現在放送中のアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」がとても良いと思う。
ギャルゲーを作るアニメ+タイムリープという治安の悪さゼロでやる東京リベンジャーズ的要素ありなマニアックアニメである。
これすごく良いアニメだよ。この先地獄みたいにクソ展開になったとしても現存するギャルゲー愛に溢れている内容なのが良い。
大昔のゲーム「痕」」「雫」の心エグる系のアダルティなタイトルも出てくる。主人公が所持する痕のパケを犬が強奪するなんてシーンもあった。地球誕生から本日までの間に数多の犬が人の物をかっさらう事件があっただろう。その中でも「痕」を強奪した犬は多分いないと思う。あそこは笑った。
この作品に出てくる可愛い主人公コノハちゃんの自宅自室を見れば、なんとも素敵なことにたくさんのギャルゲーパッケージが並んでいるではないか。あれは良い。とても良い景色だ。
ぴしっと揃えて並べたキレイなギャルゲーの箱。これで米一升はイケる(←やめとけ)。
このアニメを見てから最近ストップしていたギャルゲ収集熱がまた燃えて来た。良いのか悪いのかすぐに判断出来ない反応。で、いくつか買ってしまう。楽しい。
私はコンシューマーゲームしか買わない。こっちでも初回版のはマジでよせばいいのにってくらいデカい箱に入っている。
別に今ではない。ずっと前からだってこの見栄えの良いキレイな箱が後で絶対に邪魔になるとは思っているのだ。でもね、他のソフトとサイズを合わせての通常タイプと比べるとどうしてもこっちが良いってなるんだよね。比較すると通常のやつってなんかショボいじゃん。
単純に遊ぶだけなら安いし小さい通常版で良いんだけど、もうこっちの目的はプレイ自体の外にあるからな。
バンっと置いて見栄えの良いアイテムへの所有欲。もうコレに尽きるな。コレクター心理に従うとこっちを選択して所有欲をどっぷり満たすしかない。
にしてもデケェな……。絶対欲しいと思ったから返品する気なんてさらさらないけど、買ったとなると絶対に場所食って邪魔いなあ~。
なんだろう、この嬉しくてワクワクするのと同時にやっちまったなぁ~とモヤる心理。真逆の思いが同時にやって来る。所詮人間なんてそんなアンバランスな命と知る今日このごろ。私ってば今日も悟ってんなぁ。
もうこれは最初から通常版一本で出してもらうしか解決方法が無いんだよな。選択肢から無くしてくれるともうどうしようもないからこの悩みもおしまいだ。
調べて初回もあったらそっちに行くって。オタクの心はそういう風に作られているのさ。
所有欲を満たしたいという人間のあさましく傲慢かつどこまでも素直な精神がめちゃ分かる秋になっています。
ゲームのデカい箱の存在について改めて色々思う。
主にギャルゲーがこの売り方をしてくるから例に上げているが、任天堂とかのメジャーな会社が出すソフトにも外箱付き限定版がある。割りとどこでもやっている売り出し手法なんだな。
昨今だとミニマリスト精神も流行っているだろう。だからそもそも物を持たずダウンロードだけで済ませる人も多い。パケ化無しでダウンロードだけの商品サービスだってある。
通常パケですら段々と前時代的になって来ているところでまだ紙製の外箱を売る。そして欲しいヤツが一定数いる。となると結局会社が上手いこと商売してるんだよな。
紙資源使用を控える目的で説明書の電子化が完了したゲームソフト市場においてまだあのデカい箱が欲しい私がいる。
まぁ趣味の話だから古いも新しいもないのだが、それでもこのスタイルは前時代的だなぁ。
もうね、買うのを止した方が良いと思う部分はあっても、この所有欲を抑えられないんだよね。
めっちゃ萌え萌えしたパケをレジまで持って行くのに抵抗があるというひよりゼロの人間だからもっと購入までがスムーズになるんだよな。そこも良いのか悪いのか。
家族からはネット購入ならともかくコレを普通にレジに持っていくの?ってビックリされることがある。別に引いているのではなくてちょっとビックリしているだけね。
私はしっかりと心を決めしまった人間だからそれがないのだけど、柔なオタクハート持ちだと羞恥心によるストップがかかる言動でもあるんだな。
レジスタッフの目が気になってギャルゲーが買えないっていう自分だったら愛せないよなぁ。デカい箱に入ったギャルゲを買うなら堂々と胸を張れ。
というわけで我が部屋にはキラキラとした可愛いギャルゲー箱がたくさんです。幸せです。
16ビットのアニメの主人公の生き様も素敵だと思います。
でも、もし私が死んで残った者が売り飛ばすとなると、店ですごい人目についてなんか面白そう。ネット買取ってのもあるけどね。
今の世の中的に見ると前時代的文化かもしれないが、あのデカさに感じる存在感と所有感はいつまでも素敵です。
ギャルゲー文化はこれからも頑張れ。ギャルとラブを絶やすな。未来に期待します。
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