誰に強いられるわけでもなく、あくまで趣味で楽しくダラダラとアニメ感想をいつまでも書く人生を送っている。
これなんだけど、気楽に緩く臨んでいることではあっても、さすがに文章を作る、書くをすれば最低限頭を使うわけで。そうなると座ってPCに向かうだけでもカロリーが持っていかれるのか、無性に甘いものが欲しくなるのだ。
不思議なんだよな。動いてないのに、腹に何か入れたくなるアクションのひとつがこの何か書くなり打つの作業。
で、スーパーに行って安い菓子とか割引シールの貼られた菓子パンを食うことが最近ちょっとばかり増えた。まぁ有意義な金の使い方で良いだろう。
そんなこんなの都合から、こういうのは腹ペコわんぱく状態の若い体でやるには向かない作業です。まぁ労働じゃなくてあくまで趣味だから良いけどね。
頭にも糖分を回したところで今日もマジで大量にあった今期アニメの感想を書き殴って行こう。年末もアニメを見るに限る!
め組の大吾 救国のオレンジ
タイトルから一瞬「憂国のモリアーティ」を思い出した。関係ないけどね。
でもコレ知ってる。
ドラマ「ウォーターボーイズ」が面白かった流れで、名前が似ている「FIRE BOYS 〜め組の大吾〜」というドラマも見たら中身が全然違った。でもどちらも山田孝之主演で結構楽しかった。ってウチのお兄ちゃんが思い出を語っていたやつ。
我が家にどちらもVHSがあるので私も見たことがある。
アニメを見てみるとドラマ版と何か違う。どうやらドラマ版の続編の漫画作品のアニメ化だったようだ。主人公の大吾も名前は同じでも別人。
そりゃ00年代のドラマでやっていたやつのアニメ化なら古いものな。にしてもこのコンテンツが未だに続いたいたとは知らなかった。長く歴史があってすごい。
とりあえずヒロインの中村雪の声があやねるなので、毎週チャンネルを合わせる枠に決定!今期はあやねるがたくさん出ていて助かる~。
1話目から鬼特訓の連続ですごい。
教官がガンガンしごいて来るけど、これは現場で使える人間を作るためには仕方のないことだから断じてパワハラではない。許された権限の中で正しくパワーを発揮しているから苦情とか言ってくんな。くらいの予防線を張りつつ特訓シーンを描いていく。
めちゃ走るのはシンプルにキツいしだるいと予想できる。
ちょっと面白そうだけど長時間やると絶対疲れるのが、壁と壁の狭い隙間にスパイダーマンみたいに張り付く訓練。あの感じで浮いているみるとどんな感じなのだろうとちょっと興味深い。2、3分くらいならやっても良いかも。
しかしヤバいなぁ。あそこまでハードトレーニングなのか。
あそこに女性隊員の雪が混ざって男共に負けず上位成績を残しているのがすごい。私は頑張る女性消防士を応援します。
頑張る隊員達はすごいし、素晴らしい志を持っていると思う。私も応援する。ただし心から配属されたくない現場だと思った。
現場は当然いつ死んでもおかしくない危険地帯だし、そうでなくても訓練がきつすぎる。こういう仕事もあるんだな。
出動シーンもスリル満点。
要救助者のことを「252」と呼ぶことは覚えたぞ。ネットをやっている身からするとエラーコードを思い出す。
消防士ならやはり火事場に急行することはマスト。訓練でもリアルを想定して鬼程炎と煙を上げて救助訓練を行っていた。笑ってはいけないけど、要救助者役のおっさん顔の人形を見ると緊張感が抜けてやや笑えた。
炎は危ないが、意外ともっと怖いのが水攻め、泥攻めの現場にも向かう事。なんとなく対炎でやっていく人達と思ったが、水難事故現場や地盤沈下で空いた穴にも潜ることになる。
火事場以外の出動現場があるのは意外と知らないことだった。勉強になる。
炎は頑張れば、または運が良ければ突き抜けることが出来る。でも水と泥はもっと物理的邪魔が働くので突破がきつい。泥に埋まったらそもそも動けない。火事よりも水や泥の中の方が怖いと思った。
泥に埋まって息が出来ない状態とかマジで怖い。その場合には、管を地面に刺して埋まった要救助者に呼吸だけは出来るようにセットしていた。あんなこともするのかと興味深く思った。やっぱりしっかりとトラブルを想定して動くし、それ用のアイテムも用意しているのな。
すごい救助シーンが、ラーメン屋のおやっさんを助けるところ。
おやっさんが瓦礫の下の狭い隙間に倒れていて、しかも建物がえぐれて出てきた杭が腕に刺さって引っ張り出しても動かない。そこで大吾が肩を外して狭い隙間に潜り込むのが凄すぎる。痛いのが怖いって人は視聴が危険なシーンだ。
その先の狭い所で杭を切断する作業もするしで、このシーンはスリルがあった。映像的痛みもすごい。
おじさんを助けるために肩まで外して目的地に潜り込むとか絶対出来ないって。咄嗟の判断であそこまでやる人おるのか?
現場の恐ろしさと厳しさも描いているので、全部都合よく助けて「はい、ヒーロー誕生」とはいかない。
出動先で助けられない命もあり、それを前に悔やむ隊員達の苦悩も描いていく。シリアスドラマだな。
しかし助けられない命を通過して次の現場に向かうのは、多くの隊員に共通の試練となる。体はもちろんだが、メンタルも鍛えておかないと定年まで持たない現場だな。命は重いと分かるシリアスな内容でした。
隊員達も常に死を意識していなければならない。一度出動したらまた詰め所で再会出来る保証はどこにもない。
だから大吾と駿が揉めてちょっと気まずくなった回では、現場に到着する消防車の中で、後顧の憂い無きよう互いに謝罪を急いでいた。
もしこの出動で死んだら喧嘩別れになってしまう。それを回避するために互いが謝罪しあうわけだから、このシーンはただの喧嘩の和解以上に意味合いが深い。命が簡単に消える現場で働く隊員同士ならではの印象的なやり取りでした。
怖いけどお仕事アニメとして、人間ドラマとしても結構面白い。続きも見よう。
アニメをやるにあたっての実写企画として、出演者の榎木淳弥、八代拓、そして我らがあやねる(佐倉綾音)が制服を着て実際に消防隊員の社会学習に行く番組があった。
そちらはYou Tubeで見れたので、今日もまだ見れるならさっさと見ておいた方がよい。人の命同様、視聴権限だっていつ急に消えるから分からない。
ここで消防隊員姿のあやねるが見れたのはとても良い思い出になりました。良い企画です。
ちなにも私も学校の社会科見学で消防署に飛ばされました。見学で終わらず結構実地の事も行ったが普通にキツかった。
放水の水圧がやばくてマジで踏ん張らないとぶっ飛ばされるのは体験済み。
それと消化器の使用訓練も受けた。あれってそこらに置いているけど、使い方を知らない人も結構多い。火事が起きてもとりあえず使い方は分かるので、生存率アップに繋がるかも。
柚木さんちの四兄弟。
これは良い!心が温まる。まぁ冷たかったことなど年間で見ても無かったのだが。
派手なバトルとかファンタジーではなく、リアルにある小さな家庭の大きな幸福の物語を描いたほっこりファミリー劇だった。
リアル路線なので地味だけど、これだけ変なファンタジーが乱発される中だと、日本で慎ましく家族生活を送るアニメがあると差別化が叶う。その点から良い浮き具合となって印象に残った好きな作品。
両親を亡くした柚木家4兄弟のかけがえのない日常を描いていく。
長男は社会人デビューしたばかりの学校教師。その身で3人の弟を守って仕事もサボらず頑張る。ガッツがいる立場だ。
長男が学校の同窓会に行くと、家の世話をする親の立場にいることから、早くも年寄り臭いと同級生に言われてしまうのが胸にグサッと来る。苦労人なんだな。長男の隼くんを応援したい。
次男、三男が双子でもなく連れ子でもないのに同学年という随分期間を詰めての出産になっているのが珍しい。そんな事ありえるんだ。ママの体力すごくない?
一番下の弟は礼儀正しく理髪な良い子だけど、じじい趣味が祟ってっ口調までじいさんみたいになっている。喋る度に末っ子の口調ありえね~とアニメだとしても気になって仕方ない。
楽しいけど男だらけすぎていかんだろ。っと思ったあなたっていうか私のため、向かいの霧島家には可愛い女子が住んでいるナイスな設定になっている。
向かいの家のお母さんが格好良い警察官のお姉さんで、ワンチャン隼くんと何かあっても何も不思議ないよな。というメロドラマ脳が活発に動いて平穏な視聴を邪魔した。
良かったのが三男の湊の親友の宇多ちゃんの存在。宇多ちゃんに告白してくる男子がいることで、宇多といつまでも遊べなくなると不安になる湊がいる構図はなかなか面白い。青春の波乱となって楽しめた。
男子と女子で遊んでいたら、いつかはそういう性別の違いにズキリと来る気づきがあるってもの。宇多が男前で可愛かったのは癒やし要素だった。こういう元気印な娘も良いものだ。
柚木家は下の兄弟をしっかり可愛がる良い愛情で結ばれているからほっこりした。コイツら仲良しだなぁ。兄弟で仲が良いならとても良い事です。
今期の顔ぶれの中では珍しい癒やしと温もりを得られる貴重な枠でした。ありがとう。私も親や兄弟はなるたけ大事にしようと想いました。
ビックリメン
あの有名なチョコとそのシールのやつのアニメ。古いものだと思っていたら今も売っているらしい。知らんかった。
ビックリマンならスーファミやPCエンジンでゲームがあったし、昔もアニメがあったのでちょっと触れた事がある。
しかし一番ブームだった時からいえば全く世代ではない。我が家は教育方針から駄菓子とかがほとんど入ってこなかったので、そもそも買って食べたこともない。
でもウチのお兄ちゃんはシールを持っていてキャラを知っていた。ゼウスのシールは見たことある。
これが令和版ビックリマンの世界かぁ~と興味深く拝見した。
世界観設定なのだが、現実の日本と比べてありえん程ビックリマンシールの人気が爆発している。
オタクがコンビニで列を作って在庫入荷のトラックを待っている。もっと欲しがるヤツは輸送トラックを襲って全部奪うまでやってのける。
どんだけゲットアイテムとしてプライオリティ高いんだよ。最近のリアルでいうとポケモンカードがこれに近い状態らしい。先日ポケカ強盗が出たというし、「名探偵コナン」の年内最後の放送回でもトレカ強盗ネタを扱っていた。
本来なら子供向けの玩具や関連グッズに、大人までマジになって何かヤバいことにもなるってのは、案外世相を反映した要素なのかも。
いきなりの印象的な展開は、大昔の3億円強奪事件のごとく輸送中のトラックが襲われ、ビックリマンシール3億枚が盗まれる大事件が起きること。誰が3億枚も欲しいねん。フィクションであることをフル活用してすごい暴れたネタをぶっ込んで来たなぁ。
登場キャラのヤマト、照光子の髪型がありえん。ヤマトの髪型はハイキングウォーキングの卑弥呼様ぁ!のネタの髪型やんけ。令和アニメだと強烈に目立つ髪型だった。
ビックリマンシールを体に貼ったら強い戦士に変身出来て、そこから各戦士達がバトルする流れが見所。
ヒロインの十字架ちゃんが可愛かった。黒十字架天女はセクシーなお姉さんで良かったっす。
後半のマリス、マリアの問題は微妙にTS要素に見えなくもない。
絵はいい感じで普通に楽しく見れました。一話完結のギャグの流れで行くターンも多めで見やすかった。
とにかくビックリマンシールの価値がすごい世界だったのに笑った。
SPY×FAMILY Season2
スパイキャッチャーJ3の時代からだってスパイアクションは日本人の好物とされている。じゃあ令和にやっても皆見てくれるのだ。私も見たぞ。
可愛いアーニャにまた会える季節が来ました。ウェルカムします。
アーニャは今はちんちくりんだけど、大人になったら絶対良い女になると思う。そんなロリの未来を見つめる眼差しを発動させて、アーニャの刺激的家族ライフを楽しんだ。
これもいつの間にか人気作になっているが、あそこまで騒ぐレベルになるには理由がわからない。
1期をやった時からアゲ⤴記事が豊富で、ちょっと作為的な人気上げ作戦にも思えたり思わなかったり(←なんだかんだと疑い深いお年頃事情)。
まぁ今の世って本当に何が人気になって、逆に何がゴミほど叩かれるか、どちらの路線でも読めないからな。出すタイミングとかによる時の運なのかも。
今期は本当に種崎敦美が功労賞贈呈レベルで仕事してるなぁ。アーニャのロリ声が良かったっす。
ストーリーはなんてことなく普通に楽しく見ていける。基本キッズ向け展開だから、タイトル通りファミリーで見ても安心。親戚のちびっ子も楽しく見てます。
中盤の船で旅行するエピソードがハイライトだったかな。ここではヨルさんの裏稼業シーンがたっぷりと描かれる。やり手のヨルさんも負傷して今までにないくらい追い込まれていたかも。戦う疑似ママを応援したくなる。
ヨルさんと悪党軍団の迫力あるバトルも良かったが、日常とかけ離れた闇仕事をする中にあるからこそ、また家族生活に帰れる幸福を噛みしめるヨルさんの心が見えたのがもっと良かった。
当初はあくまで家族のフリで始めた生活の中で、いつしか偽の夫と娘を愛すようになっているんだなコレが。
入りが偽物でも戦って本物になればそれは立派な愛。偽物家族は本物の家族愛を掴むための戦いだ!という清いことを言ったエピソードでした。美しく強いヨルさんが好きです。
ヨルを演じた早見沙織も今期は色々出ていたな。皆人気者だな。
最終回は犬のボンドがメインだった。船旅の時にはペットは駄目ってことで出番なかったものな。
ボンドが放火魔を捕まえるところで、放火魔男が「FIRE」て書いた帽子を被っているのがヒントを無駄に出しすぎで面白かった。その帽子を選ぶなら消防士か放火魔かで大きく種類分けが出来るのではなかろうか。
今度は劇場版をやるとのこと。まだやるのか。
これの落ちってどうなるのかな。どこまでも続けられそうだし、終わらせようと思えば急ブレーキも効くような感じだけど。しばらくコンテンツを見守っていこう。
葬送のフリーレン
結構前にアメトーーク!の漫画好き芸人回で紹介されていたやつだ。
放送するにあたって、または始まった後もネット記事での上げ⤴がすげぇ。私も好きで見て楽しんでいるから悪い作品ではないと思う。ただちょっとやり過ぎレベルで盛り上げちゃっているから、もうちょっとアングラの華って感じでこっそり楽しみたいよね。という勝手な都合と微々たる文句も言っちゃうお年頃。
最近たまにあるんだけど、目立って悪い所が無いからいくら褒めてもOKのノリで過大評価し過ぎなメディアの宴があるんだよな。本当に良い点を褒めている嘘情報ではないものの、いくらかは人気上げのための作為的な情報操作の狙いがあるのかもしれない。そんな気がして何かソワソワするんです。
そんな感じで業者が気合を入れて売り出したい都合が分かるのが、初回放送を2時間SPにしたこと。しかも金曜ロードショー枠でやった。これは多くの人が初回に触れてくれるきっかけになったはず。
ちょっとずつ見るのに向くゆったりな冒険物語なので、一気に4話分が眠いっすという意見もあったらしい。そこには大きく反対しない。
勇者が魔王を倒すってのが従来のファンタジー作品ならではの展開だが、こちらはそういう冒険が終わり、勇者も死んだ後の話が描かれる。
なるほど、ドラクエ4ならライアンが死んだ後にホイミンが彼を回顧しながら次の冒険に出るみたいな感じか。いやライアンはやっぱり違うか。それにホイミンは人になったものな。
パーティメンバーのエルフ女 フリーレンは、人間よりもずっと長く生きることが出来る。そんな長命なエルフ目線で命について巡るファンタジー作品になっている点が新鮮かつ興味深い点。
この作品の良い所は「命」というもの重視して軽く扱わないこと。いつまでも生きているフリーレンは、必然的にかつての仲間の死を見送ることになる。見送った後にやって来る孤独を背負う彼女の人生には哀愁漂うものがある。
ヒンメル、ハイターの人間のメンバーが旅立つ行く中で彼女に残して行く形なき大事な何かがある。そこが見えてくる点にも何やら心がキュッとなる切なさと愛しさがあり、それを受けフリーレンの心も強くなっていく。まるで篠原涼子の歌みたい。
異世界ファンタジーを扱うなろう系全体に見られることだが、とにかく命が軽い。ファンタジーだけど命について深く追求し、決して軽んじない誠実な物語性である点が本作の良さ。またそこは文学的で良いとも言える。
それと葬送の対象にした方が良い作品なら、同期放送の他作品にもいくらか見られた。真に葬送すべきは何か今一度考えてみよう。フリーレンは極めてまともな作品です。
アホみたいなネタ要素で笑わせる従来異世界なろう系とは違って上品で良い。良いのは良いのだが、ちょっと間抜けで笑えちゃうのは、円周率の3.14の数値に迫る勢いで丸っこいキャラデザであること。思った以上に皆丸顔。
絵が下手、作画が悪いの都合ではなく、基本のキャラデザとしてずんぐりむっくりなド饅頭面で笑える。ザブングルを思い出す。
私はエルフ大好き人間だが、その中でもフリーレンほど萌えない仕上がりはに出会ったのはレア。悪くはないが、可愛くもない。
弟子のフェルンも美少女枠のハズなので可愛いには可愛いが、思った以上に丸いっていうか太いから間抜けに見える。
こういうのって第一のヒロインがクールだと次はうるさいギャルが来がちだが、フリーレンもフェルンもボソボソ喋る系のクールヒロインズだった。
でもフェルンは時より萌えちゃう。シュタルクと絡むとツンデレたり、ちょっと面倒臭くなっちゃたりするところに乙女を感じてキュンと来た。悪くない。
中盤で出てきたアウラのもっさりなキャラデザは笑った。敵の強い戦士の感じがしない。
この微妙に華を欠いた丸っこいキャラデザに最初は違和感があったけど、最近ではくせになって来て結果的に好ましい。
楽しい旅の中にも命や時間経過による切なさと儚さが見え、まさに諸行無常を描いたファンタジーだった。こういうちょっとシニアに刺さるキーワードを散りばめた作風も教養と娯楽があって良いと思う。
年明けからも2クール目が放送される。そちらも楽しんで見よう。
ザインがパーティーに年上お姉さんが欲しいと言っていたのは確かにそう思うから、よければフリーレン以外で誰か優秀なお姉さん系メンバーを呼んでくれるとありがたい。
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