こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年のアニメ感想(7月~9月)その10

 

 

 

うたわれるもの 二人の白皇

うたわれるもの 二人の白皇 Blu-ray BOX 上巻【期間限定版】

 

 萌え萌えな可愛い絵だけど、しっかりと和テイストな戦略系作品で深みがある。

 久しぶりの新作は気合の入った初回1時間SPだった。同期作品だと最新の賢者枠も初回1時間放送だったが、あちらよりずっと出来の良いアニメで安心した。

 

 前作から5、6年ぶりの放送となった。その間に種田梨沙が体調不良で一時活動休止し、藤原啓治が亡くなるという大変な出来事があった。出演者が色々と大変なことになたのを越えて迎えた新作なのでしっかり見るしかない。

 藤原啓治の後を引き継いだのは利根健太朗。藤原の雰囲気を出しての違和感無き仕事ぶりを見せてくれた。あやねるとラジオをやっていた時からモジャ先輩はきっとやってくれる男だと信じていた。(←知っている人は分かる昔話)

 

 久しぶりすぎて内容を結構忘れている。前作のOPだった「不安定な神様」は定期的に聴いているから覚えていたんだけど。今回のOPの「人なんだ」も格好良い素敵な曲だった。まさに我々の事じゃんって感じの内容の歌。

 

 ぶっちゃけ何がどういう状態か整理がつかない感じだが、とりあえず楽しく見ている。

 がっつりではなく、やんわりと獣系なヒロインがわんさかなのでその点も可愛い。ヒロインが可愛いだけでもお得だという緩い見方でも楽しんでいる。

 

 クオンの合流が遅いのでどうした?と焦れたが無事合流出来てよかった。

 姫様と覆面状態のクオンの美少女ガチバトルが見所だったな。クオン可愛いけど怖い。こんなにバチバチな武闘派だったっけ?

 種田梨沙の演じる凛々しく強い女はやはり良い。

 

 ノスリのお当番ターンが可愛い。オシュトルの前で乙女な感じをかなり出していて萌えた。

 

 1クール目終盤に来てアトゥイがオシュトルにキッスをかますキュンシーンが用意された。今回はそんなにモテモテモードで行くのか。

 ていうかあんなにほんわかなアトゥイを原由実が演じていたのか。気づかなかった。今期だとよその番組ではガイコツ男の配下のアルベドという邪悪なセクシーヒロインを演じている。あっちの低い声の芝居が通常営業なイメージだから「こんな役もやるのか~すげぇ」ってなった。

 最終的にオシュトルは誰を選ぶんや。美少女ホイホイな状態が楽しい。

 

 萌え萌えオンリーで終われる脳みその休み時間ではない。メインで見せる要素は硬派な軍略ものである。緊張感ある軍事的駆け引きや、物理オンリーに物を言わせた合戦展開もあり。

 うざいおデブのデコポンポの片付けは終わった。2クール目からは新たなしんどい戦いが始まるとお知らせしたところで9月分の放送は終わり。10月からも続きを見よう。

 

黒の召喚士

黒の召喚士 1 (ガルドコミックス)

 

 長々としたタイトルの割には内容で言いたい事は短いという昨今の異世界モノらしからぬショートなタイトル。タイトル的にはなんだか硬派な感じがしたが、中身はいつものやつ。普通に面白くない。

 

 主人公がダサい。バトルジャンキーという危ない性格持ちだとのこと。コレはお友達になりたくない。

 勇者パーティーとやり合いたいことから、悪者の振りをして接触するのには引いた。

 勇者がボコボコにしてくれたら良かったのだが、まぁ主人公なので無双して蹴散らす。勇者の方を主役にしたサイドのお話でも良かったかも。

 

 記憶を無くした主人公が、スライム、おっさんの鎧騎士、後はそんなに萌えないヒロイン共を引き連れて冒険するいつもの感じのヤツだった。異世界迷宮に続いてこちらも奴隷を買うのかよ。ホントどんだけ奴隷好きやねん。たまには野良のギャルでも捕まえてこい。後半になって出て来た妹ポジの追加ヒロインはいらんかったな~。

 こんな愉快なメンバーでブラブラして米を食うみたいな話だった。

 

 導入の気になる要素は、異世界へのナビゲートをしてくれた女神様の存在。上田麗奈の素敵なお声のこの女神様だが、訳あって後半まで主人公の傍にいても姿が見えない。主人公が一目惚れした存在だけに、初お披露目時には結構ワクワクした。さすがに少しは可愛いけども、基本のキャラ絵の「可愛い」成分が省エネなアニメなので、可愛さを描くには限界があるということは察して上げて欲しい。

 そういえば上田麗奈は、「異世界道中」でもろくに顔が見えない女神様の役で出ていたな。

 

 バトルシーンで急にどこかのオンラインゲームみたいなCGになるのは印象的な要素だった。なんだったんだあのバトルシーンは。

 

 これの第一回放送を見てから最終回まで見た付き合いの良いユーザーは何人いたのだろうか。最初から最後まで見た私はかなり付き合いが良い人間だと言えよう。

 声優は皆良かったし、皆で焚き火を囲む映像をバックに流れる鈴木みのりのED曲も格好良かったぞ。ジャズバーで聴いてもしっくり来る曲だと思う。

 

ハナビちゃんは遅れがち

ハナビちゃんは遅れがち(1) (ヒーローズコミックス)

 

 パチスロ機の美少女擬人化アニメだとのこと。我が家の家訓で遊技場の出入りはダメとなっているので、パチスロなんかやったことがない。だから擬人化されてもなんのこっちゃだ。ていうかマジで何でも擬人化する世の中なんだな。

 

 よく分からんけどパチスロ娘達が可愛くて楽しいし、各員を演じる声優も良いので楽しく視聴した。何人かウマ娘と声優が被っているが、ウマの次にはパチスロ機になりきった芝居をするってどのくらい不思議な感じがするのだろうか。

 ハナビちゃん役の和氣あず未は、今期だとプリマドールでもチビロリのマシン娘を演じている。彼女が演じるこの手のチビの芝居は可愛くてグッド。さすがはあじゅじゅ。

 

 とりあえず古くからある伝説の機種にそんなのがあったのかと勉強になった。

 この手の店の営業ルールも時代と共に変わっていったという事も学べた。詳しくは不明だが、今はイベントでサービスしすぎるとダメになったらしい。お客の方は儲けにくくなったということみたい。

 

  毎度入れ替わりのOP曲は毎週の楽しみだった。ED曲も含め主題歌がなんだかおしゃれで楽しくて良かった。

 

異世界薬局

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 今期は「異世界おじさん」「異世界迷宮(以下省略)」そしてコレ。頭に「異世界」がつく作品が3つも同時に放送された。この世のどこにもない異世界に思いを馳せるのはもはや国民性な模様。

 

 異世界転生した主人公は、日本では医者をしていた。というわけで医学を用いて展開する異世界物語になっている。

 中身が空っぽだったキリオドラッグにもう少し内容を詰めた感じの作品になっている。

 

 従来の教養ゼロの異世界モノとは一線を画す「医学」というそこらのオタクが触れる機会もない高等学問がテーマに盛り込まれている。物語に教養があればあるで良いのだが、所詮は異世界ものなので、そんなに難しい要素は別にいらんとも思う私はかなりの天邪鬼なようだ。これを言ってしまう私のシニカル具合もいよいよ大台に乗っかりそう。

 

 主人公の前世の名前は完治で妹は治癒。なんとも医学の申し子のような名前。でも妹は死んでしまい、兄もこの世の病を完治とはいかずに異世界行きになる。皮肉と真実の見える導入展開になっていた。過労死の要素も昨今のなろうではトレンドらしい。どうせ過労からの脱去を叶える妄想話を描くくせして、無駄に序盤だけその要素をぶっ込むよな。

 

 主人公が頑張って薬局を作ったら、古参の薬局コミュニティが新勢力を潰そうとムカつく嫌がらせをしてくる展開が印象的だった。業界のシビアな縄張り争いが見えた。

 リアルの薬局事情にもこういうのがあるのかな。事情を知ろうにも全然病気しないからこの手の事務所に出入りしすることがないんだよな。

 医療関係者は、クリアな心で人の心身のケアに励もうという戒めにもなるアニメだったのだと思う。

 

 質の悪い白粉は美容のためとはいえ、健康に良くないなどちょっとだけお勉強にもなった。 

 後半はご時世ともマッチする黒死病をテーマにした真面目な内容が展開する。カミュのペストを読んだ事があるが、その時にはマジで酷い時代と世界があったんだなと思ったものだ。そんなカミュの本を感じる内容が見える。

 後半はご時世にマッチして皆が防護服やマスク姿で登場する。今の時代にやることで社会派な一面も見えた作品だった。

 

 もっさいチビガキが主役だが、豊崎愛生が男子ボイスに挑戦しいている点はありがたい。

 メガネヒロインのエレオノールが可愛かった。

 

 石原夏織の歌うOP曲の「夢想的クロニクル」は好きだった。

 

連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ

ルミナスウィッチーズ 第1巻 [Blu-ray]

 

 このシリーズも裾野を広げたな。今回は危険なネウロイ撃退ミッションではなく、歌って踊るアイドルウィッチ達の物語になっている。ストパンでやるアイマスラブライブみたいな感じかな。まぁ今期はラブライブの本家も放送していたけど。

 

 何気に今期はアイドル枠も豊富だった。ラブライブスーパースター、シャインポスト、一応はExtreme Heartsもそうだったし、歌謡ロボが登場するプリマドールもその枠でカウント出来るものだった。というわけで歌うヒロイン百花繚乱の夏だった。

 

 OP曲の「ル~ミナ~ス」の良い感じに力を抜いた歌い方がちょっと癖になって来る。OP曲のダンスの最後に皆で星を作るフォーメーションはシャインポストでも見られた。あれって何か可愛いよね。

 

 たくさんの可愛い子ちゃんが出てきたけど赤毛メガネのシルヴィが一番可愛かった。

 とにかくたくさんいるので名前を覚えるのが大変。そこの所の視聴者事情を見越した上で、毎度キャラ名を字幕表示してくれる親切設計は助かる。

 

 そういえばこれも「うたわれるもの」みたいに緩くケモ耳ヒロインアニメなんだよな。ユニットを装備して力を発動すると可愛い獣耳が出てくる設定は良し。

 各員に小さくて可愛い動物の使い魔がいるのも愛らしい。

 

 途中1話は出演者によるオーコメ回となった。そこでキャストが活動から4年経過していると語っていた。ということはコロナ前からもプロジェクトが動いていたのか。知らなかった。4年も頑張っているのだな。じゃあこれからも頑張れとエールを送りたい。

 

 何気に宮藤芳佳ら世界観を同じくする他作品の仲間達がちょこちょこ顔出ししていた。シリーズのオールドユーザーにも向けたちょっとのサービスもナイス。

 

 とりあえず可愛いし楽しかったので何も文句の無い作品だった。

 アニメ製作を担当したシャフトは、同期放送作品「RWBY」も担当していたのでお疲れだったな。「RWBY」のアニメーション自体に落ち度は無かったが、脚本でやらかしがあった。ルミナスウィッチーズでは「しつこいんじゃ!いい加減にしろ!」と怒ってしまうような流れは無くて良かった。


Obey Me! The Anime Season 2

第5話 アスモデウスパラダイス

 

 謎のイケメン達と戯れる謎のアニメ第2章である。

 いつしか始まって終わる感じだった。頭を省エネモードにして見れるショートギャグだった。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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