こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ぷよぷよした可愛いアイツは歌がお好き「LocoRoco(ロコロコ)」

LocoRoco(ロコロコ)」は、2006年に発売されたPSPソフト。

 2017年にはPS4に移植された。レトロゲーマーにはまだまだ未来の世界の未知なるアイテムゆえ、そちらで遊べるようになるのはずっと先の事だろう。というわけで、今回はPSPのオリジナル版をプレイだ。

 

 ここ数年中古ショップをうろついていたらちょこちょこ目にするタイトルで気にはなっていた。何だか可愛らしいジャケだし、タイトルがキャッチーだなとも思った。

 好評につき2まで出ている。ちょっと前にお店に寄ったところ、どちらもお手頃価格で出ていたのでセットで確保したぜ。押入れで数ヶ月寝てもらったが、それを遂にプレイした。

 

 今はなんなくお肌にしもやけを量産する事が可能な季節ゆえ、PSPを操作する指がとても冷たい。だがしかし、そんな冬に遊んでも心がホットになる良さがこのゲームにはある。

 

LocoRoco(ロコロコ) - PSP

 

 このゲームだが、感想として一番強く言えるのはとにかく「めっちゃ可愛い!」ということ。

 めっちゃ可愛い!の感想がすぐに出てくるような可愛いギャルと戯れるゲームだって遊ぶ私だが、これはまた別口の正面切っての可愛さがある。

 

 このゲームにはロコロコという謎の生物が登場する。

 ロコロコはオレンジの実を食うと増殖し、自由に合体、分裂が出来る。

 このロコロコをコロコロ転がしてゴールを目指すアクションゲームになっている。

 コロコロカービィ系ゲームの超新星的ポジを、2006年当時に獲得したんだろうと思う。で、このロコロコがめっちゃ可愛い。

 これはやばいなぁ。ガキが見てもおっさんが見ても、普遍にして不朽の可愛さがそこにある。そんなめっちゃ可愛いゲームだった。

 

 コロコロ転がるチビのロコロコ達はすごく可愛い。ステージにある実を食うとどんどんでかくなる。チビからデブへと変わるどの段階を見ても可愛いんだなコレが。ドラクエのスライムとキングスライムを思い出す。

 

 物語の世界観をひっくるめて本当に可愛らしい。ファンタジックな絵本のような世界観が見える。ロコロコ以外のキャラも可愛いんだな。

 PSPは当時としては高性能マシンだと評されていたが、今見てもこのゲームの画面は本当に綺麗。さすがPSP。マシン性能をフルに活かした美しいロコロコの世界の演出が出来ている。同時期に活躍したDSではこうは行かない。

 

 ロコロコと仲良しのムイムイという妖精もめっちゃ可愛い。巨人のドシンをめっちゃ小さくしたみたいな感じの見た目。

 ムイムイが出て来た時には「ムイムイ!」と鳴き声がするのだが、その声も可愛い。ミニゲームのムイムイクレーンは楽しくてハマった。

  

 我々プレイヤーは惑星としてゲームに参戦出来る。

 ロコロコはそこにいるので、惑星自体を傾けてロコロコをゴールまで導くのだ。コロコロカービィみたくゲーム機本体を傾けるのではなく、L、Rボタンで惑星を左右に傾けてゲームを進める。そういえばLとRだけ使っていればクリア出来る単純操作ゲームだったな。このシンプル性は良い。子供でもクリア出来ると思う。

 

 やる事は単純、覚えることはとても少ない。普通にワールドを一周するだけなら絶対に簡単だと思う。

 しかしやりこみ要素の面から言えばそうでもない。ステージクリア時にスコア評価が出る。ロコロコを20匹集める、ムイムイを全員見つける、ハエを全部食う。これら三項目をコンプして真にステージクリアとなる。こちらの条件突破はムズい。

 全ステージでスコアコンプは達人の域でないとムズいのではないだろうか。普通にやってると普通に色んなものを見落とすと思う。

 ムイムイは隠し通路に潜んでいる。これはかなり注意していないと見つけられないと思う。全ての隠し通路解放はかなりキツイだろう。

 普通にプレイしたのだが、評価を見ると思った以上にムイムイやハエの取りこぼしがあってちょっとショックだった。ちょっとは注意して進んだのになぁ。

 

 操作性についてだが、普通の平たいルートを行く分には問題なくスムーズに楽しめる。しかし、空中に浮く狭い足場を飛んで渡る箇所ではストレス。狭いけど転がっちゃうから下に落ちてしまう。空中の足場での操作は神経を使うので疲れるぜ。

 

 基本的に可愛らしい世界観だが、ちょっとキツイのが、敵のモジャ軍団にロコロコが食われること。モジャ、トゲに襲撃を受けると、ロコロコの一部は分裂して食われてしまう。少しの間なら分裂した分の奪還が可能だが、奪還可能時間が本当に少しなので、一度攻撃を受けてから元通りの復活はかなり難しい。

 せっかく隠し通路の中まで入って実を食って大きくしたロコロコなのに、失った数はもう戻らないのだ。これは子供相手ならちょっと残酷でキツイよね。あとは食虫植物に食われたりもするので、たまにブラックな見せ方があるよな。

 

 ちょっとびっくりなのがラスボスのこと。

 基本的にはずっとステージをクリアしていくもので、マリオみたく定期的に中ボスとの戦闘があることない。でもラストはボス戦がある。

 そんなボスの正体が、メニュー画面に今までずっと映っているおじさんだったの意外だった。こんなに近くに黒幕がいたのか。ラスボスおじさんも愛嬌のある顔だったな。

 

 ロコロコの魅力はとにかく可愛いビジュアルと、もう一つは音楽にある。

 可愛いロコロコは歌が大好きなのだ。色んな色をしたロコロコが出てくるが、いずれもしっかりと歌う。色によってボーカルも異なるのでカラフルな音色が楽しめる。

 

 ボーカルは日本語ではない。どこかの外国の言葉に聴こえるような気もするが、実はロコロコ語というこの世のどこにもない謎言語で歌われている。歌詞の意味など度外視しで楽しめる楽曲が作中のあちこちに溢れている。楽しく可愛いロコロコ達の歌はマジで謎だと一級品のものだ。

 何を言ってんのかは謎だけど、どの色のロコロコも歌が上手い。可愛いだけじゃなく、しっかりとエンターテイナーなんだよな。こんなチビなのにすごい!

 

 どの曲も可愛く、聴いて楽しいのでめっちゃ気に入った。まさかのサントラにまで手を出す程ハマってしまうとはな。最近はこれのサントラをご機嫌に聴いて過ごしている。こうしてお気楽にゲームの感想なんて書いてる今だって楽しく聴いている。

 

 

 名曲

  ↓


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 2006年なんて古い世界にこんなに可愛くて素晴らしいゲームがあったなんて知らなかった。遅れながらも良い発見になったぜ。楽しいし癒やされた。

 続編の2も買ったので、その内ゆっくりやろうと思う。

 

 

 

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