遂に来たなぁ、あっつい夏。
まだまだこれでも序の口の段階らしいが、もう既に暑い。
暑いのにパソコンとかの家電を使うと更に暑いし、パソコンのキーボードやマウスが汗で濡れるしで困る。
そうして暑いからといってグダっていられない。死んではいられない。アニメ、見なきゃ。
アニメという文化の進撃は、おそらく地球が滅亡するまで止まらないのだろう。作りたいヤツがいて、見たい我々がいる。じゃあストップをかける道理がない。良き。
つうわけで7月に入って続々と良質、ゴミ含めた色んなアニメがスタートを切っている。まだこれから始まるヤツも控えている。
いつだってどんなヤツにだってスタートを切る時は大事であり、とりあえずその場は爽やかな想いで迎えることが多いはず。
だから私は希望と可能性に満ちたクールのスタート時が好きなのだ。
そこらのネットにある今期の放送作品一覧を見ていくと、結構再放送枠も多い。変なのをたくさん作るよりは昔作った良いのを掘り返す方が建設的かもだからね。それも良いのかもしれない。
今のところ気になるのをチェックしていこう。
太ももアニメ(通称ももメ襲来)
まずは7月クールの中では最速スタート組となった「ライザのアトリエ」。
アトリエシリーズのアニメも珍しい。結構前にエスカとロジーのやつをやっていたな。
ちょっと前に近所のゲームショップでライザのゲーム広告を持って帰った来た。無料で持って帰って良しなコーナーにあるライザのチラシの絵を見たら「なんてかわゆい&エッチなんだ!」と思ったものだ。だから持って帰ってきたんだけど。
確かPS4対応と書いていたと思うが、ウチは2止まりだから遊べないんだけどね。まぁ眺めるだけでも「青空の下、太もも少女」というタイトルでもつけられそうな素絵図が楽しめるってものだ。想像は力でしか無い。
これの一話目は気合の入った1時間枠だった。今期は初回スペシャルをやる作品が多い。
で、アニメを見るとエッチすぎて集中出来ん。
アトリエシリーズもエッチに様変わりしたものだなぁ。我が家には初期タイトルのセガターン版「マリーのアトリエ」があるが、あの時代とは絵のタッチが違う。ていうかセガターンの頃からもあったシリーズとか老舗すぎる。
ライザのケツと太ももの要素が強すぎて、100人見ればほぼ100人がケツと太もものアニメだったと答えるだろう。今期の愛せる太もも枠としてキープしておこう。もう物語なんてどうでも良い。それから下半身が逞しすぎるから忘れがちだが、おっぱいも十分にある。
変態アングルが楽しい
「K」「ハンドシェイカー」などでちょっと名前を売った「GoHands」が制作を手掛ける作品が2つもあるクールとなった。頑張りやがるなぁ。
「デキる猫は今日も憂鬱」「好きな子がめがねを忘れた」の2作品が来た。
この会社は多角的アングルで人物を描く事に長ける。それが映えるアクション作品で腕前を発揮するイメージがあった。しかし今回は日常系、ギャグ、ラブコメの分野で勝負を仕掛けて来た。そうなると必要以上にアクション性のノウハウを発揮することはない。
でもやっぱり「それが出来るから」ってことで腕前をどうしても出したいのか、作風やシーン的にまるで必要ない職人アングルでの描き方をしてくる。
どちらの作品でも「盗撮犯か!」てレベルのローアングルカットを使って来た。特にめがねアニメの方では、一話冒頭場面のローアングルの暴れっぷりがすごくて、感心はするんだけど、ここまでやるとこだわりがバカ過ぎて笑える。これは見てみればどういうことかとても分かりやすいだろう。
こちらの2作も非常にまったりとした可愛らしい作品で楽しかった。視聴継続だ。
意外なリベンジ企画
「政宗くんのリベンジR」の放送は意外過ぎた。
近い時期にやっていたスマホ太郎のリベンジが前期にあり、あちらのリベンジは失敗に終わった(当然)。スマホ太郎の帰還も意外過ぎたが、こちらもまさかそんだけ時を経てまた続きをやるなんて全く予想しなかった。
これに出ていた役者陣もまさか再招集があるとは予想していなかったと思う。
大橋彩香、花江夏樹、水瀬いのりあたりのメインの出演者達は、1期当時だと今ほど名前が無かった。そんな彼らも今ではすかり10年戦士。作品は6年ぶりということで、各員力をつけて帰ってきたなぁ。声優好きとしては、彼らの成長に胸が熱くなる。
今年は開幕クールに「進化の実」の2期、次が「いせレベ」、そして今期が政宗くん、こうして見ると元デブの変身なり転身の物語が連続している。デブ助にも明るい未来と華麗なるリベンジを!というわけである(どういうわけ?)。
大橋彩香のOP曲。爽やかだし格好良いなぁ。これは良き!
へごちんがまたOP曲を歌っていることにちょっと泣きました。
政宗くんの二度目のリベンジも楽しませてもらおう。
リベンジなら「るろうに剣心」の再アニメ化もすごい!
これは漫画、アニメ共にしゃぶり尽くして実写はオールノータッチという距離感で接したヤツ。
さすがに声優は全交代だが、令和の時代に明治剣客浪漫譚を見るのも悪くはない。むしろ乙ってものだ。
久しぶりに二重の極みの練習でもしながらこの先も視聴していこう。
安定のシリーズ枠
「呪術廻戦」の2期も来たぁ!
グロ&ハイパーバトルというジャンルは、昭和の頃からもオタクに刺さるから(と先人より聞く)今見てもイケる!
ここは1期で人気を取ったから2期も安心して見れるはず。変なアニメも好きだが、安定の少年誌枠も当然愛しいのだ。
五条先生がまだガキだった頃の話からスタートした。1話目からアニメーションが元気過ぎる。この躍動感がジャパメーションだと言わんばかりの景気良いスタートを切ったことにおめでとうを言いたい。
少々荒れた可愛い子ちゃんの野薔薇ちゃんが好きなので、彼女に会えるターンもくればと思います。
バンドリは未だ元気にコンテンツが稼働していて、最近は新しいグループを作ったと聞いていた。で、夏からはそいつらのアニメが始まる。
「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」も景気よくスタートを切った。初回から3話分流している。張り切ったなぁ。ここもシリーズを重ねて安定の人気ぶりみたい。
今回の子達は既に一回解散した軍団という重めな感じで始まるけど、皆可愛しイケメンなのでこっちは見ていて楽しい。
OP曲がぼざろ的にロックロックしていて格好良い。これはフル音源を抑えて、ここのところ楽しんでいる。
カードゲーム枠の「シャドウバース F セブンシャドウズ編」「カードファイト!! ヴァンガード will+Dress Season3」がそれぞれスタートした。
どちらも新シリーズとしてちょっとの休みを経て帰ってきた。カードをペラペラめくる青春も未だに楽しいお年頃なので、この枠もしっかり楽しもう。
年明けに死んだヤツの復活枠
コンテンツが死んだのかと思うくらいご無沙汰となった「あやトラ」「魔王学院」2期も夏には復活する。
アノス様の方は主役が降板した上、新作も早々に打ち切ったから「どうなってんねん?アノス様死んだのか?」と巷で話題になっていた(それが今年始めのまだ寒かった時期)。
一回万策尽きて沈没した船の再航海開始にもちょうど良い夏クールとなった。オルガじゃないけどお前らもう止まんなよ。
皆大好きラブコメ枠
ラブは重く受け止めれば人類の宿命であり、もっとポップに受け止めれば娯楽でもある。その事情をオタク文化に反映したラブコメ枠も超充実。今期はラブして暑い中でもっと熱くなれ。早くも血液が沸騰しそうです(←病院行け)。
「あやトラ」
「うちの会社の小さい先輩の話」
「彼女、お借りします 第3期」
「死神坊ちゃんと黒メイド 第2期」
「好きな子がめがねを忘れた」
「てんぷる」
「ホリミヤ -piece-」
「政宗くんのリベンジR」
「夢見る男子は現実主義者」
このあたりが楽しいラブのヤツ。
小さい先輩の話のやつを見てすぐに気づいたけど、ちょっと前には楠木ともりが主演の小さい後輩とデカい先輩のヤツがあったなぁ。今期のはあれの逆パターン。作者同じなのかな。
かのかりは2期からのカムバックが意外にも早かった。3が始まってさっそく新しい女が出て来たな。
主人公のかずやくんのダメキモさが痛いとよく言われる作品だが、あれはリアル性を求めたという点では説得性あるキャラ性だとも言える。だから現実主義者な一面も持つ私的にはアリな表現。このくらいダサい学生はいくらでもいるもの。
「てんぷる」ってなんぞや?と思っていたらお寺を示すtempleの事だった。私ってば英検持ちのくせに勘が悪い(テヘ!)。
そんなお寺で可愛い子ちゃんズと戯れるラブコメ。これは珍しい。とはいってもすげぇ昔に「あまえないでよっ!!」というお寺ラブコメがあったけどね。もう昔すぎるから今同じようなのをやれば感覚的に新鮮。
聖職者だってたくさんのラブとちょっとのスケベ心がなきゃ子繁栄できないものな。分かるぞ、その気持。
これも楽しく最後まで見ていこう。
死神坊ちゃんは呪いを解除しないと一生アリスに寸止め喰らい状態アニメだから、ご褒美なようで拷問を兼ねる坊っちゃんの青春アニメでもあった。1期が結構楽しかったから2期も楽しみ。
夏にアリスの黒服は暑苦しいと思っていたところで、1話目からさっそく水着回をぶっこんで来たのはナイス。一気に清涼感。
「夢見る男子は現実主義者」ってタイトルは「で、結局どっちなのさ?」となる面白さがあるな。マッキーの歌に出てくる「もう恋なんてしないなんて言わない」みたいな「一瞬どっちなんだ?」ってなる不思議な感じが嫌いではない。
やっぱり我が狩り場の異世界枠
楽しそうという点にたくさん注目するのは当たり前のことだが、私は斜に構えて物事を見る人間でもある。だから同じくこちらも注目なのが、スマートな面白さの外を行くクソアニメ枠。
昨今その役目を担ってくれる多くは異世界者ものなのだ。じゃあ異世界枠もチェックするぜ。
クソアニメハンターとして、一話を見た段階でもうコレは狩り場確定でOKという有能な枠が2つある。
「実は俺、最強でした?」
「レベル1だけどユニークスキルで最強です」
この2作品だ。
どちらもタイトルに「最強」のワードがあるけど、娯楽作品としてはむしろ最弱寄りで、最強の栄誉はどうあっても取れそうにない。多分名前負けしている「それ」をネタに盛り上げる作戦なのだと思う。
どちらも開幕から究極にしょうもない出落ち枠だった。
特に「レベル1だけどユニークスキルで最強です」は、あのクソアニメーカーのMAHO FILMが担当していることから、最強の狩り場だと期待出来そう。
この会社は安定してハズレを当ててくるというすごいのかダメなのか謎な戦績を有している。この令和時代にも長く付き合っていきたい会社である(向こうもウェルカムしてくれると思う)。
スパイ教室の2が始まる時に来た「英雄教室」という異世界枠もある。これもちょっと怪しいかも。今後の展開でハントするかどうか検討だ。
「聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~」という作品もタイトルからして降参宣言を感じ取ることが出来る。こういうのを見る度に思うけど、生きている内に日本でちゃんと仕事しろ。
一話を見た段階だと多分コレもハント対象だな。
川島零士は今期だと「聖者無双」「英雄教室」の異世界2作で主役だから、もしかするとクール終わりにはクソアニメ請負人の称号を得ることになるかもしれない。
それでいうと村瀬歩も「実は俺、最強でした?」「おかしな転生」の異世界2作で主役だから、クール終わりには戦績として付け足したくない色がつくことになるかもしれない。
まさかの自販機に転生する「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」は笑った。発想がバカ過ぎる。こんな作品を生んだことの方がユニークスキルだな。今期のネタ枠必至。
「七つの魔剣が支配する」というアニメ。これは年明けに来た問題作「冰剣の魔術師が世界を統べる」と語感がちょっと被る。
冰剣は酷さ爆発で、こいつは統べらせてはいけない(滑ってはいたけどね)と思ってしまったが、こちらも支配させてはダメな出来にならないことを祈る。一話目を見たら絵も可愛らしい感じで、少なくとも冰剣のような酷いことにはならないと思う。
異世界系の中でもさらに細分化されて昨今の常駐枠となった令嬢ものもまたまた来たぁ!
この手のここではないどこかで変身なり転身する作風って、男子だけでなく女子にも受ける世の中になったのかな。最近は女子が転生して乙女ゲームになるのも毎回ある。
今回作品は「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」という長ったらしいタイトルでである。1クール終わってもきっと多くの人が空で言えないと思う。つまりタイトルを覚えてくれない。
学校に行ってたら雑に車に跳ねられて死ぬという導入。なんかもう「ろうきん」や「彼女が公爵邸~」とかと似たような導入なんだよな。
とにかく主人公を殺したくて、そこの過程はマジでどうでもいい感じに作ってる。今期で一番雑な死に方は「実は俺、最強でした?」だった。要は「何か死んだ」と死までの過程を極限まで省いている。適当すぎんだろ。もう笑うってば。
異世界とか転生とか今期もマジで多い。
この上半期だけで何人が死んであっち側に転生したよ?もうしつこいから業界で通行止めにして欲しいよね。表現の自由とはいえ、日本人あっちに行き過ぎ。
何回も言うが日本でまともに生きろ!とかいうことを笑いながら書いています。
あれこれとテイストをいじって同じような物を量産する流れをバカにされることが多い異世界枠の中でも、これだけは老舗の正統派とされているらしいのが「無職転生」。
勝ちに行く気がないタイトルだが、これはまともな転生枠として古参オタに推されているとか。こいつも新作として帰って来た。おかえりルディくん。
確かにコレは他のネタ枠と比べるとまとも。現世で人生の失敗者となった主人公の悲哀のエッセイ感が見えるモノローグは心にずしりと来る。これを見れば、自発的に
「ちゃんと生きてる」我が人生のあり方に安心する(でも油断はなりません)。
これは真面目に見てあげようと思います。
まとめ
というわけで開幕段階だけでも夏アニメについて語りたいことがたくさん。これでまだ始まっていないのもあるから恐ろしい量。
夏は暑いからお家時間も増えるし、春以上にこいつらアニメ軍団との付き合いが深くなりそう。
色々見たいから死んでいる場合ではない。暑さで干からびないよう水分をたくさんプラスしなきゃ。
夏も元気に弾けろジャパニメーション!
ではお休み。
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