こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

レトロゲームを袋に詰めるだけの素敵時間

 寒くもないし暑くもない今こそが地球のベストコンディションだといえよう。

 そうなればお片付けとか、逆に散らかすのも捗るってもの。私はめっちゃ整理された空間が好きな整理整頓にうるさい人間なので、この時期を狙ってしっかりお部屋のお片付けをすることにした。

 といっても元々整頓出来ているから特にやることはないんだよなぁ~。出来る人間ならではの余裕、そしてちょっとの欲求不満がここにある。たくさん綺麗に出来ると嬉しいが、最初からどこも汚れていないと人はこんな事を思ったりもする。

 

 でも何かやろうと何かを探すこと数分。私はそれを発見した。

 

 我が部屋に溢れかえっている物といえば数多のレトロゲーム。マジで数が酷い。

 それらも綺麗に並べて保管しているのだが、どうしても隙間から入った埃を被ることがある。そんなワケで、綺麗なばかりだと思った部屋にも取り除くべき汚れがあった。これを払ってちょっと磨いたりすると綺麗になって嬉しい。

 

 ここで思う。こうして綺麗にしても埃ってのはどこかしらから集まって積もる。ゲームを守らねば。こういったお宝はいつまでも持っていたいがそうはいかない事もあるかもしれない。まぁ無いとは思うがこの先死ぬほど貧乏になったら死ぬ前に売ることになる。普通に生きていても死んだら残った人間に処分されるだろう。

 結果、いつかは自分の手を離れて誰かの手に渡る事になる。こちらが苦労して集めても最後かその先には我が手元を離れてそうなる。それを思うとコレクターの人生とは脆く儚い。だがオチに行き着くまでの道のりは楽しいからやっぱり楽しく集めまくるべし。

 そんなこともありえるから、なるたけ綺麗な状態で次代の受け継がれし者の手に渡ることがベストだと考える。

 

 場所にもよるが、ゲームショップでソフトを買ったら透明のビニル袋が被さっていることがある。色んな店で買うから持っているゲームを見れば袋に入っているのと入っていないのが交互に並んでいる。でも多くは裸状態だ。

 これに全部袋を被せたら安心安全だし絶対気持ち良い。そう思った私は早速Amazon Prime会員の特権を利用し、24時間と待たずとも品が届く設定でお目当ての透明袋をオーダーした。すごい!早い!Amazonは優秀。この速さにも感動。

 

 こういう商品を入れる袋のことをOPP袋というらしい。始めて知ったワード。

 とりあえずDVDトールケースサイズの物を頼んだ。入る対象となるのはPS2WiiwiiuXboxXbox360に対応したゲームソフト。

 一本ずつ入れる。テープが付いているのでしっかり貼る。一本にかかる時間は10~30秒くらい。たまに調子が悪くて変に引っかかることがある。強引に入れると破けるので注意だ。

 この作業なのだが、絵に書いたかのような典型的単純軽作業だった。でも何でだろう。楽しい!そう楽しいのだ!意外にもグングンと作業が捗る。

 透明の袋に入ると20年くらい前のクソゲーもツヤツヤして立派に見えてくる。裸か袋入りかで案外印象が変わるものだな。見栄えが良い。

 

 1商品に袋が100枚入りだから、きっちりその数通りの100本しか袋詰めは出来ない。

 当然そんな数では足りない。私のような結構重めのコレクターともなると、3桁など当たり前。まだまだ裸のソフトも多い。これは追加注文して詰めるしかない。

 いや~それにしても知らなかった。こういうのってゲームを販売する業者側の人間が主に購入するのだと思う。それが誰でも買えるようAmazonに売られていたのか。何でもあるんだな。あまり使用しないから気づくのが遅れた。

 他にもDSやPSP用の袋も売ってるから買うかな。今持っている色んなゲームソフトがが4桁を突破したかそれに近い本数だから、全部のソフトを詰めるとなると、中身がたくさん買えるくらいの出費になる。これは考えものだ。外よりも中を買った方が有意義というのは普通の考えだものな。

 

 好きな物を詰めるからそうなのかもしれないが、妙にウキウキして楽しい袋詰め作業となった。

 これを年金を貰うまでずっとやってろと言われたらキツイかもしれない。でも10日くらいならこの作業を行う工場でバイトをしてみても良いかもしれない。RPGのレベル上げを淡々とやっていく感じの小粒な楽しさがある。

 私は単純作業が向く人間なのかもしれない。普段は結構発展形の事をして基礎の繰り返しが少ないものだから、意外にもこんな事にハマってしまった。

 

 そんなわけでレトロゲームを袋に入れるだけの青春も意外と楽しい。コレ、分かる人って何人いるのだろう。

 とにかく大事な物は汚れからカバー出来る状態にして安全に管理しよう。ゲームも日本の素敵な文化です。守りたい素敵カルチャーが我が家にぎっしりある。

 

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