こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(10月~12月)その3

 今期もそうだが、今年全体で見てもNetflixの作品が面白い!

 地上波でゴミ程やる中、地上波には流さないココだけの独占番組まである。もうこうなったら視聴に使う時間の確保が大変。

 最近はなんで一日って24時間なの?もうちょっと欲しいと思ってしまう。

 アニメを見るには時間がいるし、たくさん見るなら目が疲れるから休憩もいる。

 そこら辺との都合とも戦わないといけないから大変な趣味だよね。だからそろそろちょっとは一度にやる分を減らして欲しい。

 

 では、こちらの要望を無視して前期よりも数を増やしまくった愛しき秋クールアニメをプレイバッグだ!わがままな季節もたまには良いだろう。

 

 

ケンガンアシュラ Season2

 久しぶりすぎだろ。1期からだいぶ経過しての2期がこの秋Netflixにて配信された。今期のネトフリ枠はかなり楽しい。

 

 久しぶり過ぎて前回の記憶もいい加減飛ぶっての。1期の頃はコロナの話題が到来する前の平和な世界だったんだよな。でも作品はコロナの有無なんて関係なくいい感じに荒んでいる。

 
 企業同士が合意の上で格闘戦士を戦わせる闇トーナメント戦が未だ開催中。

 全て合意の上で行う暴力によって各社はのし上がり、逆に地にも落ちて行く。この世の定理でもある弱肉強食の世界がそこにある。それが拳願試合。

 これが毎度毎度実に面白い!


 各選手達は、各種戦闘スタイルを用いて最高の試合を見せてくる。1話目からも飛ばしまくりでずっと大バトルのハイカロリー展開。


 行き過ぎた格闘野郎のオンパレなことから、バキっぽいと一部で言われることもあるとか。一部声優も被っているし。大塚明夫はどっちでもボス的キャラの声で出てくる。ていうかバキのシリーズも近い時期に配信していたな。

 

 久しぶりの新作なのに、開始1話目から王馬が限界を迎えて倒れてしまう。主人公がずっと不在のまま2期パート1が流れていくぞ。ほとんど寝たままで意識不明のパート1だった。

 2期開始までの期間で色々あった鈴木達央主演作品なのに、彼の声をほとんど聞いていないような。


 久しぶり過ぎて色々忘れている中でもヒロインの秋山楓がエロ可愛いのは覚えていた。
 ゴリゴリマッチョ野郎ばかりが出てくる分、たまに出てくる女性キャラに見る清涼感が素晴らしく良い。女性キャラが美しいのはグッド。

 

 トーナメント2回戦が順調に開催していく。全試合最高に楽しかったっす。

 キャラクターの格闘術もそうだし、キャラ自体も個性的で見ていて楽しい。

 キャラが多くて覚えるのが大変。そこは毎度名前テロップがあって助かる。

 しかし声優がすごい。たくさんいるキャラそれぞれに有名声優がついている。声優好きにも良きコンテンツ。

 

 2期パート1のベストバウトは、間違いなくマーヴェラス・セキ対ムテバ・ギゼンガの1戦。これはもうプロレスラーというジョブが好きになり尊敬してしまう一戦だった。

 客を湧かせるパフォーマーとして、戦士としてセキは一流だった。こいつは推せる。

 試合には負けてしまうけどセキはアッパレな戦士だった。素晴らしいファイターのセキに敬意を評して、プロレス式に勝負を締めたムテバの心意気も格好良い。

 

 桐生刹那の物語に見る狂気性とキモさも結構気に入った。こいつは誰がどう見てもやばい。

 王馬に対する想いがラブを飛び越えてもはや信仰心になっている。やばいって。浪川大輔のキモ怖い演技も光っている。キャラが面白い。

 

 2回戦が終わった所で、クーデターを起こす困った社長が出てくる。トーナメント所ではない騒ぎで大変だ。クーデターに巻き込まれて面白いデブの春男がボコられて可愛そう。 

 これも鎮圧したところで3回戦がやって来る。3回戦に進むドキドキの中で終わる。焦らしやがるぜ。早くパート2が見たい。

 

 次はいきなり王馬の試合のはず。続きは2024年に配信となっているので、それまでは命の前借りをしてでも生き残れ!

 

SHY

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 可愛い女子でお届けするヒロアカって感じ。キャラデザが良くヒロインキャラが大変可愛らしい。

 でも敵の力が結構強大でダークなため、戦場にはピリリと刺激的要素もあり。そこもちょっとヒロアカなテンション。そういやヒロアカといえば、来年新作が来るというからそっちにも照準を合わせていかなきゃ。

 

 主人公ヒーローのシャイ(本名紅葉山テル)が可愛い。普段は黒髪、ヒーローに変身したら白髪、どっちも楽しめてずっと可愛いじゃないか。

 正義のヒーローだけどとにかくシャイでコミュ障。図太い私にはまるで無い人間性

 これは一般的には現場に不向きな感じもするが、そこは熱い正義の心でカバーしていく。ハートが強くて清い子なので、今期のおすすめヒロインにノミネートしました。

 グイグイ来る図太いギャルも良いけど、弱々しい感じでシャイなのも悪くない。私もストライクゾーンが広くてもはやボール球判定のスペースの方が狭い。

 

 シャイを演じる下地紫野がトップクレジットに来るのもなんだか誇らしい。丁度今彼女の出世作アイカツのあかジェネがYou Tubeで配信中なので、その観点からも声優の成長が見えて何だかグッと来る。彼女も10年くらい業界にいるのか~。

 

 入りとしては可愛いくて楽しそうというものだったが、序章でいきなりヒーローならではの厳しい要素がぶっこまれる。

 救助活動中のシャイの眼の前でも傷つく者が出る。ヒーローといえど全部を助けるのは無理なことを描いている。

 対象をきっちりと助けられない自分の力の無さに落ち込むシャイを描く序盤から、ヒーローの背負う厳しい運命が見えてくる。可愛い見た目だけど厳しいことを言うアニメなんだな。

 

 テルと小石川惟子のカップリングが良し。惟子はイケメンな女子で良いな。こっちも可愛い。最終回は二人がいちゃつく平和でユリユリした萌え回で最高でした。

 

 いじけがちなシャイを盛り上げる相棒の謎生物 えびおも良きマスコットキャラ。えびが食いたくなる。

 

 スピリッツ、レディ・ブラックも可愛い。

 レディ・ブラックが恥ずかしげもなく格好つけて名のりを上げるのを見ているとこっちが恥ずかしくなっちゃう。

 後半はスピリッツが主役じゃん。ロリ化したママンと渡り合う精神をえぐられるシリアスな戦いが展開した。

 ケーキを買って家に買えるママンを襲った浮浪者のジジイが許せん。スピリッツの地元は荒れていたんだな。

 

 新人にヒーローの心得を叩き込むため、スターダストがシャイに拳まで叩き込んでボコるシーンに胸が痛みました。やめてあげて。

 本編ではちょっと怖い芝居を見せた三木眞一郎が、番組ラジオでは優しいお兄さんとしてMC二人に接していたのにほっこり安心しました。

 

 作画が良かったし、とにかく女子が可愛かったのでとても良かったっす。

 下地紫野東山奈央の二人がMCを務める番組ラジオも全12回分視聴しました。ラジオも楽しい。ラジオ最終回で2期制作が決まったと発表があった。また続きが見たい。

 

 アニメ最終回でやばそうな敵側の新キャラが出ていたので、奴らが今後どう本編に絡んでくるのかも楽しみに待とう。2期の時にはラジオも第2弾をやってね。

 

転生したらスライムだった件 コリウスの夢

 転スラもしぶとい。まぁ付き合いだから見る(←何の?)。

 リムルのビジュは可愛くて良いと思う。しかしシズさんが存命だったあの時代が懐かしい。

 

 2期がオタクも非オタクも嫌う会議アニメになっていたので、もうこれっきりで良いかなと思っていたところ、かなり人気があったようだ。そして作る方もやる気があるみたい。なんとこの度3期の放送が決定しました~。来年に2クールでやるという。

 2クールも大丈夫?まぁやる時には見ます。

 

 そんな転スラ特別版の感想は別途記載だよ!

  ↓

koshinori.hatenablog.com

 

とあるおっさんのVRMMO活動記

「とあるおっさんのVRMMO活動記」Blu-ray BOX[初回限定版] [Blu-ray]

 

 これ以上も以下もない。約束された低クオリティの仕事を必ず上げることに定評がある我々の誇るMAHO FILM作品である。これはこれで依頼すればこのラインで仕上げるのねと信用出来る。

 クソアニメハンターなら絶好の狩り場たるMAHO FILM作品は絶対に逃すな!というわけで意気込んで全話視聴しました。これに全話付き合う私ってば人が良い。

 

 MAHOがまさかの2クール連続で新作を上げて来た。そして連続で主役が石川界人

 しかもびっくりなことに来期もMAHOの新作が決定しているので、黄金の3クールが叶うこととなった。はぁ~コレがジャパニメーションの底かぁ。ため息も出るわな。 

 でも五右衛門風呂を風呂として楽しめるようにするには、安全に入れる落し蓋を底に沈めることが重要。だから何だって「底」で頑張る存在が大事なんだってウチのジイさんが言ってました。だからココより上にのさばる作品群は、MAHO FILM作品に一応感謝しろ。

 

 しかしこの会社には、私並みに熱心かつ大金持ちのパトロンでもいるのか。スタッフの中にすごい社長の息子とかがいるからなんだかんだ新作の完成が叶っているという説があっても不思議ではない。この感じで連続でアニメを流せるのがなんかすごい。

 

 とある何かの中でもここ程興味が向かないものもないだろうっていう名もなきおっさんのゲームライフをテーマにしたものである。もうテーマが物悲しい。

 まぁ映像化に向かない華のないものであり、原作をどこから引っ張ってきても作る会社の関係から面白くするにも限界があるってことで、ずっとしょうもなくてつまらない。

 でもね、私ほど娯楽、快楽を真に追い求める者なら、スマートな面白みはもちろんだけど、つまらないの中にだって面白みを見出す事が出来るのだ。

 そのつまらなさにこそ、極まったユーモアがある。これは達人の域に達さないと叶わない人生充実化術です。

 

 前回作のユニークスキルのクソアニメよりも主人公が爽やかかつ男前に描かれている気がする。そこは良いかな。

 キービジュの段階で絵がヘタっていると一部で話題になっていたようだが、その通りです。作画崩壊というわけでもなく、いつも普通にフヤケた絵で全話進行します。良い度胸で作っているな。

 

 異世界をぶらぶらしてメシを作って人に食わせるというお決まりパターンから、ちょっと前にやっていた異世界ネットスーパーのアニメを思い出す。あっちもしょうもないアニメだったな。

 

 主人公のアースくんを謎に推してくる一応メインのヒロインらしいフェアリークイーン役がうえしゃまこと上田麗奈じゃないか。前クールの「わたこん」でもメインキャラとして共演した二人が、随分ランクを下げた次の現場でも共演とは縁がありますなぁ。 速く「わたこん」に戻りたい。それにしてもうえしゃまは今期は良く出てくるから嬉しい。

 

 MAHO作品といえば、毎度キャストだけは評価出来る作りに仕上げている。マジで声優に助けられすぎ。今回もメイン、ゲストのちょい役にまで良い役者がいて、現場がこの感じの割には謎に豪華なメンバーでお届けしていた。

 大塚芳忠がゲストキャラのドラゴン役で参戦していた。年始めにやっていた齢5000年の気弱なドラゴンのアニメでも主役のドラゴンの声だったな。

 

 一つ良かったと思えるのは、主人公を通しておっさんによるおっさんならではのリアルな人生の悲哀が見えたこと。おっさんの正直なところを吐露するアースくんの正直さには好感が持てました。

 とあるおっさんが、プレイヤーキャラのアースとして体感型ネットゲームに参戦したのは、現実生活において感じる心身の老いからの脱却のためだった。

 心身共に経年劣化によって疲れてしまった。おっさんともなれば、昔のように心も体も敏感に動くことがなくなって来る。そこであの頃のように体をイキイキと動かすことで心にもワクワクを。それが叶えば精神の救いとなるのだ。

 これは実際におっさんになった者が見れば刺さる内容になっているのではなかろうか。

 

 幸いなことに、現在私にはアースくんのリアル体のような体の不都合がない。飛んで跳ねて殴って蹴っても思いのままだ。それでも人はいつか疲れたおっさんかおばさんになる。その時になって振り返る若さの盛りとはどれだけ眩しいものだろう。また、それを失って二度と手に出来ない永遠の喪失感の中にある状態とはどんなだろう。

 そんな老いの切なさを落とし込んだアースくんの人生観には説得性があった。そこは心に残った。

 どこぞのおっさんからでも学べることはある。人生は年長者に教われってことだね。

 

 このアニメをこんなに一生懸命見て、この量の感想を絞り出すような人間もなかなかいない。

 私も順調にMAHO信者として魂を取り込まれている。楽しい人生です。MAHOの次回作も必ず狩りに行く。その英気を養うためにも正月はしっかり餅とかその他ごちそうを食いまくるぞ!(←人生のモチベーションが高いまだまだ元気なお年頃)

 

放課後少年花子くん

1日目

 うわぁコレ久しぶり。確かコロナ初期くらいの2年か3年前くらいにやっていたはず。毎クール見すぎてすぐに記憶から引っ張り出すことが出来ない。

 

 普通サイズの2期かと思ったら今回はショートサイズ。マイルドに見やすいショートでコミカルな感じだった。頑張れば瞬き無しで1話分行ける!

 

 正直前作から間が空きすぎてキャラの事を忘れていた。こんなキャラもいたなぁという振り返りを行うのに良かった。簡単にキャラ紹介も叶う感じ。

 絵柄は可愛らしく、なんか楽しい感じで完走出来ました。

 

 放課後になったらすぐに家に帰ってゼルダとかメトロイドをやっていた人間なので、放課後時間をあまり知りません。そんな人間的には新鮮なコンテンツでした。放課後もたまには悪くないだろう。

 

暴食のベルセルク

アニメ「暴食のベルセルク」Blu-ray第4巻(特典なし) [Blu-ray]

 ハズレスキルを引いちまったと思ったら後になってそれが大正解と分かる時間差の逆転劇。まぁよくありそうなヤツ。

 コンテンツとしてはアタリに行き切らないハズレ寄りなものだったかもしれない。まぁそんなこともある。

 

 主人公のフェイトは、後から優位に立てはしたが、過去の物語を見たら可哀想過ぎる。かなり酷い目にあって今日を迎えている。

 昔主人公を虐めていたクソ野郎と大人になって再会したら結構良いやつになっていて、良いパパにもなっていた話はちょっとだけ良かったかも。私達が暮らすこの世界でもあの日の不良が今日の好青年に変わりますように。私のささやかな願い。

 

 冒頭でフェイトの事をゴミクソのように扱うムカつく騎士達が印象的。良いスキルを身に着けた後になってその騎士に逆襲をかます所はスッキリしたぜ。

 階級による差別もえぐいなあ。昨今この手のファンタジーで結構多く見られる要素。

 

 女騎士のロキシー様は、髪型や鎧デザイン的に「ダンまち」のアイズぽく見える。

 子安武人、子安光樹の子安ブラッドが親子役で共演していた。これも良き思い出。

 

 暴食スキル持ちのフェイトはいつも空腹状態で困っている。空腹はこの世で最上位の恐怖だと思っているので、コレを見た後にはいっぱい食おうって思える(←どういう感想?)。

 

 暴食はじめその他にも7つの大罪にまつわる能力者が出てくる。「七つの大罪」の新シリーズがスタートした今期に実はもう一つあったやんわりな要素被りアニメ。

 

 そういやガッツやキャスカが出る方のベルセルクの落ちってどうなったのだろう。最終的にはそこに行き着く変な感想になりました。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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