こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(1月~3月)その9

 

スパイ教室

スパイ教室 Blu-ray BOX Vol.2 [Blu-ray]

 微妙に休止も挟んだが無事年度内に放送終了。

  

 極上先生ことクラウスと可愛いスパイの卵達が織りなすデンジャラスかつハートフルな物語性があって良かった。

 

 先生である俺を殺れるものなら殺ってみろの勢いで教え子にコーチする流れは「暗殺教室」ぽい。スパイのやる事と言えば暗殺だから、言い方を変えただけでタイトルが同じだな。

 年末で終わった「SPY×FAMILY」と入れ替わりで新年にスタートしたスパイものだった。そんなわけでファミリーの方のロスが解消された。

 関係ないけどスパイといえば槇原敬之の「SPY」は名曲。思い出したので最近聴いてます。

 

 教え子のヒロインズが皆可愛い。暗黒の裏稼業にもしっかりと華あり。生徒にムキムキな男とかがいなくてマジで良かった。

 暗殺テクニックをもった可愛い子ちゃんの要素は良い。可愛さの中に潜む危なさといのが刺激的。女子はちょっとの範囲をやや越えた危なさがある方が刺激的で丁度よい。

 

 8人の美少女スパイ達はいずれも人気者の女性声優で固めている。このメンバーが一堂に会するのはなかなかの迫力。「五等分の花嫁」の三等分が揃っている。リーチまであと一歩。

 初手から作品を華やかに盛り上げたリリィも良いが、チビで眼帯のアネットが一番好きかも。

 

 なんだかんだどこを見ても師弟の関係性が微笑ましいもので癒やされた。ヒロイン同士もわちゃわちゃと仲良しなので見ていて可愛い。

 

 福祉の鬼のようなじいさんを護衛する任務があった。あのじいさんの福祉精神は政治屋皆に学んでもらいたい。うるさいけど良いじいさんだった。

 

 結構出てくるワードの「不可能任務」には微妙に中2心をくすぐる響きがあって良い。

 

 一番手ヒロインのリリィが嫁枠かと思ったら、先生の嫁枠を一番欲しがっていたのはグレーテだった。ラスト2話分に濃く見えるグレーテの一途な想いを見るとちょっと切ない。最終回はグレーテの主役回だった。なんだか応援したくなる。

 

 皆で仲良く平和に締めたと思ったら、最終回は次章へ繋がる不穏を残したオチとなった。

 モニカとティアが何か揉めている感じで裏切りだとか殺すとかの物騒なワードも飛んでいた。コレはどうなるのか。

 2期があればとりあえず見よう。

 

BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS

BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS DVD-BOX 9(完全生産限定版)

 年明けからは新章としてサスケくん、サクラちゃんのしゃんなろーなラブラブ指輪物語が展開した。ウチのお兄ちゃんはサクラちゃん推しです。

「お前ウザイいよ」のキツイ言葉をぶつけてサクラちゃんの愛を跳ね返していたかつての冷たい男が、今ではしっかり愛を送ってくれる。サスケくんが愛持つ戦士に成長したことが分かって良かった。忍法を鍛えるのはもちろんだが、真に強い忍者戦士は心にラブも持っていなくてはならない。

 

 嫁への愛が濃く見えたことで、往年のサスケファンは爆死したかもしれない。事情が裏返ってサクラファンもそこは一緒だ。でも私は、薄暗い監獄にも輝く二人のラブを見れた事に感動した。

 ボルトの事はとりあえず置いといて、年明けはサスケくんが格好良かった。

 

 そしてボルトの人生にも新章が訪れる。今回の騒ぎを一旦乗り越えたところでボルト第一章が集結。この物語に一章とか二章の概念があったのか。二章に移行するとは言っても、まだまだ気になる人物のコード、エイダの始末がついていない。奴らのことが気になる。

 

 花澤香菜のエロス風味が出たエイダのキャラ性は謎に魅力的。いわゆるチャーム能力持ち。これは何だか珍しい。「女神転生」でほとほと困らされたことからチャームと聞けば何だか良い気分がしない。でもこのヒロインは何か良いな。気になる。

 謎多き敵勢力がとにかく強い。ボルト、カワキ共にカーマの能力を一段階覚醒させてピンチに応戦していた。これで今後の戦いがどうなるのか気になる。

 

 もうナルトくんやシカマルでも介入出来ないくらい超パワー同士の合戦になっていた。ナルトくんも最盛期は越えたのかと思うと寂しい。時が流れたものだ。最近押入れからWiiのナルトゲームが出てきたが、あの頃の彼は若かった。15年くらい前のものか。ナルトも長いし、ボルトの物語に入ってからもかなり経ったな。

 

 とか懐かしつつ2章もしっかり見よう。スタンドアップジャパニーズ忍者!

 

火狩りの王

火狩りの王 〈一〉春ノ火 (角川文庫)

 微妙に遅れて放送が開始し、気づけば終わっていた。

 ちょっと自分にはしっかり楽しめないというか、悪くはないがお話の全貌が入ってきにくい。数が集中しすぎてヤバい土曜の深い時間帯でやっていた内の一本だったため、集中力を欠いた状態で見たせいもあったと思う。せっかく作った人に向けてはちょっと反省。

 

 古風な感じで一応ファンタジーなのか。

 なんだか全体的にどんよりとした感じだったような。テンション、色合いも含めてそんな感じ。

 

 主要人物の灯子、煌四の二人のサイドから別々に物語が進行して行く。後半では二人が会っている。サイドチェンジしてお話を追うこのシステムは印象的。

 

 タイトルからはその昔やっていた「隠の王」の感じがし、中身の雰囲気としては微妙に「精霊の守り人」感がある。格好良いヒロインの明楽は女用心棒のバルサみたい。明楽が良かった。

 

 ごめんけど最終的には何がやりたい作品なのかイマイチ理解出来ない。久野美咲のちチビ声が記憶に残るばかりの状態。何か続きがありそうな感じもする。あるなら見よう。

 

カードファイト!! ヴァンガード will+Dress Season2

 このシリーズも結構長丁場になったな。カードバトルの事はまるで分かっていないが、キャラクターがいい感じで何か楽しいのでずっと見ている。CLAMP担当の美麗なキャラデザは令和に見てもイケる。特に女子キャラは可愛い。

 

 主人公達一行は日本を飛び出てアメリカでも戦っている。お姉ちゃんズに着せ替え女装人間として遊ばれていたあのユウユがよくぞここまで上り詰めたものだ。

 アメリカで健全にカード試合かと思えば、そんなにスマートに爽やかなものではない。カードゲーム業界に暗躍する謎の影あり。いきなりワールドワイドに不穏な流れをぶっこんで来た。

 

 謎勢力の大元のジンキ、意味なくエロいソフィー・ベルら闇勢力が跋扈している。

 今回から魅力爆発となったソフィー・ベルが大変良い。めっちゃエロい。みもりんの演じる危険度の高いお姉さんの芝居にもグッとくるものがあって良い。なんだかんだあってもコレと絡めたライカくんはちょっと羨ましい。

 ここに加えて序盤からずっと謎のハゲとして暗躍していたマサノリの行方も分かってくる。華やかなキャラが多く出る中、華など度外視のハゲで攻めるマサノリは作中で最も浮いたキャラだな。常に言動が意味深な点も妙に興味を引く。なんだかんだでこいつが好きだな。

 マサノリにアクセスしたことでザクサも表から姿を消して何か怖いことになっている。気になる。

 

 奴らが仕掛けてくる内容に宗教的洗脳を見た。

 まずは力を求めるミチルがネット漬けのバトルマニアみたくされている。彼は健全な世界に帰ってこれるのだろうか。気になる。すっかり声優業が板につき出したSnowMan佐久間くんの演技がナイス。

 

 ウララちゃんも普通におかしいことになっていた。怖い。

 ウララちゃんを変なサイドに引っ張り込んだハロナ・ウォーカーも気になる。これも可愛いので好き。

 

 トマリ姉さん、めっちゃ健康的に見えて好き。今回も元気に騒ぐ彼女が見れて良かった。

 

 とにかく表も裏も揉めている。皆がすっきり笑顔になれるオチにどう持っていくのか。次なるシーズンも決定したのでしっかり待とう。

 ていうかカードもロクにしないのにアニメだけはめっちゃ楽しんで見ているな。ソフィーが一番気になるので、彼女に再会出来る次回作の到来に期待。

 

文豪ストレイドッグス 第4シーズン

 このシリーズも長くなったなぁ。なんだかんだ最初から見ている。一作目をやっていたのが一体いつだったかも思い出せない。

 

 序盤は福沢さんと乱歩の馴れ初めについて触れていた。今回の前半は乱歩が主役じゃないか。乱歩の本は親がたくさん持っていたからたくさん読んだものだ。

 

 乱歩が相手取る悪党がまさかの小栗虫太郎。色々読んできた私を最大限悩ませ苦しめ疲れさせた作家が小栗虫太郎だった。夢野久作の「ドグラ・マグラ」もかなりおかしかったが、小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」はもっと頭が痛くなる代物だった。どんな心理状態でこんな謎の本を書いたのだろう。

 そんな奇書作家の小栗の能力が証拠隠滅というものでチート全開だった。これとやりあう乱歩のやり手ぶりが見える推理合戦が面白い。

 

 乱歩編に決着がついて現代編に戻ったところで、福沢さん傘下の探偵事務所が壊滅状態に追い込まれる大騒動が起きる。今回はピンチでデンジャラス過ぎる。空に散った国木田の行方は一体どうなったのだ。

 

 作品に華を添える一角の与謝野晶子の過去エピソードもかなり重いもので印象的。治癒能力は兵士にとって絶対に良い方向に働くと思いがちだが、怪我と認定されて退けないことで兵士達は一生前線に立たねばならない。それで心を病み精神崩壊を起こす。これは何とも予想しなかった異能力の穴だった。治せるのは体だけの話で心の破壊は止まらないという目に見えない兵士ならではの心理が見える秀逸なエピソードだった。

 そんなシリアス展開の中で不謹慎な感想かもしれないが、まだチビだった頃の与謝野も可愛い。大人になったらクールな大人のお姉さんでそちらも良い。

 

 中島や太宰のターンがあまりなかったな。皆ピンチの中で分裂状態を迎えて別々の場所にいるから仕方ないけど。

 

Buddy Daddies

Buddy Daddies 6(完全生産限定版) [Blu-ray]

 今期だとスパイ教室にもその要素を感じたが、こちらこそ前期で放送が終わった「SPY×FAMILY」要素を引き継いでいるな。令和はスパイブームなのか。ワンチャン私も目指してみて良いかもしれない。

 

 変わっているのはダディがバデイな点であり、SPY×FAMILYでいうところのアーニャがいてロイトでいて、そしてヨルさんを追い出して誰か別の男を置くという形になっている。ダブルパパと幼女で魅せるハートフルな暗殺者アニメ。

 

 ミリを可愛がる事でダブルパパの荒んだ心が癒えるハートフルな要素は良い。ほっこりな面もしっかりあるが、父も母も亡くしたミリが本当に天涯孤独になっていく展開は結構キツイ。

 

 一騎があの感じで妻子持ちだったのは意外。生き残った嫁の妹は可愛かったぞ。

 零は実家がギャングの親分ということででパパと厄介な確執を持っている。

 過去から今日まで心の傷や問題を引きずる二人のパパ達のドラマにも注目出来る。

 やさぐれた暗殺稼業の男達がミリと出会って輝いて行く復活のドラマに面白みがあった。

 

 3人仲良くしているのはほっこりだが、本物でも疑似でも家族をやっていれば問題もそこそこに起きる。

 おっさんが女の子の面倒を見るともなれば洋服のチョイスから何から男のものさしでは測定不能な領域もある。保育園の杏奈先生と連絡を取り合うことで、ミリが仲間達から浮かないよう親の方で色々調整する苦労が見えたのが印象的。小さいガキであっても、自分と他がどれくらい違うのかという比較がなんとなく出来るものなのだと分かった。

 

 一騎にかかる家事負担がデカい。そのためキレた嫁のように一騎が出ていく展開とかは何かリアルにありそうで面白かった。

 一騎を演じた豊永利行の声がすごく良い。それから豊永って珍しい名前だな。色んな学校にいったけどこの名前は一人もいなかった。

 

 零もミッションが入ってこない限りはヒキニートゲーマーだからお母さんを苦労させるタイプだといえよう。面倒な息子ポジにもなるから、そりゃ一騎が苦労するわけだ。

 その零が最終回では実に立派な姿を見せてくれた。オヤジの前でよくぞ啖呵を切った。相棒と娘を守ると宣言した最終回の零は格好良かった。

 

 ぽっちゃり系ヒロインの杏奈先生が可愛い。声が結城友奈だった。

 杏奈ちゃんをもっと出しても良かった。今期の良ヒロイン枠。

 ダブルパパのどっちかとくっついてママとして迎え入れると良いと思った私の発想はどんなものだろうか?

 

 ターゲットの死に際の一言をメモ帳に集めている小木埜 了(おぎの りょう)の狂人めいたルーティンは結構強烈だった。微妙にキモいコイツのキャラ性は結構好きだった。真殿光昭の冷たい芝居もヒヤリと来て良い。良い声だ。

 

 最終回終盤では立派なJKになったミリの姿が見れた。ちょっとグッと来る。

 こんなにガキみたいな声をしている木野日菜も放送期間中に結婚を発表した。おめでとう。

 

 爽快な暗殺者アクション、ロリロリしたミリの可愛さ、そして家族愛が見える綺麗な作品で好きだった。

 

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