こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

現代におけるレトロゲームについて語りたい

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

 

 先日、録画していた番組「リトルトーキョーライフ」のメイン企画「質問道場」を見たら、なんとファミコンが特集されていた。

 

 出演者のHey! Say! JUMPの皆々がファミコンを学んでいた。平成に入って早々に次世代機のスーパーファミコンが誕生したので、彼らはファミコン世代ではないはず。

 

 現在、ミニファミコンミニスーパーファミコンなど、あれこれのレトロゲームが装いも新たに復活している。次にはPCエンジンメガドライブもミニシリーズで出るらしい。まぁこの手のグッズについては、実機と収録ゲームを現在も持っているので私には需要がないのだが、レトロゲームが今になってまた必要とされているという世の現状には嬉しく思う。

 

 私はレトロゲームが好きなので、この放送は大変心踊るものだった。JUMPの皆も合わせて好きなので、この意外な組み合わせは嬉しかった。

 

 有岡君はニンテンドー64世代、そして気になるのは山田がよく遊んだゲーム機として「ドリームキャスト」をあげた点。なにせ私、セガっ子なものでこれには歓喜セガの名機の名前を、しかもスーパーアイドル山ちゃんの口から聞けるなんて嬉しい。山田とドリキャスに結び付きがあるとはこれっぽちも予想しないので、ド下ネタでも言ったくらい衝撃が走った。令和になってもまだ「ドリキャス」のワードが電波に乗るとは思わなかった。ドリキャスで遊んだことがあるとか、彼の好感上がったわ~。山田の発言はコアなゲームオタクにウケたはず。なにセガっ子はだいたいコアなゲーマーだから。

 そういえば、彼らの大先輩のタッキーが湯川専務と一緒にドリキャスを売り歩いたこともあった。

 

 ファミコンは1000作以上ソフトが出ている。私はその内300くらいしか持っていないが、まぁ個人的手応えでは4割くらいはクソゲーだと思う。

 今回番組で取り上げられてた「コンボイの謎」という謎ゲー。この謎ゲーも遊んだが、プレイした山田が期待に答えて秒で爆死してくれた。敵の攻撃が見えないという謎クソゲーだったな。コンボイもメガトロンも好きだけど、このゲームはクソだった。

トランスフォーマー コンボイの謎

トランスフォーマー コンボイの謎

 

 

 

 そしてファミコンの下に付けるディスクシステム。これはJUMPメンバーも知らなかった。我が家にもあるけどベルトが死んで今ではプレイ出来ない。デカイ電池が大量にいるので燃費の悪いのゲーム機だった。途中で電源アダプターを買ったな。ディスクシステムを装着したゴツイ見た目が好きなんだよな。一時はあれを携帯の待受にしたこともあった。

 

 こうして番組でアイドルに遊ばせて再びレトロゲームを世に認知させるまでになっているので、古くともそれらの価値が再認識されていると分かる。レトロゲームもブームになれば当然扱いが良くなる。

 私は現在レトロゲームと呼ばれる「ヤツら」がまだ埃を被ることを知らない現役の頃から愛して止まないわけで、ヤツらを雑に扱ったことはない。しかし、ヤツらが現役を退き、プレミアがつくまでになる狭間の時があった。その時分にはまるでゴミ扱いだった。

 例えば、スーファミが台頭して任天堂の出世頭の看板商品となった時、前時代の物となったファミコンソフトは定価の1割以下の10円とか100円くらいでショップで売られることもあった。私は小遣いが少ない少年だったので、その狭間の時期にファミコンをはじめとした現在レトロゲームと呼ばれるあれこれを安く、しかも大量に集めた。

 番組でも紹介された「ドンキーコング」や「ドンキーコングJr.」も中古屋で50円とか100円で買った。それが今では箱も説明書もない裸状態でも数千円で売られていたりするからすごい。

 

 ついこの間、リサイクルショップに行くと、5年くらい前には汚いゴミ箱みたいなケースに雑にツッコまれて売られていた50円くらいのレトロゲームが、今ではガラスケースの向こうに陳列されて2千円や3千円で売られていた。かつて私が数十円、数百円で買った物が、今ではこんなに価値が出ている事実には普通に優越感を抱く。駅前で演奏しても2、3人しか客がつかなかったあの日の売れないミュージシャンが今ではドームを埋め尽くすまでになり、自分は彼らが全く売れてない頃から目をつけていたと後で威張れるあのマウント取ってやった感がここにもある。なんだか嬉しい。同時に、私だけが分かる高尚さがついには鈍感な大衆にもバレたかと想うと寂しくもなった。

 

 そんな訳で私はレトロゲームを今も昔も愛している。愛していて良かったと思えた。買った物は一つも売っていないので、マジで金に困ったら結構な金に換えられそうだ。 

 番組を見たことをきっかけにレトロゲームとの向き合い方を再確認出来たぜ。これからも、古くとも現代で戦えるヤツらで遊び尽くすことにするぜ。

 

 レトロゲームだって時代をJUMPする。それがよく分かる放送だった。

 令和でSHOWは無理だなんて言わせない!

 

 

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