 

 なんか全体的にもっさりしたもので面白いことはないが、可愛く元気に平和な分には良しでした。こういうのはもっとうんと心が疲れた状態で見た方が心に染みる良さになるのだと思う。

 

ムーンライズ

MOONRISE ムーンライズ TV全18話 ブルーレイ [並行輸入品]

 今期のネトフリ枠。1クールものよりちょっと長めの全18話を一挙お届け。

 作画クオリティが大変高く、キャラデザ良し、メカ周りのデザインとアイデアも良し。初っ端から引き込まれるシナリオ展開も良かった。総じて楽しいものだった。

 地上波でやっているザコと比べれば断然楽しめるものだったが、所々でちょっと難しくて分からない箇所もあり。落ちもちょっと急に来たなって感じ。半端な18話でなく24話で行けばもっと良かったのかも。ていうか当初はその話数で行く予定だったけど諸々の都合があって端折ったのかな?とりあえず今期作品の中では楽しめた部類で退屈なく一気に見れました。

 

 すごい壮大なSFが絡んだスペースオペラ。やっていることがスターウォーズ規模なんだけど。

 世界はすんごいAIが管理していて、人類の行く末についても大いに絡んで来る。

 月と地球で戦争が始まって洒落にならん規模での大騒動が開始。1話目からそんなショッキング展開となっている。

 月と地球の人間が戦争をしていい感じに数が減ることで宇宙全体のバランスが取れるじゃないか。みたいなことをAIが計算して世界を動かしているっぽい。やっぱりAIが怖いし悪い。黒幕はAI。 

 

 謎の用語、設定の解明がちょっとムズいが、まぁ楽しく見せて行く。

 途中で仲間のエリックが戦死してしまうが、あれについては多分彼はそうなるんだろうなとなんとなく予想出来ていた。なんでだろうか。

 ジャックとフィルが家族同然に育った幼馴染の友人同士であり、それが地球サイド、月サイドに分かれて戦場で対峙する運命の物語には「ガンダムSEED」的なものを感じた。キラとアスランのことね。

 この二人の関係は重要となるから、そこを起点に展開が動くのは分かる。でも途中でジャックがマリーと一緒にフィルの方に行って地球のチームを抜けるはどうなんだろか。

 まぁそれも色々事情があってのこと。それは分かるが、ちょっと勝手ではないかな。ジャックの言動がふらついた感じに見えて来る中盤展開が気になる。

 良いヤツではあるんだけど、どこか言動に間抜けさが見えるのがジャックという男の特徴。演じた小林千晃はこんな感じで隙のある間抜けな男子を結構やりがちなような。これはキャラに対してのツッコミであって役者の悪口ではありません。むしろ彼のことは応援しています。

 ジャックはそんなに格好良くなく、相棒のゲオルグの方がイケメンだった。リースちゃんはジャックは止めといてゲオルグにした方が良くない?

 チームを抜けて久しぶりに地球の皆と再会したジャックが「よぅ、久しぶり」みたいな間抜けな挨拶をしてくるのもダメだろ。ゲオルグが怒って殴るのも分かります。

 

 バトルアクションは最高にご機嫌なもので、この作品独自のセンスが光っている。戦闘シーンがすごい格好良い。これは特撮オタク的にも湧くやつ。

 マントの兵器を使用すれば重力に干渉出来て、短い距離で移動速度が高速化される。009で例えると、すごい短い範囲で加速装置を使って戦闘を有利に持って行くみたいな感じかな。緩急をつけたベストなスピード感で魅せるダイナミックなバトルシーンには一見の価値がある。

 同じくダイナミックなバトルシーンが冴える「進撃の巨人」の立体機動装置を用いた戦闘とはまた違った意外性と魅力があって良し。

 

 キャラクター絵は「鋼の錬金術師」と同じ人が担当している。この人の描く女性キャラは清潔感と可愛さがあって良い。

 リース、マリー、イナンナ、サラマンドラら魅力的な女子キャラが色々。

 ヒロインの話題といえば、リースとマリーでヒロイン戦争になっているのも見所。幼馴染ヒロイン枠として主人公のジャックと長らく仲良くやって来たリースが良い。良いんだけど、中盤からポッと出の美少女のマリーがチームに加わることで闇の感じが出るようになってくる。ここら辺から恋愛模様的に荒れて、リースの精神がダークサイドに向かい始めたような。

 リース推しからするとマリーはヘイト稼ぎ要員だろうな。マリーも可愛くて好きだけど、私としてはリースを正妻ヒロインにしたいところ。というわけでリース派です。リースが断髪後にはすごいクールになって戦闘でも強くなっているのはちょっと傷つく要素ではあったけど、あれはあれで良かった。

 途中で合流したマリーは、ちょこっと出て来るだけの女子かと思ったら重要ポジであり、以降は最後まで出てくる。それだけでも意外なのに、もっとそうだと言えるのは声を担当したのがアイナ・ジ・エンドだったこと。彼女はED曲と共に重要なヒロイン役も担当している。こういうのはちょっとの友情出演のみで終わりそうなものだが、まさかまさかの破格の待遇でガッツリ長めに演じていた。アイナ・ジ・エンドがすごく頑張った現場となった。

 プロ声優が並ぶ中だと、そりゃ浮いた演技としてすぐに目立つ声ではあった。声優と歌手だと同じ声の仕事でも発声の仕方が違うのね。こういうのは荒れる案件になりがちだが、アイナ・ジ・エンドは健闘していたので下げコメントは無しで行きます。

 

 そんなこんな月と地球の惑星戦争からヒロイン交代によるヒロイン戦争まで広く楽しめる挑戦的な見世物として愛せました。

 

魔神創造伝ワタル

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 ワタルスピリッツを見せた2クールの戦いが堂々完結。令和の時代にまた面白格好良い物語を見せてくれてありがとう。2クールあった分も今振り返って見れば秒でバンされたかのごとく一瞬に感じた。

 そういえば作中の決めセリフ「秒でバン」関連の最近の話題といえば、ホロライブの宝鐘マリン船長が配信を始めて即刻バンされたことがあったな。配信がスタートして挨拶が終わったらもうバンされたとのこと。なんともアホ~イな話題でした。

 

 そんな秒でバンの物語の後半では、敵のボスと姿がそっくりの御富良院の謎に迫り、世界の謎も根っこから掘り起こす流れになった。前半の謎を解明する後半パートとなった。この世界の神様とかも出てきてなんか壮大なことになっていた。

 相変わらずマロは可愛い。ショウとマイガーは向こうサイドの戦士と分かったけど、カケルのことは好きってことで光と闇を行ったり来たりの戦士だった。結果ショウもマイガーも良いヤツで良かった。

 

 後半ではこれまで倒した変な敵共の大集合回も来た。これまで倒した怪人が再生怪人部隊として攻めてくるという昔の特撮で結構ありがちな展開を思い出した。

 改めて振り返ってみてもおかしな連中ばかりと戦ってきたのだなと思う。私が推している増行 暴露宇(ふぇいくばくろう)もまた出てきた。名前がネタっていてバカ。

 

 あっちもこっちも魔神が格好良い。バトルシーンも格好良く描いていて良かった。

 最終戦異世界から帰って来た先の日本で展開。最終戦はこっちでやるダンバインスタイルだった。今期だとガンダムジークアクスの最終回でも、ガンダムがハイパー化するというダンバイン要素が見られた。奇しくもダンバインな春クールとなった。そのダンバインの頃からもアニメに出ていた速水奨がラスボスのエンジョーダを演じていた。

 ネットで日々起きている「炎上」がモチーフの敵キャラとなっている。そんな彼が語る人間と炎上の関係性、そこに見る人間の愚かさの真実には結構納得出来ちゃったかも。

 そもそも暇だから何か盛り上がれる事件を求める野次馬根性がある、己の一方的な正義をかざして誰かを攻撃することでストレスを発散したいなど、人が炎上案件を求めて向かっていく理屈についてエンジョーダが語っていた。その内容には真実性もあれば、世相を反映した考察意見含まれている。

 今回のネットを舞台にしたワタルでは、そんな感じの社会派なメッセージも発していた。各員炎上には気をつけろだし、人の炎上を見て余計に油を注ぐこともすんなってことだな。

 あと最近の炎上ネタなら、しょこたんがSwitch2を転売ヤーから買ったかどうかのヤツがホットなところだが、あれは騒ぎ過ぎだと思う。よそのお姉さんがゲームをどこから買ったか買わんかであんなに熱を上げて意見が飛び交うだなんて、なんかすごい世の中になったな。

 そんなこんな炎上は決して軽視出来ない現代ならではの危険や恐怖の対象なんだわ。今回のワタルアニメで改めてそれに気づくことが出来ました。これもまた古くから続くワタルというコンテンツが現代的に進む新しいステップとして良き結果になったと思います。

 それでは創造性乏しき現代人に幸あれ!

 

ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる

ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる Blu-ray BOX 下巻 [Blu-ray]

 なんだこれ。天音かなた属性が欲しい異世界ギャルの話だったのか。

 登場する皆さんが動物の加護を持っているという動物好き要素を出した点はちょっと面白い。でも動物と異世界もの要素で行くとなれば、去年放送したクソアニメの「もふなで」を思い出して背筋がちょっと寒い。

 主役ヒロインはゴリラの加護持ちで、その恩恵として物理的にめっちゃ強い。ガッツリとパワー系なので、人がロープで縛られていたら解くよりも先に腕力でちぎるという荒技で行ける。とても実用的。ゴリラは丈夫で腕力が逞しい、あとイケメン。それが分かる作品でした。

 ゴリラを悪く言うつもりは全然ないが(むしろ好きだし)、花も恥らう乙女がゴリラ要素持ちとなれば、本人さん的にありがたいことではないのかもしれない。人にゴリラ要素がつけばプラスイメージになりにくい。それでプラスイメージへと昇華させたのはスラダンのゴリこと赤木剛憲くらいしか思いつかん。 

 ちょっと前に「進化の実」という進化に乏しい異世界ネタアニメをやっていたが、あっちではマジモンのゴリラが人の姿になってメインヒロイン枠を持っていくという変わり種展開を見せていた。異世界とゴリラといえばあの作品のことも思い出す。今回はゴリラ要素はあれども見た目のゴリラ感は薄めのヒロインでとりあえず安心。

 

 主人公女子は豪快なゴリラパワーを有するゆえ、複数いるイケメン騎士キャラに守ってもらう必要が薄い。でもそこそこの数が彼女を気にかけます。

 豪快ゴリラパワーを持つにしてはウジウジナヨナヨ系女子で冴えない。正直なんで男子達がこの子にそんなに突っ込んでいくのか謎。ゴリラ特有のフェロモンが出ているのかもしれない。

 か弱い女子として大人しく青春を送るはずが、戦闘能力が高いことでマッチョな騎士団に入団して面倒なことになるという厄介展開は興味深い。女子だからってお家で料理や裁縫ばかりじゃ終われない。男子に混ざってもっとガンガンやれの勢いで良し。

 

 序盤はゴリラ女子のウジウジが結構目立つ。それを鬱陶しがる思いがあってか、イジメっ子気質のお嬢様達から結構な嫌がらせ行為を受けることもしばしば。序盤はお嬢様社会特有の陰険さが見えるヘイト溜め展開もあり。

 当初はこっちに対して当たりが強かったカリッサが中盤から段々良いヤツになって来るのは印象的。よくある魅せ方で、登場時はクソキャラだけど後で良い子ちゃんになって株を上げるパターンのヒロインムーブを見せていた。もちろん終始良い子ちゃんでいる者を最も高く評価するべきだが、私はこういうワルから良い方に転向する系が好きなので主人公よりも彼女の方が良かった。

 最終回で実はモグラの加護持ちだと主人公に告白していた。カリッサはモグラ系女子だった。そういやモグラってどこにいるねん?ってくらい見ないよね。田舎出の私も生きているのは見たことがなく、転がっていた死体を1度見たことがあるのみなんだよね。というモグラ関係の思い出が一つ。

 

 キャラ絵は悪くはないが、なんか全体的にのっぺり。

 内容も全体的に主張が弱めで、全話終わった今となれば詳しいエピソードやキャラの名前もそんなに思い出せない。

 ゴリラの加護はネタ要素として悪くない発想だったが、あとが普通というか空気だったかも。そういや他の人物の動物加護も話の中であんまり目立っていなかったかも。思い出したように最終回になって加護を告白し、その能力をちょっと見せしたキャラもいたし。動物加護要素を全体に渡っては活かしきれていなかったのかも。

 最期は王子様キャラと結ばれてめでたしめでたしでした。ではまた次のゴリラアニメ枠でお会いしましょう。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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