こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

どうしたんだ手越!

 6.19、衝撃が走った。

 2020年6月19日をもって手越祐也はNEWSを、そしてジャニーズ事務所を辞めた。

 これにはマジでどうしたんだ!の声が上がった。電撃だったわマジで。

 

 ちょっと前に酒関係のことで事務所から注意を受けて活動自粛になったが、私としてはまず戻る、なんだかんだ噂はあっても彼が辞めることはないと思っていた。そこへ来てこれだからな。事がトントン拍子で運び、やらかし→自粛→退所までのストーリー展開に心の準備が追いつかずに混乱する。

 

 他人様の息子の進路変更に過ぎないと言えばそれまでだが、ジャニーズウォッチャーの私はデビューの頃から彼の活動を見て知っている。マウントを取るのではない、ただの事実だ。だからこそこの事実には無関心ではいられない。

 NEWSとしての17年の生活を随分あっさり終えたように思えて残念だ。今回のことはやはり残念だ。

 

 手越と言えば、結構自由に色々やっているけど、上からはそこまで厳しいことを言われないというのがざっくりを極めたイメージだ。今回の厳しい処罰はタッキーが言ったのかな。これまでならこんな感じのことがあってもセーフだった。

 手越が、事務社が、というのを抜きにして「コロナ」が流行した時期の不謹慎な言動だったから、罪をニ倍に膨らませたとも考えられる。ifの話をしても仕方がないが脳裏に思いついたからしておくと、コロナ騒ぎ下でなければ活動自粛や退所になっていなかったのではないかと甘いパラレルワールドを勝手に作ってしまう。彼のやったことは褒められたことではないが、それでもこういうことを思えばやはりコロナが憎い。

 

 今回のことにはさすがに色々思ったので、色々思ったままに色々言いたい。

 

 コロナで新作CDが出ないこと、加えて作品の出来が良かったことで、私は最近になっても今年初めに発売したNEWSのアルバム「STORY」をいわゆる鬼リピしている。

 このアルバムはNEWSアルバム4部作の完結を飾る記念となる最強の一枚に仕上がっていた。そう、注目するはこれだ。これの発売に漕ぎ着けたことがせめてもの救いだが、これのツアーをやっていない。アーティストにとってアルバム製作を行うことは、それを引っさげてツアーを回るまでがワンパッケージの仕事だ。と勝手に(強く)思っている。ツアーをやっていない段階で終わるなら中途半端の不完全燃焼ではないか。

 

 このアルバムを聴いて、NEWSはこれまでの苦労の過去を罪として引きずるのではなく、次への糧として背負っていくのだという決意が見えた。4人の絆を確かなものに固める意志が見えた新曲の「クローバー」、曲の合間に入るメンバーのインタビューの内容から言ってもそうだ。

 

 手越はアルバムの曲と曲の合間のインタビューの中で、正直いうとこれまでグループを、アイドル自体を辞めようと思ったことだってあると語っていた。しかしその選択を選ばずに続けたのは、ファンの熱い思いがあるから、自分の歌やパフォーマンスが救いになる人がいるなら辞めずに頑張る、という涙を誘う熱いアンサーを返していた。

 これの収録はおそらく去年の真ん中か末くらいだろう。そこから半年でこんなにもあっさり心変わりするのか。もちろん彼の人生だから文句を言うことではないが、アルバムの彼の歌と例の言葉を聴くと、辞める気配が全く感じられなかったので、驚きが強すぎる。ついでを言うとインタビューでのシゲの語りでもなんか泣きそうになった。

 

 枯れない四葉のクローバーだったNEWSが、早くも一枚枯れてしまったことには残念で仕方ない。

 

 現在色々あって私が参加出来なかった先日のジャニーズウェブライブでは、早くも3人体制となったNEWSのパフォーマンスが見れたという。手越のソロパートは歌わないという方針でライブを進めたという。これにはちょっと泣けたじゃないか。でも彼はもう二度と帰ってこない。

 

 コロナが開けてからSTORYのツアーはやるのか。「クローバー」なんかは多分歌えないだろうと想う。歌うには色々ときつい楽曲になってしまった。マッスーがいれば大丈夫という世間の意見が強い中、それでもこれだけ数が減るとグループの今後が心配、とうのが正直な私の意見だ。どうしたんだろうか手越……。

 

 アルバムのソロ曲コーナーでは、手越ソロの「プロポーズ」がなかなかの名曲に仕上がっていた。「君と僕の名字が一つになったらいいな」なんてストレートなラブを歌った歌詞が心に響く。表向きはチャラい感じの彼が、まっすぐな愛を歌うことで良いギャップになっていた。このソロ曲に関しては、ファンとの絆を永遠にすることを暗に示しているのではないか、という突っ込んだ見方もしていた。それだけに彼が消えたことが不可解にして残念。

 

 他にも色々振り返って思い出す。

 手越は心に熱いものを持った男だった。

 確か、まだ太一くんが司会をやっていた頃の少クラプレミアムに4人になったばかりのNEWSが来た時、以前の6人体制のことについて手越が喋り、その中で「これからは6<4になるようにする」といった印象深い内容を口にしたことがあった。これを聴いた時には心が震えた。そしてチャンカパーナを買ったのだ。

 長い歴史を持つNEWSだが、今となっては4人体制で可動していた時期が一番長いのか。今になって改めてそんなことを想う。4人になってから絶対にパワーをつけた軍団だったのにここへ来て失速は悔やまれる。

 

 ここから時が流れ、その内にはNEWS4人が少クラプレミアムの司会をするようになる。いつだかV6が来た時には、イノッチが「お前らこれ以上減ったら許さん」と言ったこともあった。で、減ってしまったから今イノッチは何を想うのだろうか。

 

 契約更新の時期でもない6月の半分でいきなりの退所だったことはどういうわけなのだろう。タッキー達会社側の意見、手越本人が何を思っていのか心中がとても気になる。

 

 なんだかんだ言っても、私は手越くんのことも、3人のNEWSも応援します。みんながんばれ。そしてコロナをぶっ飛ばせ!

 

 

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