こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

「第十八回 声優アワード」について感想とか言いたい

 来た来た!今年も来たぞ声優アワード様がぁ!←ちょっとだけテンションがおかしい。

 

 年度末が近づき、そろそろ締めくくりの準備だな~&来たる次年度に向けてよろしくの準備もだな~の気分になったところで毎度ぶっこまれるのが声優アワードだ。

 こいつの発表を見て「今年もアニメアニメしいアニメな1年だったな~。てなことを去年も来年もずっと思って私は生きて行くのだな~」となるのが私の3月の恒例行事。もうコレを思ったのが何回目よ。←とりあえず18回以下よ。

 コレを思う時、私は大変染み染みと感じ入ってしまうのだ。

 今年度もアニメが楽しいし忙しいしでもうなんか色々覚えていない。←バカなのか?

 

 私はまずアニメが、そして声優が大好きです。素晴らしいです。

 職業に貴賎なしと言われて久しい世になったが、そもそも私は人の職業を見てああだこうだは基本的に言わないしそこにそんなに興味がない。仕事ってものを軽視することはせずとも、全く重視しないのが私のお仕事概念である。そんな中でも「声優」ってのには敏感に反応します。この私が心から尊敬する仕事だからです。他の職業に関してこうも感じ入ることはありません。そんなアニメばかりの人間です。

 

 で、そんな素晴らしい声優達を称える宴の時が来ました。いつもはケチって薄めに作るコーヒーも、この発表を見る時には濃いめのを用意して臨みました。いや、マジでなんとなくの調整っす。

 

 おお~!今年のアニメ的顔がズラリと出揃ったな。名前が上がった人間達は全部漏れなく我が国の大事な大事な才能です。誇らしいです。

 

 まずは主演声優賞に注目だ。ココが一番の花形部門。

 いや~しかしこんなのもらった日には、生まれきて良かったし、親にも産んで良かっただろ?と言えちゃうだろうね。←そう思う事に不自然性はないものの、どういう目線で出てくる感想?

 

 主演声優賞は市ノ瀬加那と浦和希でした~。

 素晴らしい。拍手です。人数を集めた上で本人達がOKしてくれるなら胴上げしてあげても良いです。

 

 市ノ瀬加那、やったなぁ~!好きです。

 逃げれば一つが進めば二つで栄光を掴めたな!←何が?

 ここ最近はすっかりユリプレイヤーですね。

「水星の魔女」「Do It Yourself!!」「あやかしトライアングル」それぞれでユリリズム追求系のキャラを熱演していました。素晴らしいです。

 特に水星の魔女は、ここ最近枯れることなく出てくる数多のクソアニメを押しのけて光り輝いた年間で見てトップクラスの優良コンテンツだった。その水星の魔女ももう一年くらい前のアニメなのか。時代が流れるのも地球が回るのもゆっくりなようで速い。

 

 水星の魔女なら主役の相棒役を務めたLynnはじめ、富田美憂宮本侑芽、山根綺あたりも良い味を出していた。主人公の脇にも若手、ベテランを含めた良い人材を配置して挑んだ意欲作でした。ガンダムの新しい可能性を見た瞬間でした。ユリダムも良いだろう。

 関係ないけどセーラームーンでも水星の戦士マーキュリーが好きでした。オタクと水星は付かず離れずな運命なのさ。

 

 市ノ瀬加那の名と芝居をセットで覚えたのは、もう結構前になるが「ダーリン・イン・ザ・フランキス」を見てのことだった。ヒロインのイチゴちゃんの恋する乙女な部分を熱演したあの時から芝居に惚れ込みました。役者としてまだまだ出始めの頃の作品だったと思う。ダリフラも5年位前だからそれなりの期間よくやっている。よく鍛えた。←だから何様? 

 

 浦和希もシャドウバースFの真壁スバルの芝居が良かったよ。ボサっとして眠そうな感じの主人公より主人公ぽい相棒ポジのキャラでした。飄々とした軽いノリの兄ちゃんかと思いきや、根っこには熱いものを持っている。そんなスバルのキャラ性が好きでした。キャラの良さを引き出す良い芝居でもあった。今後に期待しまっす!

 

 助演声優賞も熱いっす。

 阿座上洋平石見舞菜香能登麻美子と良い名前が並んでおる。

 

 まなてぃおるやんけ。よう来た。←友達か!

 芝居もだけどビジュと人間が(中身が)超良いと思います。最近ホント顔が格好良くなった。昔はもっと芋かったのに(←それはそれで良しなので悪口にはならない)。まぁ皆そうして垢抜けていくよね。私もそうだったし。

 

 石見舞菜香といえば萌え声のおっとり楽しいお姉さんでは話が終わらない。今年度だと「推しの子」の黒川あかねの芝居に驚異的やばさを見た。マジにすごかったです。続く「ワールドダイスター」での元気ギャルの芝居も可愛いくて最高でした。歌声も存分に披露して素晴らしい。

 でもメインヒロイン役で出演したお隣の天使様とダメ人間男子のラブ物語のやつは、ボヤボヤした間抜けな感じがして眠かったです。あれの2も今度やるというので、その時にもまた人様の色恋にボヤボヤしているとかヤボなことを突っ込みながら見ようと思います。←結局見る以外選択肢の用意がない。

 

 石見舞菜香と長谷川育美がMCをしているワールドダイスターのラジオが毎週とても楽しい。見る度に二人共好きになるんだけど。ギャル達の緩いトーク時間で癒されます。ラジオも良い番組でした。その長谷川育美もなんかすごい賞取っとるやんけ。それは後で触れよう。

 

 まなてぃ、涙ながらに歓喜のスピーチをしとる。もらい泣きしそう。

 ホント、ゴミから名作までよく出て芝居力を磨いたな。癒やしの芝居の先駆者の茅野愛衣に憧れて頑張って来たって何かのラジオで言ってたな。その結果の素晴らしい賞でした。推します。

 

 若手が並ぶ中でベテランの能登麻美子が食い込んで来ている。どんどん食い込め。もっとやれ。

 彼女といえば「水星の魔女」で見せた脅威のママ芝居がやばかった。つい先日、彼女のママ芝居の初期作である「ウィッチブレイド」を見たが、同じママでも物がちげぇ。

 ママ芝居一つとってもこうも引っ張る引き出しが違うのか。で、まだ芝居の引き出しがあるのね。すごいっす。

 ジョジョ山岸由花子イカれ芝居を見た時にも「この人ヤベェな~」とびっくりした後に拍手したものだ。水星の魔女のママンの芝居も素晴らしかった。ここへ来てまだ新しい能登麻美子の新味を見せてくれましたなぁ。あのマスクドママ人間の芝居は怖かった。可愛い女子の声が一番得意なんだろうけど、人が通常時に見せることがない根っこにある狂気性をやらしても素晴らしい。

 

 それと「君は放課後インソムニア」の倉敷先生は格好良かった。格好良くて元気な女教師もなんなくこなします。素晴らしい。

 今度は三度演じる「君に届け」のサワコちゃんが待っているので、そっちを楽しみに未来を生き残ります。

 

 阿座上洋平には、大和田仁美との結婚おめでとうを言いたい。二人が共演した「ライザのアトリエ」は素晴らしきムチムチ太ももアニメで最高だった。昨年夏の良き思い出。

 でも阿座上洋平が演じた役は、グチグチ文句ばかり言うムカつくお兄さんだったよね。

 

 彼も水星の魔女で魅せてくれた。ここで世にたくさん知ってもらったことだろう。グエルくんは裏主人公だったよね。あれはユリ女子によるガンダム的宴だから表看板はユリ女子ーズだったけど、裏担当はグエルくんだった。だから彼の芝居の功績はデカい。

 今はネタと熱血でフィフティーフィフティーの今期のダークホース「ブレイバーン」でも熱演しているね。あっちの芝居も良いです。「鴨乃橋ロン」とかもそうだけど、ちょっとネタっている喜劇で行くのが良い人なのかな。

 

 ハードな人生の波もありつつここまで来れた物語を、ユーモアも交えて語ったスピーチも良かったです。ここまで来るのに背中を押してくれた母にも感謝を、と告げたことで阿座上洋平のイメージがアップしました。母を大事に想う人間が好きです。

 

 新人声優賞に羊宮妃那の名前があったのも嬉しい。彼女もここのところ赤丸ドカン!が来て名を上げまくっているなぁ。そんなわけで気になるし推したい人材。

 初めて見た時にはこの名前なんて読むのだろう。ひつじぐう?とか間違って読んでました。

 

 珍しい名前で希少な才能です。去年放送の迷子のバンドリこと「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」での苦悩に満ちた主人公の芝居はとても良かったっす。見る者の精神に深く訴えかける魂が震える系の芝居だった。迷子のアニメは面白かったな。

 バンドリでは歌声も披露して素晴らしかったっす。迷子バンドも歌唱賞で良いくらいだ。しかし最近の役者は芝居が出来るのは当然だけど、他にも一芸隠し持っていたりするから芸達者で優秀です。

 

 現在放送中の僕ヤバ2期では、バンドリと全然違う陽気なデカいギャル役で出ている。あっちの芝居も良いな。

 僕ヤバを見た我が家のお兄ちゃんが、チビ男子とデカい女のラブだから「かぼちゃワイン」みたいなアニメだなって言ってた。確かにポイかも。Lサイズのギャル、全然アリです。かかってこい!

 

 羊宮妃那の紹介VTRで、主演作だった「アルスの巨獣」の名前と映像も上がっていた。名誉あるこのステージに引っ張って来るには縁起の悪い作品。彼女の演じたヒロインは可愛かったし、作品全体の雰囲気や話も決して嫌いではなかった。途中まで結構好きだっのに、エンドが不完全燃焼を絵にした残念な物だったのが忘れられない。20年代の尻切れトンボ枠の筆頭だな。これはちゃんとやらんと。いくらでも待つから完結させてくれ。

 彼女はこの曰く付きアニメで一発屋にならなくて良かったな。バンドリや僕ヤバは作品もキャラも良かったので、アルスの悪名も記憶から薄れる。現に今回の声優アワードでの紹介があるまで作品のことを忘れかけていた。でもしっかり思い出したからには、不穏なだけで終わったあの未完エンドの解消をなんとかやって欲しい。

 

 歌唱賞はぼざろから飛び出たガールズバンドの結束バンドでした。慣れたはずがまだ「この名前よぉ…」てなる。しっかり考えたのか思いつきなのか、どちらにも取れるシンプルネーム。だからこそ覚えやすい。

 結束バンドのアルバムの売れ行きすごいなぁ。私も2022年終了間近から今日まで良く聴いた。

 一番歌ったのはキタちゃん役の長谷川育美だが、全員歌が達者でボーカルを取れるから優秀。メンバーの中の人ズ4人が揃って登壇でした。皆格好良いシュッとしたスーツで来ていた。さゆみんは愛嬌がすごい!

 マジで近年稀に見る快挙枠だったな。曲とボーカルが良かった。長谷川育美は歌手としても役者としてもここ数年ですげぇ名前を売り込んでいる。めちゃめちゃ声綺麗。ぼざろのラジオも全話視聴しています。2期も頑張れ。

 

 主演のよっぴーこと青山吉能も主演賞で良かったくらい。WUGとして登壇しただいたい10年前の世界が懐かしい。また帰ってきましたね。

 

 楽しい世界で頑張った素晴らしい人達を愛して評するお楽しみ時間でした。楽しいアワードでした。

 こうして名前が上がる人間達は、とりあえず良い作品に出ているよね。クソアニメでなく良作を引っ張り寄せる力も役者の実力だと言えよう。だってMAHO FILMのアニメしか出ていなら賞を取れないよね~。←とか言ってもそこのファンをやっています。

 

 日本の役者は優秀な人材が多い。なので誰に賞を送るのかの話し合いは正直揉めるし胃が痛むものでもある的な内部の都合も関係者がコメントしていた。だろうなぁ。甲乙つけるのが難しいところだ。この会議はちょっと面白そうだな。私も一口噛みたいくらいだ。

 

 今年も大変楽しかった。感動しました。受賞した皆さんおめでとう。あなた達は日本の宝であり未来を照らす希望の光です。ジャパニメーションも役者もバンザイ。次年度も声優の皆さん方はマジでよろしく!

 

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