こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

AZKi新アルバムを引っ提げたライブ「声音エントロピー」見てきた

 最近ホロライブの歌姫 AZKiちゃんが気になる。

 気になるものは気になるままに気が済むまでしゃぶり尽くす。そうして未来に向けて悔いとなるであろう対象は潰して回るのが私のやり方である。

 そんなこんな気になって見ていく内にハマりたくなってハマった。

 

 ここ最近ホロライブをしっかりチェックするようになって気付いたのだが、アズちゃんの見た目が昔と変わり過ぎだろう。

 ごめんけど、これまではときのそらちゃんとコラボで歌ったことがあったお姉さんくらいにしか認識がなかった。先にそらちゃんにハマってCDを聴いていたらそらあずコンビで歌うコラボ曲があった。そちらでしかお声を確認していなかった。

 多分そらちゃんと歌った「紅藍クロニクル」で初めてボーカリストAZKiの声を聴いた。あれもかなり前のことだな。

 あの時と見た目が変わりすぎていたな。AZKiちゃんはお化粧直しという名のバージョンアップをしていくVアイドルの中でも都度めちゃ変わっている。昔の髪型がなんていうか今時じゃない感じで当時の私にはハマらなかったのかも。あの頃はビジュ的に尖っていたんだな。尖りもそりゃ印象付けには良い作戦だが、長く付き合うならマイルドな見た目の方が良いかも。というわけで今のロングヘアーのが一番可愛いです。

 久しぶりに会った女が前よりいい感じになっていた。それを味わった時、人はなんか嬉しくなるのです。丁度それを感じている今日このごろ。

 

 最近YouTubeを開くと、アズちゃんのショート動画が定期的におすすめに来るようになった。

 それを見て思うことがある。めちゃ声が綺麗。ホントすごい綺麗な声だな。滑舌もめちゃ良いし、ホロで一番の美声かも。←という個人的感想。

 この人は元々何をして来た人なのだろう。何か訓練なしにこんなに透明感ある声で綺麗な発声が叶うものなのだろうか。こいつは気になるが捗る。

 

 先日のホロARK企画の最中に、新たに配信リリースする「The Last Frontier - 5th fes. Live ver. -」の宣伝を行っていた。あれきっかけでしっかり聴きました。すいちゃんとのコラボでめっちゃ良かったよ。

 この曲やショート動画を楽しんでいる内に、もっと聴きたい声だなと素直に思えて来た。ホント、私から「もっと聴きたい」を引き出すマジックなんですなコレが。

 

 ここから7月末に出した新アルバム「Route If」も聴きたくなってしっかり聴いてみた。こちらも良いぞ。

 大変聴きやすい。キレイな声でノリの良いポップソング、可愛い系やしっとりバラードと何でも熟れた感じで歌っちゃうんだな。歌が上手い。

 これは10年後に聴いても生活音として違和感無く馴染むと思う。もうね、浄化を促進させるかのような美声なんだよね。

 ちょっと大袈裟に言えばずっとASMRを聴かされているような感じ。耳からぶっ込むアロマ効果とも例えられるかも。

 ここの事務所のやり手の歌姫ならそらちゃんやすいちゃんも良いが、アズちゃんもまた全然違う声質で上手いなぁ。これはこれで新たに好きだ。

 

 ここからもっと興味を広げて、新アルバムを引っ提げたライブも見たい。ARKの時にライブのことも宣伝していたし。

 YouTubeで最初の数曲のみ無料パートが開放されている。とりあえずそれを見る。歌姫も客も温まって来たぜ!という所で無料分が終わりだった。これはまたお預け寸止めのタイミングが上手い。

 ヤベェな。もっと見たいし聴きたいなぁ。この夏史上最強にAZKiのステージが見てぇ!そうなった私は、遂に全編見れる配信会場にぶっ込むことにした。向こうさんも上手い商売やってるわ。

 

 いや~良かったよ。素晴らしいライブだった。昼夜2ステージ見たけどどちらも良かった。

 会場に轟くアニキ達の野太い声が、生のステージ感を演出するアシストになっていた。開拓なんてするならゴツい体があった方が有利だからな。つうわけでどうやら開拓者には野太い声が似合うアニキ達がたくさんいるようだ。もうアニキの声ばかりでアネキの声がゼロだったし。まず最初の感想がアニキの声ってのが私の正直なところ。

 

 アルバム一曲目の「Lazy」からライブスタートだった。

 この曲が変わっていて、音楽に合わせて朗読する感じのスタイルになっている。歌を抜きに単純に声が良いAZKiならではの惹きつけ戦法だな。CDで聴いても歌わずに喋ってんじゃんと思ったが、その喋りの綺麗さに惹きつけられる。

 朗読終わりからの「行くよ 開拓者」の開戦の合図に痺れた。ここはCDにはないこの場だけの言葉。

 

 喋りの綺麗さを活かした彼女ならではの演出ということで、曲途中にもエモいことしか言っていないショートドラマ朗読を挟んでくることがあった。あれも良い。

 歌だけ聴きたいライブ用体勢でいた開拓者も、あの落ち着いた朗読を聞けば気持ちよく酔いしれたことだろう。声優の皆さんもよく朗読劇をしているが、ああいう所に混ざっても違和感なく馴染めそうな美声アイドルだな。アズちゃんの声最高かよ!

 

 開拓者として未熟なので、新アルバム収録曲以外の既出曲が来た時には知らん曲だなと新鮮な思いで聞くしかない。

 その中で「ω猫」という曲が可愛くて好きになった。可愛い声もイケるから、こういう可愛くて楽しい曲もマッチするな。オタクはこういうノリのが好きだ。

 夜公演でも「猫ならばいける」という別の猫ソングを歌っていた。猫が好きなアイドルなのかな。どちらの猫ソングも可愛くて楽しくなる。でも私は犬派。

 猫系の可愛いソングということで、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の内部ユニットA・ZU・NAが歌う「Happy Nyan! Days」を思い出した。あれ以来の愛し猫ソングだったわ。猫+楽しく萌えな感じの歌って良いよな。

 

 新アルバムの中だと「まいすとらてじー!」と「Operation Z」がノリノリで楽しい。

「まいすとらてじー!」の「次!」のフレーズが可愛いので言いたくなる。

「map in the cup」は、心が癒えるしっとり系ソングで感動した。霧雨の中で迎える静かな森の朝って感じの具体的な風景が思い浮かぶ。そういうイメージの曲。

 

エントロピー」も素晴らしく心の浄化が捗る楽曲だった。ライブのタイトルにも含まれるワードがそのまま楽曲タイトルになっているものだから結構重要ポジだと思って聴きました。

 この曲のメッセージ性が清くて良い。表現者AZkiとして出来ること、その矜持も歌った良い内容だった。開拓者的にも心に響くフレーズがちょこちょこ出てくる。

 

 それぞれライブで聴くとCDとはまた違う楽しさがあって素晴らしい。ライブで聴く価値は生バンド演奏が楽しめることだな。やっぱり生バンドはアガる。

 

 Vアイドルのライブもこんなにすごいのか。アズちゃんのステージ、めちゃ良かったぞ。これがつまらんというエンタメ感覚はないだろってくらいライブがあっという間だった。

 だいたい映画一本分のが昼夜2ステージ分楽しめた。昼と夜とでセトリが全然違っていて曲被りが少ない。被りはたった2曲しかなかった。これはもう別物のライブとしてどっちも見て楽しめるやつ。

 その被りが少ない中で昼夜共通披露となった「いのち」は特に大切に歌っているのだなと分かる。これが噂に聞く、就活中ののどかちゃんの応援ソングか。アズちゃんの声と歌が誰かの助けになった一例だな。かなり感情を込めて歌う「いのち」も私の命に響く魂のパワーソングでした。素晴らしい。

 

 6年もいる歌手なのに、なんでこれまでこんなに聴き込むことがなかったのだろうか。ちょっと損に思った。ホロのアイドルも歌が達者なのが多いし、それぞれステージに立てば華やかで目の保養になるな。

 これはもう絵がステージの上でなんかやっているという簡単な話ではない。そういう域は飛び越えてしっかりエンタメだった。アズちゃんの歌、マジで良かったっす。

 

 それからアズちゃんは声の良さを活かしてASMRもやっている。最近はそちらでもお耳が心地よくなる夏時間を送っています。マジで美声だな。

 というわけで、マジでとんでもないエントロピーの声色を楽しめる良いライブが見れた。良い出会いでした。

 追加公演も決まったというので、アズちゃんはこれからも体調に気をつけて頑張ってね。これからも元気に未開の地をどんどん開拓しまくって下さい。

 

 

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