こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(4月~6月)その12

 7月に入ってさっそくスタートダッシュを決めた作品もちらほら見えるようになった。 

 新クール来たな!って感じで心身ともに活気づく。

 

 今始まった中にも楽しいのやネタ要素多めの変なのや色んなのが確認出来る。

 今期も退屈少なく乗り越えられそうだ。ワクワクすっぞ!

 

 夏を感じながらも春の総復習だ。

 

 

君は放課後インソムニア

君は放課後インソムニア 第3巻(特典なし) [Blu-ray]

 夜眠れないヤツは、本来寝るだけの夜の他の過ごし方を知っている。それもとっても素敵なヤツ。快眠快便な私は夜遊びを知らない健康優良児。

 というわけで、吸血鬼やお下品さ無しの「よふかしのうた」がやってきました。佐藤元は、要素が被る作品のどららにも主人公男子役で出ている。「また俺寝れん男子の役かよ!」とか思ったかもしれない。とりあえず夜は寝とけ。

 

 2年連続で不眠症の学生のアニメが来るとは、これが現代の流れなのか。

 夜寝れないからということで、中見くん、曲ちゃんは昼にウトウトしちゃう。いつしか添い寝フレンズになった2人が、天体観測して写真を撮って、そしてラブも育んで青春をエンジョイしていく。

 人より足りないのは睡眠時間のみで、あとはそこらの冴えない学生の8倍くらい良い想いしているな。

 

 不眠症をヒントに男女の心の清い心の交流が描かれる良質青春ドラマでした。

 中見くんは冴えない眼鏡男子ではあるのだけど、空気なモブ感はなく、これはこれで良い男に見える。例に引っ張ってくるにはちょっと古いけど「スクールランブル」の花井くんを思い出す。

 

 そして明朗快活な曲ちゃんが可愛い。汚れ無き清潔感が素晴らしいアイドル性あるヒロインだった。これは学校で人気者だろう。

 曲ちゃんの肩全出しオーバーオールファッションは爽やか過ぎて眩しい。

 丘よりうんと疲れる水の中で活動する水泳部員なのに、それでも夜に寝れないのはつらいだろう。より体力回復がいる立場なのに。水泳部員とか健康的すぎてグッド。

 

 曲ちゃんの実は病弱だった過去の話は想い出に残る。

 仲間意識の美としてよく戯画のように描かれる「皆でお手々を繋いでかけっこゴール」のリアル体験をしたことを心底恥ずかしいと思う彼女の心理は、ひねくれではなく純粋な羞恥心として実にアリな表現。

 人の優しさも行き過ぎると害を成すってことだな。私も実際以上に弱者として寄り添って扱われると、多分居心地が悪いと思う。まぁ筋骨隆々で病気知らずの皆勤賞の健康優良児だったことから、曲ちゃんみたいな扱いを受けたことなんて一生ないのだけど。

 このエピソードは、彼女の身になって考えれば深く共感出来るメッセージ性の強いものだと感じた。それに恥じ入る妹の本当の心を陰ながら理解していたお姉ちゃんの洞察力も素晴らしい。これも姉妹愛が成せるもの。純粋無垢に見える曲ちゃんと比べてお姉ちゃんが一気に諸々こなれたやり手ギャルに見えるのは遺伝子のマジック。姉も好きでした。

 

 後半は2人で駆け落ちみたいな事していて楽しそう。途中まで曲ちゃんの姉同伴だったけど。

 反抗期がなかった私としては、曲ちゃんが見せたああいう角度からの親への反抗ならアリかもと思えてしまう。

 

 最終回は、それまで今一歩恋の踏み込みが甘かった中見が男を見せてズバッと言うべきことを言った。

 奥手なのは分かるけど、歩み寄り方が甘いから「もっとズバズバ行け!」とテレビにツッコむ日々が続いた。 

 でも、ラジオアプリという遠回しなコミュニケーションツールを挟んで徐々に距離を詰める2人の歩みには、ムズ痒さとキュンを感じて楽しくなった。

 私ってば、相当楽しんでいるなぁ。

 

 キャラ絵が純としたもので可愛らしい。女子キャラ豊富で良かった。

 まずは倉敷先生がとても格好良い!

 こういう格好良い女の先生なんて実際にはいないから、めちゃ良いなって思う。一見粗暴に見えて、なかなか生徒想いな点も良い。

 この先生を攻略するのもありだったなぁ(←何言ってんだ)。

 ここでも今期たくさん出て来た能登麻美子が演じている。能登麻美子のイケメンボイスも良し。良い仕事する役者だな。彼女は今期だと「いせレベ」でも女教師役で出ていた。

 

 曲ちゃんを取り囲むギャルズも優秀。

 お好み焼き屋の娘のカニちゃんがとても良い。美少女で元気で微妙にバカっぽいから親しみが湧く。田舎旅行にマイヘラまで持ち込む生粋の鉄板娘なのは推せる。令和の無敵看板娘枠。Lynnの強気な女子の芝居も良かった。

 

 諸星すみれは「スキップとローファー」でも同じようなポジの役で出ていた。メインヒロインの曲ちゃんと気安い仲の緩い女子という点で、あちらの作品とも共通している。彼女が演じたあの緩い女子も良かった。

 

 aikoの歌うOP曲も気に入った。それをバックに流れるムービーも青春を感じる綺麗なもので良かった。

 

 後味スッキリな良き夜更かしアニメだった。

 それと中見くんのおっさん担任が「夜寝れないのはどこかおかしいからだ」と言ったのは、ちょっと配慮に欠ける乱暴な言葉だったかも。それに切れちゃう中見くんの悔しい想いもまぁ分かる。

 寝れないのに苦しむ人も一定数いるのだから、あんまり悪く言わないであげて下さい。

 地球の皆に素敵な夜を。

 

ポケットモンスター(リコちゃんの冒険のやつ)

第2話 はじまりのペンダント 後編

 はい、サトシくんには引退の春が来ました。

 あの日新人だったヤツ、今が一番華の隆盛期を迎えたヤツ、そろそろケツが見えて来たヤツ、色んなヤツがいる。そして皆が最後に辿り着くゴールがある。幕はいつか引かれる。

 サトシくんの物語に幕が引かれたなら、一方では別の誰かの幕が開くだろう。そう、リコちゃんのね!

 

 というわけで春からは可愛いリコちゃんの冒険がスタート。寄り添ってあげることで大いに応援したい。この想いよ届け!

 

 割りと引っ込み思案で学校に馴染めるか不安でいっぱいなリコちゃん。でも早々に飛行艇に乗って学園編が終わった。

 今度のは学校にいく。その触れ込みが強めに出回っていた印象もあったのだが、そんなこともない。まぁ狭い学校に閉じこもっていたら、名前は狭いポケットでもその実ワールドワイドなポケモンの世界は知れないし語れない。

 

 リコちゃんの前掛けかばんの存在を知らない時には、おっぱいがすごい膨らんでいる!とビビったものだ。

 コレ、同じおっちょこちょい(ていうかトラップだろ!)にかかったヤツが多くいると思う。最近の女子ファッションには、あのように身につけるバッグがあるのか。知らんかった。

 

 リコが可愛いし、お供のニャオハも良い。と思ったら続くロイとコンビを組むホゲータがめっちゃ良い。一番可愛いな。このどうしようもなく愛らしい間抜け面はずっと見れる。毎週ホゲータにときめいていた。

 

 リコもロイもお供のポケモンも最初はダメダメ。

 ニャオハはザコエネルギー弾を出して、ホゲータはガス欠みたいな火の玉を出すくらいだった。ここからマスタークラスまで行けるのか?

 思った以上に底辺トレーナーからのスタートなんだな。

 

  としたいラジオでは、ポケモンをいじった面白トークを披露していたあやねるがレギュラーで出ている。これはよくやった。次はプリキュアに出てくれ。

 ガテン系ていうのかな。強そうなお姉さんのオレオの役で出ている。こうなると彼女の活躍ももっと見たい。

 

 覆面配信者という点で「ぼざろ」と共通する役柄でよっぴー(青山吉能)も出とる。

 WUG10周年のこのタイミングで勝ち取ったゴールデンの仕事!ワグナーとして誇らしい!こいつは思わず極上スマイルです(←ワグナーなら意味も想いも分かる)。

 

 なんか可愛い子が出てきて楽しいので、ゲームは間に合っていない中でも(ニンテンドースイッチを持っていない)ポケモンを応援して楽しみます。

 

 それと親戚のチビにポケモンがめっちゃ人気です。今や親子二代で楽しめる四半世紀に渡ってのヒット作。当初はここまでになるとは思わなかった。

 

ひろがるスカイ!プリキュア

ひろがるスカイ!プリキュア 【Blu-ray】vol.4 [Blu-ray]

 あげはちゃんを変身させるっていう設定忘れたんか!

 てなくらいずっと変身しない彼女が、18話目でやっと変身。保育士の実習でプリ活(プリキュアとしての活動)どころでは無かった。まさか1クール終わってまだ合流しないとは思わなかった。

 

 親戚のお姉さんが保育士の実習に行っていた事があった。毎晩実習日誌を書いているのを見たことがある。すごい量を書かされてめっちゃ面倒臭そうと思ったものだ。

 そんな頑張る保育士の皆さんを私は応援しています。保育園、とっても楽しかったし、おやつも給食もとても美味しかったです。

 

 あげはちゃんはめちゃイケメンで良い。変身したキュアバタフライも素晴らしく美しい。コイツは気分アゲアゲ~。

 デリプリが終わって寂しい想いもどこへやらで、今回のが可愛いから心変わりもスムーズ。今はバタフライが一番良いかも。

 

 世界観も広がって新成人プリキュアということらしい。彼女は18歳。ていうかいつから20じゃなくて18になったんだ。私からすればどっちにしてもガキの感覚。 

 プリキュアが車の運転しているってのも新鮮な絵面だった。

 

 つばさくんとアゲハちゃんがめちゃ仲良くなっとる。良いコンビです。

 4人揃ってかなりバエる絵になった。

 プリズムの可愛い成分が強すぎる。

 

 赤ちゃんのプリンセスも可愛い。多分この赤ちゃんも大きくなって変身するような気がする。古賀葵を変身させてあげたいこの想いよ届け。

 

 プリキュアも昨日始まったと思ったらもう20周年。

 ということで、ED時には歴代のプリキュア達が週替りでちょこっと顔出ししてくれる。

 昔愛した女達に毎週取っ替え引っ替えで会える。そんな素敵なニチアサを過ごせるクールになりました。

 

ONE PIECE

ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.45 DVD [DVD]

 毎度スーパーバトルがすごい。バトル作画は最強にイカす出来で映画クオリティだ。

 

 春の戦いではゾロとサンジがそれぞれ大看板を破る大立ち回りを見せた。2人の戦いがマジですごい。

 バトルアニメーションの出来が良かったから一回切りの放送では勿体ない。そう思った会社サイドは、ゾロとサンジのバトルシーンを一回にまとめた特別回も放送した。素材の良きサイクルだと思う。

 

 体格は「北斗の拳」のハートみたいなクイーン様をサンジくんが遂に討伐。

 三下感も出しつつ、なんだかんだでやり手なクイーンは後半まで生き残ったな。もっと早くに退場するかと思った。あの憎まれ口もだんだん愛せるようになってきたぜ。

 高橋広樹の声でグラサンのチンピラみたいなキャラだから、同氏が演じた「スクールランブル」の播磨くんを思い出す時間が長かった。丁度今そっちの漫画も読んでいたところ。

 

 自分がジェルマの呪いに飲まれて心身共にロボ化するのではないかと戦闘の中で恐怖を覚えるサンジくんの戦いにはヒヤヒヤした。

 女に手をあげるヤツはクソという騎士道精神を持つサンジくんが、能力の暴走で女を怪我させた疑惑が出るところは肝が冷えた。あれは間違いだったようなので安心っす。

 

 自分がロボ化してしまった時には殺してくれとゾロに未来に託すサンジくんの言葉には、ちょっと泣きそうになった。仲が悪い2人だけど、このハードなやりとりが出来るのは一味の中だとココだけなのかもしれない。かっけぇーす!

 

 ゾロもすごい。チョッパーの超回復ドーピングのおかげで超人剣戟バトルに出ていた。なんか刀を振った風圧で空飛んでるし。もうドラゴンボールやんけ。

 キングもすごく強かった。そんな強敵に追い込まれて死がチラ見してしまうゾロが見たのは、亡きくいなの姿。少年時代のゾロを演じた浦和めぐみの泣きの芝居は心に刺さったので今でも覚えています。

 

 辛くも勝利したゾロにも限界が来ている。

 かつて死神でも取れないとされたゾロの命に、遂に死神の一手が迫ることに!大丈夫なのかコレ?

 ゾロが死神と対峙した後はどうなるのか。勝ってください。

 

 ルフィはまだカイドウとやりあっている。カイドウが酔拳の使い手だと分かった。手数の多いオヤジだ。

 

 ローとキッドがタッグでビッグマムを崩しにかかるところもすごい。大迫力バトル過ぎる。

 キッドがガラクタで牛の殺戮マシンを作るのが格好良い。

 そして迎えた7月1週目放送では、遂にマムを下した。そこら一帯の音を消すローの能力の中で、サイレント退場を迎えたっぽい。

 まじで怪物ババア過ぎた。一人称の「俺」を言う時が怖い。

 島から下に落ちて行くリンリンが長い走馬灯を見るところは、いくら怪物ババアだとしてもシュンとしてしまう。

 無音で落ちて行くというのが何とも不思議な一幕に見えた。音入れを忘れたのかと思えちゃう不自然感もあった。

 

 こうなって来ると、この戦いも締めが近づいているような。

 続きも楽しみ。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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