こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(10月~12月)その14

 年明けからは、You Tubeで福袋開封動画を見て楽しんでいる。それも私はゲームが好きなのでゲーム福袋開封を楽しく見ている。この時期ならではのお楽しみ要素があるよね。

 こういう配信をしている人がいることを去年の始めに知った。今年もやっぱり買ってくる人がいるのでいくつも新作福袋動画が上がっているぜ。

  

 カスみたいなのばっかり入っていて損したらどうしようとビビるし、そもそも中身が見えない物なら用がないかもってことで一度も買ったことがない。

 自分では絶対買わないけど中身は気になるんだよな~。それが気楽に中身チェック出来るなんて暇潰しには優秀過ぎる見世物だな。

 

 全く知らない人がギリギリ知っているくらいのゲームを引き当てるのを複数件見ていくだけでなんか満足出来る良い時間です。

 

 各配信者のコメントを聞くに、どうやら福袋業界という狭く絞った範囲にも有名人がいるらしい。配信者の中に福袋名人というか、もはや中毒になっている者もいる模様。面白い世界だな~。

 アングラでもっていうか、そこにこそ真に面白みがあるのがオタクとかマニアならではの世界観で良いよな~。

 

 とか思いながら親戚の家で余った餅をもらってはめちゃ食っている今日このごろ。

 

 そんな今日も前期アニメ振り返りが終わらない。終わらないなら終わるまで何とかしようじゃないか。私という人間は、課題が山積みであってもめげずにコツコツと片して行くタイプなのだ。←先生に褒められます。

 

 では今日もたくさん振り返ろう!

  ↓

 

 

 

ガンダムビルドメタバース

「ビルド~」のシリーズも気づけば10周年!そんなめでたきタイミングで来た3話だけのお祭り企画。

 これまでのシリーズの主要キャラが大集合の上で新たに展開する楽しい3話でした。

 

 まず主人公どこに住んでんの?日本とは思えん南国感やんけ。調べたらハワイでした。行ったことね~。

 

 リオくんのガンプラの師匠のセリアさんが美しい。可愛いし格好良いし、肌色成分多めなファッションでちょっとエロい。これがハワイギャルのトップかぁ。眩しいっす。

 この師匠とガンプラライフをエンジョイ出来るなんてリオくんの青春は楽しいばかりだな。

 

 自分もアバターで格好良く変身できて、その上ガンプラも持ち込んで派手にバトル出来るこのメタバース空間最高じゃん。これが流行ったらもう鬼ごっこやかくれんぼの昔ながらの物理100%の遊び勢も絶滅すんじゃね?

 

 ガンプラ空間に行けば懐かしのあの人達がわんさかいる。

 アヤメおるやんけ!アヤメ好きだったな~。忍者風な格好良い女子なんだよな。

 あばたーふみなも可愛いやんけ!

 昔の女達に会えてさすがに魂が弾みます。まるで同窓会気分だぜ!(←行ったことがない)

 

 セリア師匠と妹が揉めた過去の重い話がぶっ込まれる。

 話を聞くに、妹ちゃんはそんなに荒れて病むことある?お前が悪くないか。姉ちゃんに謝れ!

 美人姉妹で何よりだが、病みと闇で見せる妹のダブルヤミ属性が良くないよー。姉妹はもっと仲良くしろって。

 

 姉妹の揉め事をなんとかして最後は平和になりました。良かった

 プラモではあってもあっちの空間に行けばしっかりガンダムだからってことでバトルアクションがご機嫌過ぎる。

 セリア師匠がイケてることにばかり注目を持って行かれたが、やはりガンダムが格好良いことも無視出来ない。各員がオリジナルデザインを良い感じにイジっているセンスもナイス。 

 楽しい周年企画になって良かった。

 

盾の勇者の成り上がり Season3

盾の勇者の成り上がり Season 3 第2巻 [Blu-ray]

 2の時にも同じ事を思ったけど、もうこれは十分成り上がったからいつまでもやるものではない。

 重ねてこれも2の時に同じ事を言ったが、巷のロリ信者的に言えばラフタリアが大きくなってしまった段階で最終回だから。それでいえば1期の中盤からだって既にエキストラパート、または後日談になってしまう。

 という元も子もない事を最初に言ってしまう私ってば困ったさんだなぁ。

 

 この感想をよく聞くが、主人公の周囲がおバカだらけ。うむ、確かに。

 4人の勇者で仲良くしろってあんだけ言ってるのに、コミュ障なのかってくらい他の3人が話せない。これも一つの現代人像なのかもしれない。

 盾以外の3勇者をバカ男に設定することで、盾の尚文の人間的レベルが高く見える。主人公をアゲ⤴するために他を下げるというなろう的手法が見える。上手い!

 

 ビッチことマインが3期に来てもまだ汚れる。こいつどこまでクソ女なの?こいつを幽閉しておけ!

 ホント、マインちゃんは面白おかしく事態を引っ掻き回してくれる。今回の功労者であり、一方で作品の癌とも呼べる特殊な立ち位置のクソ女だった。よくも悪くも濃い味のキャラで印象が強すぎる。

 

 3勇者のバカさを利用してマインが上手いこと悪事を働いている。早くこいつをぶっ飛ばせ。ムカつくからクロスチョップをぶちこみたいと思う反面、ここまでクズ女をやられるとそれはそれでいっそ清々しいので、もっとやれと注目して見ているキャラでもあった。ブリドカットセーラ恵美史上最もイケてるクソ女の芝居がグッドです。

 

 どん底に落ちた槍の勇者の心を救ったフィーロたんの超天使的スーパーライブは神々しかったっす。あそこが3期のハイライトシーン。

 

 メンタルが駄目になった男は、女の力でなんとか持ち直せる。それが分かる内容でもあった。

 尚文にはラフタリアがいたし、槍にはフィーロ、剣にはエクレール、弓にはリーシアとそれぞれの心のケアは女子が担当した。

 

 女の又の下に力と書いて、もう一つおまけに力で「努力」。やっぱり女の力をもらうことは男にとって重要だと分かる。←ってウチのお兄ちゃんも言ってました。

 で、勇者達とマインが関わるのを見れば、女は狡猾で怖いし、男はマジバカだな~てことも分かる。その点では教養あるアニメだった。

 

 鋼の意思でギャルしかパーティーに加えないのが尚文の生きる道なのかと思いきや、今回はそこらの小僧とか落ちぶれた剣の勇者とかをしぶしぶ引き連れることになった。やっぱり女子だけで良かったかも。

 襲撃して来た悪党が、盾の勇者は女ばかり引き連れているとツッコんでいたのも印象的。視聴者の意見をキャラにも言わせているのがナイス。

 

 最終回でラフタリアが巫女装束を着たら謎の軍団に襲撃されて次なる事件にシフト。

 ラフタリアの巫女姿良かったじゃんか。邪魔すんなよ。巫女装束着たのが襲撃の合図って酷いな。

 

 作画は良かった。

 主演の石川界人は今期のふやけた作画枠の「とあるおっさんのVRMMO活動記」でも主人公を演じている。同じなろうな世界の現場でこうもアニメーションが違うのかと新鮮な想いになっていそう。

 

 まだ続く感じで終わったけど4はもう良いかな。もう盾を置いて休んでいいんだよ。

 

ドッグシグナル

第6話 丹羽の師匠

 ドッグトレーナーの仕事を描く犬のしつけ学習アニメ。これは画期的だ。お勉強要素があっていかにも教育チャンネル NHKらしい内容だぜ。

 がしかし、いきなり気になるのは、潤沢なる資金を持つNHKにあるまじき作画力で、ぶっちゃけ絵がヘタっている。

 11月に完結させた「進撃の巨人」最終回で金と労働力が持っていかれすぎたのかな。だからこっちのプロジェクトは息が上がっているのかな。犬の絵も思ったより可愛くない。

 

 とか気になる事を言いはするが、何はともあれ話は面白い。とても良い作品で好きです。

 

 話のとっかかりが印象的。元カノが男に犬を押し付けて出ていくことからスタートする。で、男はめちゃ困るというものだった。

 手回り品だろうが犬だろうが自分責任のものはちゃんと始末をつけて男女交際の終わりとしましょう。コレ、男女交際の鉄則ね!

 

 残された犬のサンジュがマジで言う事を聞かないから困る困る。元カノに押し付けられた犬との生活がいきなり開幕とか絶対嫌だろうに。まずこの女に「めっ!(←しつけでよく言うやつ)」だろ!

 バカ犬をなんとかする専門の丹羽さんとの出会いで、冴えない未祐くんとサンジュの生活もちょっとはマシになっていく。

 これはマジで個人の趣味だけど、主人公の未祐の髪型が嫌いとは言わないものの、間違いなく好きくないです。

 

 丹羽さんの経験から語る犬理論は頭が良い!思わずふむふむと聞き入ってしまう。

 よくよく考えれば分かっている事だけど、想いがつい言葉に出ることから人は犬のしつけの時にも人間語をわんさか使いがち。でも犬はそんなの知らんから言葉を聞いて何で怒る、笑うの判断は出来ない。それが犬を不安にさせストレスにもなる。

 当たり前だけど、人の言葉が犬に全部分かってもらえると思うなという、やっぱり当たり前だけど忘れて臨みがちな心得を思い出させてくれた。とはいっても我が家にはペットがいないから学んでも別に意味ないけど。

 

 人がちゃんとしていれば犬だってちゃんとする。それを信じて適切なしつけをしろというのが丹羽さんの意向。

 犬を見るのが専門だけど、時に犬をしっかり見ることで「飼っている人間の方がダメだわ。じゃあこっちをしつけだ!」という変わったターンもやって来る。

 親がダメで子がいきなり良くなることは稀というかほぼ無い。犬がダメな根っこはどこにあるのか判断するプロの観察力もすごい。

 この犬が悪い前提で考えると実は人の方がダメだったというパターンがあるんだ~というのが面白い気づき。

 

 今時の研究スタイルだけど、ペットカメラの録画映像で犬の問題行動の原因を突き止めることもしていた。こういう研究をしている仕事もあるんだ~と感心する。

 

 サンジュの去勢のエピソードはちょっと怖いが興味深い。これは男子諸君が見ると股間がキュっとする話かも。

 サンジュの睾丸が奥まった場所に隠れているのも印象的。そんなことありえるのか。

 タマタマにグッバイするのはそりゃ楽しいことではない。しかし、犬が様々感じる欲求の中で性欲は他の事ではすり替えがきかず、あればそれで苦しみが続くこともある。

 タマタマを残すかグッバイするか、それぞれの状況を長期的に判断すればどちらが幸福か。そこを説明して飼い主に判断させるトレーナーや医師の意見にもふむふむと聞き入ってしまった。

 なぜそれを行うのかの理屈がしっかりあるんだな~。賢い番組だ。 

 

 丹羽さんが飼い犬と父を亡くす幼少期エピソードはきつい。

 トレーナーの師匠のおっさんとは、犬のしつけを行う上で体罰はアリかナシかで揉める。ここのエピソードも考えさせられるものがあるな。これって人間のガキに話を置き換えても教育的にどうか、結構シビアな判断になるな。

 コミュニケーションツールとしてはジョーカーになる暴力が活きる場も確かにあるっちゃあるからそういう言葉と概念がある。適材適所でそのカードを切ることで、犬も人間も守れるパターンがある。

 でも丹羽さんは暴力アンチだからそれをしない。かといって必要範囲で暴力を使う師匠が悪人とも言えない。難しい世界だなぁ。考えさせられる。

 

 犬も主役となるアニメなので、犬はじめ動物ならなんでもござれの声優 麦穂あんなの本領発揮の現場となっていた。サンジュはじめよその家の犬も演じている。この人も動物声優をやって10年越え戦士だな。 

 ウルソン先輩は同期放送の「スパイファミリー」でも犬のボンドを演じた松田健一郎が担当した。

 栄光の動物声優の実力発揮の場となったのも良き思い出。

 

 サンジュを置いて出ていった女はあのまま退場なのか?そうじゃないとは思う。

 あの女と接触してなんか面白くなることを期待する。

 24年もまだ続くのでこの先も見ていこう。

 

豚のレバーは加熱しろ

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 まずタイトルに笑った。

 異世界なろう系に教養無しと幾度となく言って来た私だが、こちらには今期の異世界枠最大の教養を見た。

 主人公が異世界に来るきっかけになった事件の反省ともいえようタイトル「豚のレバーは加熱しろ」のメッセージ性の大切さをしっかり言ったのは良い。

 主人公は焼きの甘いレバーを食して人生が終わったらしいから、やっぱりレバーはしっかり焼かないとダメ。これは今期たくさんあった異世界アニメの中で最も現実に活きる教養あるメッセージ性でした。

 レバーはしっかり焼け!そして作画を上げるならしっかり熟したのを寄越せ!

 

 今のご時世、転生したら何になっていてもおかしくないから驚かない。しかし転生したら豚でしたとは、過去一でなりたくないやつかも。前期の自販機も酷かったけど。

 春クールアニメ「いせレベ」では、豚のように太った少年主人公を演じていた松岡禎丞が、今回は豚そのものを演じている。この豚繋がりに奇妙な縁を感じないこともない。

 

 可愛いヒロインに豚扱いされて(冷ために)楽しむアニメかと思いきや、主人公にその気はないし、ヒロインのジェスは可憐で優しい子だった。肩透かしなようでいて、その反面安心なようで~な変な気分。

 

 内容はかなり地味で、豚と少女でぶらぶらと旅するものだった。

 豚がダンレボをやるシュールなギャグノリが見えた序盤がハイライトシーンだった。

 

 ちょっと気になる要素は、ジェスはじめ首輪をつけられたイェスマという変わった立場の人間の存在。その時が来たら訳も分からず王都を目指すよう宿命付けられている。

 この理由解明の流れがちょっと怖いし胸糞悪いかも。

 お偉方的にとって不都合な人間、または不都合な力を抑え込むための社会実験みたいな内容が見られた。まぁ分かるけど、にしてもイェスマの扱いが可哀想。

 

 こちらはproject No.9が制作を担当した今期の万策尽きた枠である。

 休止週を挟んで放送した復帰回の作画が特にヘタっていて、マジで色々ギリギリ状態でのお届けとなっていた。そして年内で11話までしか作れず、最終回の12話目は万策尽きて放送ならずとなった。1月にはやってくれるのか?早い内にやってくれることを期待する。

 

 にしてもともりるが出るアニメってどうしてもこうも曰く付きになりがちなの?

 メドヘンとかゾン100とかコレとか、同期放送の「ひきこまり」もマジでギリギリセーフだったし。

 彼女の事は推しているし良い役者なんだから過去を振り返って気持ち良い職歴になるようにしてあげてよ。もちろん役者には微塵も罪がないけど、その人の過去を振り返ったらネタにされる番組に多く出ていたってなると、その人までネタの一部みたいに思われがちじゃないか。お願いだから役者が気持ちよく仕事を振り替えれるようにしてあげて。こういう事になったら引っかかりのある思い出になっちゃうって。

 

 同クールに無茶して3作も手掛けて仕上がりがコレだからなぁ~。この会社には厳しい判定しか出ないぞ。こうなると年末年始は会社で大反省回だな。

 3作それぞれまぁまぁ楽しかったから、今回の反省を受けてまた未来を目指してくれ。

 人の失敗には決して甘くないが、次のチャンスを潰すことはしない。挽回の余地は最低限残してやる。それが私の育成方針です。

 というわけで、レバーを食って次も頑張れ(←アニメ見てレバー食ってるだけの人間が何様?→と思ったなら私を黙らせるくらい頑張って見せろ!)。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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