こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(7月~9月)その2

 秋はどうした?

 空に向かってそんな問いを飛ばしてしまう暑い暑い9月中旬。

 順調に涼しくなっ来たと思ったところでこの暑さのぶり返しはなんだ。マジで暑い。イラつく!

 シンドいけど竹内まりやの「SEPTEMBER」を聴きながらアニメを振り返るしかない。一番寂しい月にしては太陽のギラつきが喧しい。

 

 今期も週末に固まるアニメの数がヤバい。

 土曜日に寝て日曜の朝に起きたらすごい量がハードディスクに溜まっている。W録や全録のないVHS時代だったらザルのごとくポンポンと抜け落ちて何も見れないじゃないか。

 それを楽しいニチアサ朝枠が来る前にもなるたけ見ていくわけで、となるともう日曜日の半分はアニメ+特撮視聴で確実に持って行かれる。週末のセールや急に何かのヘル プが入った場合には応じられないじゃないか。

 見るだけでも普通に疲れるので、しっかりと休憩を取って目を休め、飯を食って体の調子も合わせて趣味を楽しんでいます。

 マジで楽しい毎度の週末。

 

 ではいっぱい振り返ろう。 

 

 

 

夫婦交歓~戻れない夜~

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 またバカなアニメが始まったなぁ。とんでもない設定だ。確かにこりゃもう戻れない。

 夫婦2組が体の関係ありき、ていうかそれだけが目的でパートナーを入れ替えるというとんでもない内容。「ママレード・ボーイ」を思い出す設定。

 友達の両親と自分の両親がこれをやっていたら絶対傷つく。でもちょっと面白そう。そんな事を思う私はかなりの快楽主義者。

 

 良い子悪い子全部の味方のコンテンツ You Tubeで視聴した。どうせそうだろうとは思ったけどYou Tube版の規制がエグい。なんてストレスの溜まる仕様なんだ。ここまで欲求不満を強いるエグいまでの規制だといっそ清々しい。逆に面白くて笑った。

 

 1話約3分×8話の短いの戦いの中で描くにはディープ過ぎる男女の揉め事だった。

 3分しかない1話目の半分くらいでもうパートナーを入れ替えておっ始めるからヤバい。無理やり始めて強引なまでに良い感じの話で締める平和主義な脚本センスもすごい。

 このスピード感を許してしまうゆるゆるの貞操観念に笑った。やはりAnime Festa枠は時短を叶える急転直下の一級娯楽枠だと言えよう。

 

 全話約25分で「何かすごい物を見てきた」という満足感が得られるあたり、なんだかんだこの枠はすごいんだな。こうなると30分×12話で特に何もせずにダラダラする異世界アニメって作りが悪いんだな~って改めて思う。

 

 人目に見れば明らかに乱れている男女という感想で終わるところだが、妊活のスムーズ化、夫婦仲の良好を願ってのとんでも作戦でもあった。ただスケベなだけではなく、ちょっとの学びにもなる深い男女の都合も見えた。

 

 このアニメだとパートナーを入れ替えて例の営みを楽しむことで、本来のパートナーの良さが改めて分かり、結果愛が深まると言っている。これは案外当たっていることかもしれない。

 失ってから初めて大切さに気づくという文言を良く聞くだろう。そこまでしないと気づかないのは間抜け。でも気づいたところで失ったならもう遅い。失うまで行くとどうしようもないので、ちょっと遠ざけることでそこのところを互いに理解させるというねらいなのだ。やり方はヤバいけど一理あるとも言える。

 パートナーが自分から離れてよその誰かと一緒にいる。この距離感をリアルに感じることで、最初の関係がやはり大事だと気づいて結果もっと深まった。そんな男女心理を突いたディープな愛の授業にもなるアニメでした。と飲み込むことも出来ないことはなくないか?

 

 妊活のために夫が2ヶ月間禁欲して事に挑むという1話目の設定はどうだろうか。体に毒だろうし、過度に抑え込んでストレスを抱えた性細胞で良好な活動が叶うのだろうか。

 世の夫婦達よ、体への負荷少なく輝く未来を作る営みに挑んでくれ。

 良いか悪いかは知らん。ただ楽しいアニメでした。

 

AYAKA ‐あやか‐

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 週末に訪れるあやかい一時。そんなとてもあやかいアニメでした。

 休止していた「あやかしトライアングル」復活クールに限ってこのタイトルだから被って一瞬ややこしい。ちなみにあやトラの方がよりあやかいアニメでした~。

 

 あやかいは1ワードで複数の意味を持ち、日常の色んな状況で使える便利ワードだった。

水曜日のダウンタウン」に「押忍!」ばかり言う柔道家のミスター押忍(縮めてミスオス)というおじさんが出てくる。彼も色んな時に「押忍」を言い、だいたいの状況で押忍を言っていればそれでやり通せていた。あやかいも押忍も汎用性が鬼高い言葉だな。

 

 海列車が走る、主人公が水龍になる設定は「千と千尋の神隠し」みたい。世界で一番有名な神隠し例だな。

 

 このアニメの感想は雑に言ってしまえば「あやかい」で済むが、広く内陸の人達にも分かるように言うとこれといったものがない。

 悪いけど結構空気だったかも。なんとなく全話見たけど特に面白いポイントも無いかも。何のために何をやったアニメなのかと問われると上手いこと答えられないかも。そんなわけでやっぱりあやかいのだ。

 

 花澤香菜が演じたいばらちゃんは結構可愛かったっす。早見沙織が演じた百々子さんも落ち着いた大人のお姉さんの感じがして良かった。

 主人公はなんかぼけぇ~としたヤツで深く印象に残らないけど、その子守り役の尽義さんは一番キャラが立っていて良かったんじゃないかな。基本はだらけた酒飲み男だけど、いざって時には熱いアニキの尽義さんは好きなキャラでした。

 

ライアー・ライアー

ライアー・ライアー 第1巻 [Blu-ray]

 嘘をつき続けるにも理由がある。そんな嘘つき男の戦いが描かれる学園もの。

 

 1話視聴後には思わずB'zの「Liar! Liar!」を聴きこんでしまった。嘘つきソングといえばコイツが1位だ。なんて酸っぱいんだ大人のパラダイス!

 私と同じ思考を辿って懐かしい名曲に舞い戻った視聴者も30人くらいはいたと予測する(賛同者は是非挙手を!)。

 

 学生同士でよく分からないゲームバトルを繰り広げ、その戦績によって学園カーストを駆け上がっていける。そんな設定からようじつ、賭ケグルイあたりを思い出す。

 

 内容はまぁそんなに面白くないかも。これといって思い入れのあるエピソードもないかも。

 

 とりあえず絵が下手。ずっと危なっかしい作画だったな。

 丁度さっきワンピースの最新回を見てきたんだけど、作画がマジすげぇ!

 同じクールの作品でこうも作画クオリティに差が出るものかね。ワンピースってすごい金を持っている番組なんだなって分かりました。

 

 後半回で剣を振り回してのアクションシーンがあったのだけど、その時の動きがおかしくて食ってた蕎麦を吐きかけた。蕎麦を美味しく味わう楽しい夏でした。剣戟アクションなら同期放送の「七つの魔剣」のアニメを見習え。

 

 ヒロインズは元々のデザインだと絶対可愛いはずなんだけど、作画が頻繁にブレブレするからちょっとブスに見えるターンもしばしば。勿体ない。

 ヒロインなら影からこっちを助けてくれる加賀⾕さんが一番好きでした。

 学校の女校長の変に高いテンションはウザかったなぁ。まぁ私も人から同じ事を言われるんだけどね。

 彩園寺ではなく白雪が一番手ヒロインなんだ。てっきり赤髪ヒロインの方が一番手だと思った。

 

 少ないリソースも美少女を描くのに全振りなため、主人公のヒロトくんはじめ男子キャラはブスだな。ヒロトくんはめっちゃもっさい主人公になっている。

 そういえばヒロトくんの探し人ってどうなった?最後まで見つけられていない。

 

 嘘をつくなら覚悟を持って貫徹すること。出来ないなら最初から手を出すな。そういうことっすね。


ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜

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 週末に楽しむ癒やしの太ももアニメ。最高でした。大好きです。

 初回は張り切って1時間SPでした。張り切るのも納得の太ももだった。

 こんなに素敵なアトリエなら是非遊びに行きたいですね。

 

 アトリエシリーズの歴史も四半世紀くらいになるのか。すごいな。

 このライザなのだが、とにかく作っている人間がふとももが好きすぎる。見ているこっちもそうだからウィンとウィンとが手を繋いで負け知らずのウィンウィン枠になっていた。ピースフルってこういうことかぁ。

 

 ゲーム原作アニメだからまぁお話はそっちでちゃんとやってくれって感じで、アニメとしてはライザの逞しい太ももが楽しめるだけで十分。マジでシナリオ度外視でヒロイを楽しむことに徹して臨んだ枠。

 

 これといって映す必要など無いのだが、隙あらば盗撮アングル発動でライザの太ももがカメラに抜かれる。作りが紳士向け過ぎる。イカすスケベ心が生み出す映像美に脱帽。 

 太もも好きが祟ってか、ライザの作った爆弾もムチムチボンレスハム仕様だったのはマジ笑った。爆弾がムチムチってどういうことやねん。多くのネット民も笑っていた。

 

 錬金術を用いたライザのアイテム生成バンクも可愛い。いつだかやっていた中身スッカスカのチート薬師アニメでも生成バンクがあったと思い出す。

 試験管もまるごと鍋にぶっこむ雑で豪快なライザ流の生成っぷりが見えた。

 

 とにかくライザが可愛い。今期ヒロイン最推し候補枠。

 こういう元気なネイチャーギャルは良いよな。男子達を先導するガキ大将な一面も元気で良き。

 にしてもこの子、野望に全集中で家の仕事をやれって言われても全部サボっているな。初っ端から最終回まで家の仕事をサボって抜け出ているし。娘が可愛いパパがライザの逃亡を手伝ってあげるのはほっこりするね。

 

 ライザの普段の衣装も良いし、割と多く映った寝巻き姿も良かった。

 ライザ、リラ、クラウディアの3大ヒロインセットでの水着回、ドレスアップ回は至福の時で視力が上がったかも。

 

 ライザがムチムチでエロいのに、平気な顔してずっとその横にいるレント、タオは男子の器官が可動しているのかと疑ってしまう。でも服装が一番エロいのは男子のレントだった。それからレントの剣が笑えるくらいボロボロなのは印象的。

 

「谷間はこちらです」と案内するかのような矢印マークがデザインされたリラの服のセンスがすごい。宇崎ちゃんとは打って変わって物言わぬ「SUGOI DEKAI」の主張が見えるファッション。ライザが太ももならリラはおっぱいで存在感を出していた。

 リラさんが横になってだらけているシーンが印象的。「私は忙しい」とか言ってめちゃだらけているのが良い。今期だと白聖女様のアニメとリラさんで、だらけ系ヒロインを楽しめた。

 リラ役の照井春佳の声が良い。前期ではアンダー149の小学生アイドルを演じていたのに、次のクールではめちゃめちゃアダルトなお姉さんを演じているから役者ってすごい。

 

 ライザ、リラがあれだけたくましい体つきだから、次のヒロインのクラウディアを見た時には栄養失調なのか?と思ってしまった。

 

 第一印象だとリラ、アンペルは結構キツイ事を言いそうなタイプだと思った。でもライザ達に対して意外と優しくて面倒見が良かったので安心した。

 

 そういえば出演声優陣に見る脅威のウマ娘率の高さも印象的。メインどころのキャラの中の人はウマの人だった。良いことです。

 

 アニメが気に入った関係でラジオも楽しんだ。

 ライザ役ののぐちゆり、クラウディア役の大和田仁美がMCのラジオも面白かった。この2人が仲良しなのに癒やされる。2人の声も良いな。

 毎度必ずラジオ収録に遅刻するのぐちゆりの遅刻言い訳大喜利も面白かった。どういう大喜利やねん。

 2人がプティングを作るバラエティ番組も配信されていた。すぐに作ったら面白みなく終わってしまうのは分かる。だとしても随分ダラダラしたクッキング番組だったのでそこにも笑った。

 

 結局タイトルの「常闇の女王」て誰やねん。はっきりウチがそうですって言う女を紹介してください。

 私は太ももアニメの2期も期待します。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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