私はアニメが大好きだ。しかしそれよりも先に特撮にハマった特撮マニアである。
ガキの頃は近所のお祭りや子ども会などにいくよりも借りてきた特撮ビデオを見るほうがよっぽど楽しかった。
そんな特撮大好きな私にとって忘れられない日本が誇るヒーロー、それが「ウルトラマン」その人である。
今回ここに記録しておきたい思い出の作品「アルティメットガール」はウルトラマンをパロディにした2005年放送の愛すべきオタク万歳アニメである。
東京では何故か月曜日になると怪獣が現れてそれをどこかウルトラマンに似たUFOマン(特に「ザ・ウルトラマン」に登場するジョニーアスに似ている気がする)が退治しにやってくる。
主人公である3人のヒロインは、UFOマンと怪獣の捕物の巻き添えをくらって死んでしまう。罪の意識からUFOマンは自らの力を分け与えて3人を復活させる。それ以来復活した3人はUFOマンから得た力によって女版UFOマンに変身して怪獣と戦うのである。
はい、もうこの段階で勘のよい特撮好きのお友達はお気づきだと思うが、ウルトラマンがベムラーを追って地球にやってくるという例の捕物に巻き込まれて死んでしまったハヤタ隊員の復活とその後、これと同じ話である。その他にも登場人物の名前、各話サブタイトル、演出からいろいろウルトラマンシリーズをパロっている。
3人の少女が交代して変身しては、どこかデザインがお下劣な怪獣と戦うことになる。怪獣に詳しい変なおじさんが女版UFOマンを「UFOマン子」と命名する。どうなのそれ?というネーミングセンス。後に主人公達側でアルティメットガールと名乗るが3人いて区別せねばということになってまた怪獣に詳しい変なおじさんが3人をサイズワケしてそれぞれに「巨乳・貧乳・ロリ」という風に命名した。(貧乳と名づけられ子はそこまで小さくはないサイズだよ。)
というワケでメインキャラクターの3人の女子はどのニーズにも対応したキャラデザになっており、TVの前のどの変態紳士諸君達のお眼鏡にも適うことであろう。
本家ウルトラマンが活動限界が近づくと胸のカラータイマーがピコンピコンと言うのに対してこちらはパワー残量が危なくなるとアルティメットガールの身に纏うスーツが所々溶けたようになって最終的には全裸になるという男嬉しい設定となっている。
いや~おバカな設定だな~
アルティメットガールの変身して戦うパワーの源を「m.o.e.」と言う。
m みちゃいやん
o 乙女
e エナジー
という略称である。クレヨンしんちゃんに登場する正義の組織SML(正義の 味方 LOVE)を彷彿させるかのようなおバカな発想である。用は、恥ずかしいと思う乙女の羞恥心が彼女らのパワーにつながるということ。なおm.o.eは本作の原作、製作を担当した多くの萌えアニメを生んだレーベルの名である。
UFOマンの声は古谷徹が担当しており、自身のかつて出演した作品に登場するキャラの名台詞を所々にぶっこんでいてここでもパロディネタが楽しめる。アムロの「親父にもぶたれたことないのに!」も久しぶりにきけました^^
他にも嬉しいパロディは「コレクター・ユイ」のコスプレしたお姉さんがちょっとだけ写るが、声は本物のコレクター・ユイである。名作なのにDVD化していない作品なのでここでお声を聞けるとはありがたかった~。NHKさんには「さくら」とか「精霊の守り人」を何回もBDボックスで出すならこっちを先にボックスで出してほしいと願う。
今では珍しくないショートアニメだが本作は当時そんなに数が無かった気がする一話15分の気楽に見れる良いアニメだった。
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