「遊星王子」は、1959年5月19日に公開された特撮映画。
お~、これは私がまだチビだった頃、父親に見せてもらったやつ。なんかビデオがあったんだよな。
ちょっと前には「黄金バット」の映画も公開していたYouTubeで次に見れるオールド特撮映画がコイツとなった。日々ここに訪れていたらおすすめに出てきたので「ヤベェ、見てぇ~!」と思うままにポチってはしっかり楽しみました。ありがたい!
つうか最近のYouTubeは優秀すぎて毎日くらいなんか楽しいのをやっているじゃないか。見る方も疲れるよ。まぁ楽しいのだけどね。
しかしなんて古い時代なんだ。ギリ50年代のものじゃないか。これは曾祖父さんの時代のものだな。
当時の古い日本景色が見れることで今となっては歴史資料集的なビデオだな。
古い特撮を見るとよく気づくのが家電や車両が今とかなり違うことね。こちらでも警察が乗ってくるパトカーの車両タイプがまぁ古い。古いパトカーってちょっと可愛くて良いよね。
こちらは先にテレビシリーズがヒットしていて、その流れを受けて作られた劇場版である。でも俳優は一新したもので遊星王子も違う人が演じている。テレビと映画でこうも変えて来るのも新鮮な挑戦なのかも。
で、この機会にウィキで調べて知ったのだけど、2021年にリブート版も制作されていたとか。それは全く知らんかった。令和に入って作られた遊星王子があったのか。よくもまぁこんな古い作品で新作をやろうと思ったな。そっちもいつかは見てみたいが、先に見ないといけないものがありすぎて一体いつになるやら。
本作に登場するヒーローの遊星王子、並びに靴磨きの青年 ワクさんを演じるのが若かりし頃の梅宮辰夫なのが意外も意外。我々の世代だと強面で料理とバラエティをやるおじさんのイメージが強いのだが、まさか変身ヒーローを経験していただなんて。この時なんて細くて男前、あと可愛いじゃないか。私が知っている最近の姿からすれば同一人物だとは思えんぜ。あの梅宮辰夫が人の靴を磨いて稼いでいた時代があったのか~。
あとこの「靴磨き」という職業があることもこの作品を見て始めて知ったんだよな。これを見ていた時、父がこういう職人が駅とか商店街にいたことがあったらしいと説明してくれた。
そういえば現在放送中のアニメ「綺麗にしてもらえますか。」の主人公のクリーニング屋のお姉さんが、靴磨きの技術もマスターしていて客の靴を磨くシーンがあった。あれを見てもそういや靴磨きをするヒーローがいたな~とこっちを思い出していたんだよな。その矢先にYouTubeで見れたから嬉しかったっす。あのアニメも良きものです。
そんなこんなたまには白黒なオールド特撮を見るのも良いし、靴も綺麗にしておこうと思える素敵な作品を見た感想と行こう。
内容
ある日、銀星よりの使者 まぼろし大使率いる軍団が宇宙船で地球に舞い降りた。
彼らの目的は、真城博士が開発したロケット燃料の奪取だった。この目的を邪魔する者があれば全部ぶっ飛ばす勢いで銀星の使者は地球で好き勝手をする。ヤバいです。
警察では歯が立たないこいつらを対峙して地球の平和を守る我らが救いのヒーローが遊星王子だった。
悪い宇宙人を正義の宇宙人が成敗する。そんな世紀の宇宙人合戦をとくと見よ!
それから視聴後には汚れた靴を磨いておけ。
感想
まぁそりゃCGもないこんな時代だもの。今見れば低予算のしょぼい特撮丸出しだが、それもまた良いってものさ。とっても味があります。
あっちもこっちも宇宙船で移動する。それもしょぼいっちゃしょぼいがそこが特撮作品としてはキモな部分だから楽しく見れます。
こんなアナログな時代があった事を思えば、今やっている「仮面ライダーゼッツ」や新生ギャバンみたいに綺麗なCG特撮が見れるのがすげぇ事だな。遊星王子の時代に今日日のCG特撮が見れる時代が来るだなんて考えられないだろうに。
とまぁまずはどっぷりと「時代」を感じて心地よくノスタルジー。
内容は簡単なもので、地球にお目当てのものがあるから降り立つ悪い宇宙人がいて、それを正義の遊星王子がぶっ飛ばす。それだけだ。このシンプルさが愛しくなるという私の趣味。
まずは地上のテレビを乗っ取り、そこから世界に向けて地球上陸についてアナウンスするまぼろし大使の大使っぷりが発揮される。私が人生で初めて知った大使は仮面ライダーの地獄大使、次はマグマ大使だったが、それよりもっと前には宇宙から来た大使キャラがいたのね。
こいつが最初だけを見ると割と紳士的対応だったのかも。これから地球に降りる、もちろん用事があってのことだが、その詳しいところは言わない。ただこっちの邪魔をするなら容赦なくやり返す。とまぁ簡潔にやりたいこと、やって欲しくないことを説明してくれる。
邪魔をしなければ殺しはしないということならちょっと親切ではあるのかもしれない。もっと荒っぽい上に言語を介す文明も持たない宇宙人なら事前アナウンスなく博士の家を襲撃し、ついでに地球人も皆殺しにして帰るかもしれない。最低限話せる連中ではあったわけだな。あと銀星ってどこよ?金星かと思ったら銀だった。
銀星の方々は鼻がデカい&尖っている。鼻にそう見える小道具をセットしていて、まるでカイジのような感じ。カイジのモノマネ芸人も鼻に小道具をセットしているよな。というわけで福本ワールドの住人を思い出しました。
ワクさんが靴磨きだけで生計を立てていて、ガキの面倒まで見ているのは社会人として立派だし人間として出来すぎている。そんな若き青年をおじさん呼びなガキ共にやや違和感。そこはお兄さんだろうが。相手は王子だぞ。
この時代だと今よりも人の寿命が短いのだろうから、20そこそこの歳でもおじさんだったのかな。寿命が短いならおじさんに数えられる年齢も早くなるのかも。そういえば月光仮面もおじさん呼びされていたな。ヒーローにおじさんはなんか変な感じだな。
銀星人の文明は地球よりも進んでいる気がするが、それでも地球の科学を狙って来るんだな。
乗り物を作る力なら宇宙人さんの方が優れているようだが、真城博士の研究は惑星間の移動がめっちゃ速くなるものだから、速さを極める研究では地球人の方が上手だったようだ。というこの手の作品を見るなら気にすることはないであろうあっちとこっちの技術の差についての感想がひとつ。銀星人にすごいと唸らせた真城博士は偉い!
遊星王子、強いな~。まぼろし大使が銃口3つ並びのゴツい銃をぶち込んでも効きはしない。即攻撃を打ち返して撃退している。丈夫な上に強いから安心です。
遊星王子だけではなく警察も頑張っておる。月光仮面でも警察と連携して悪者を撃退する運びが見られたが、ああして超人とローカルな自衛組織で手を取って平和を目指すってなんか良いよな。こちらも現在配信中の「仮面ライダークウガ」でもモロその流れで戦いを描いていて良い。
今だって銀星人が悪さをしにくればきっと警察が戦ってくれるだろうさ。勝てないかもしれないけどね。というわけで警察の頑張りを見るのもこの手の作品では面白みです。
遊星王子の完璧ガードの前に銀星人は目的を果たせず逃げ帰ります。それを遊星王子が追撃するところでお話は終わり。
地球を去って行く前に地上に手紙を落として行く遊星王子。その着地場所が水たまりなのはちょっとな~。超人の彼の技術をもってすれば、そこは回避して乾いた土の上を狙えなかったのか。とちょっとだけツッコミを入れたい。
これで終わったと思ったらなんとこの続きもあるらしい。マジか、それも見たいな。この後も銀星人を追いかけてもう一騒動待っているとのこと。まさかの2部作でしたか。
そっちもいつかは見れるでしょう。味わいのある良き宇宙王子の物語でした。
楽しく見終わった後には少々汚れた靴を綺麗に磨いておきますかな。
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