こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

生誕40周年記念!思い出のファミコンソフトを振り返ろう その9

 先日のニンテンドーダイレクトの発表では、マリオRPGのリメイクを出したり、完全新作マリオを出したりと、聞けばアガる内容が色々あった。令和の世でマロ、ジーノにまた会えるなんて……キュンとした!

 つってもニンテンドースイッチを持っていないし、ゲームをネットに繋げる環境もなしのオフライン専門人間だから関係ないんだけどね。

 

 で、新情報を色々発表する中、レトロゲーマーが大好きなファミコンが40歳を迎えたことにも触れていた。

 温故知新だね。最新のヌルヌル動くCGゲームも悪くはないが、人の魂が帰る故郷はやはりピコピコしたドット世界なのかもしれない。自分で言っておいてなんだか、ピコピコって何だ?

 

 40周年をきっかけに、今後はファミコンの功績を褒めて称え、そしてその存在感を愛でるという企画をやっていくらしい。任天堂も良い心がけだ。日本人は伝統を重んじて称えて愛すという清い心を持ちがち。執着でなくフューチャーであるなら「振り返り」の心がけはナイスでしかない。

 

 というわけで、大元が振り返るなら、暖簾分けして地球の端っこにいる任天堂の魂(つまり私)だってしっかり振り返るってものよ。

 命の本質とは、その源を求めて蠢くこと。私という命のルーツはもちろん親にあるわけだけど、教育を担う機器でもあったファミコンにもちょっとある。

 だからどんどん開くよ記憶の扉。あっ、今回は扉にまつわる可愛いゲームも振り返ります。

 

 

1942

 1942年、その年に一体何があったのか。そこのところは各自でググってくれ。

 

 カプコンのゲームならアクションのイメージが強いが、本作は戦闘機を操るシューティングゲームカプコンが放つシューティングは何かが違う。 

 その特徴は何といっても男喜ぶ(たまには女も)戦闘機での宙返りが出来ること。スターフォックスの時もそうだったが、戦闘機のこのようなアクロバティック飛行を見るとめちゃ気分がアガる。

 

 結構ムズくて全クリまで全然届かないザコプレイしか出来なかったが、ちゃんと面白かったっす。

 続編の1943も発売した。

 

スカイデストロイヤー

 こちらも戦闘機で大空を駆けて敵を撃ち落とす魂のシューティング。

 タイトル画面、ステージスタート時には、まったりご機嫌なBGMが流れるのだが、肝心なシューティングが始まるとBGMは無しになり、戦闘機が飛ぶバリバリ音だけが響く。

 一部マニアにとっては、一般的にうるさいと判断されるであろうバリバリ音がASMRのごとき安らぎ音にもなるとかならんとか。人体に備わる視覚って実に不思議ぃ。

 

 これをやっているとお兄ちゃんから「バリバリうるせんだよ!」というこちらもまぁ同感なクレームが飛んで来ました。

 戦闘機が飛べばクレームも飛ぶ。そんな一癖ある愛しきバリバリゲームでした。素敵な思い出をありがとう。

 

ドアドア

 出ました扉開け閉めゲーム。

 これも可愛いなぁ。もうジャケットから可愛い。

 プレイヤーキャラのマシュマロみたいなのが可愛い。これを操って愛嬌のあるモンスターをドアの中に誘い込み、入ったらサッと閉めて「はい!おしまい」の化け物閉じ込めゲーム。

 

 ちょいテクの半ドアというのもあった。

 

 我が家でドアを開けっぱにすると、だいたいお兄ちゃんとおじいちゃんがキレる。なので現実では出来ないドア開けっぱ、半ドアが出来てちょっと心地よい。

 

 ゲームが楽しかったので、学校のお友達を教室におびき寄せて外からドアを閉めて閉じ込める遊びをしていたら本人、先生、親、多くの人間に揃って叱られた。ドアの扱いはちゃんとしよう。

 ちなみに私は授業中に喧しいというシンプルな理由で、逆に外に締め出されるというお仕置きを先生からよく受けていました。あの時の先生、元気かな?

 

バーガータイム

 我が家の教育方針では、ファストフード全般が基本的に禁止されいた。中でもハンバーガー、その仲間として一緒にお盆に乗りがちなフライドポテト、コーラがその筆頭だった。私ほどマクドナルドに金を落としていない人間もそうはいないだろう。あんな誰でも入れる店に結構憧れがあったんだぜ。でもドナルドのファミコンゲームは遊びました。

 金以外の面倒な都合上あまり食べられなかったバーガーを美味そうと切望する想いが、このバーガーを作る系アクションソフトを引き寄せた。

 マジで美味そう、そして可愛い世界と思って遊んだものだ。ハンバーガーはあのわんぱく感あるビジュが良いのだ。

 

 見た感じは可愛らしいゲームだが、結構ムズい。

 ハンバーガー職人がバーガーを作るのを、こともあろうに具材が邪魔してくる。その数も結構多い。具材が敵なのも面白い。

 

 大きくなったらバーガーをいっぱい食いに行こうと思っていたが、段々と大福とかきんつばとか最中のような和菓子の方が好きになってきて、どうせならそっちのが良いとなり、結果的に今でも私とハンバーガーは疎遠である。どっちも全然別物なんだけどね。

 

キャプテン翼

 サッカーボールが友達のあいつは、大のサッカー好き。そんなあいつこそ我らがキャプテン翼。翼くん大好きっす。アニメ見てスカイラブハリケーンとかゴールポストに登るヤツはマストで真似しました。大人にめっちゃ怒られたけどね。それから橘兄弟関係の技だけどね。

 というわけでファミコンでも球を蹴る日々が始まります。

 

 サッカーゲームならそのまんま「サッカー」を名乗るソフトも出ていたが、こちらのサッカー漫画をテーマにしたゲームは、当たり前のサッカーゲームとはちょっと違ったものだった。

 子供なんて「キャプテン翼」の名前だけでノリノリで買うはず。そんな子達は、やってみるとこういう角度でサッカーをテーマにしたゲームが進行するとは思わなかったはず。

 サッカーだけどシュミレーションという、やるまでコレが来るとは予想も出来ない世界がそこにはあるのだった。これは読めん。

 

 最初こそ「何やコレ?」と思ったが、やってみると意外にも面白い。今となっては翼のゲームはこのシステムでなきゃダメなくらいしっくり来る。

 サッカーは足だけでなく、頭でも球を転がすものであると言った人がいた(はず)。頭でってのは、ヘディングとかの物理のことでなく、頭脳戦を用いるということだ。

 頭も使って攻めてガッツの限り戦う面白いサッカーゲームだった。

 

 超人サッカー漫画だったから、普通のサッカーゲームにするとバカゲーになる恐れもあったのかもしれない。かといって必殺シュートなしで普通に従来サッカーゲームにすると地味。キャプ翼ならこの作りで良かったのかもしれない。

 

 必殺シュートをぶち込む時のカットイン、各種ムービーは臨場感があるもので良かった。この当時ならよくやった部類の演出だ。

 ゲームだけでの定番キャラとなった実況のおっさんの存在も良い。いつまでもキックオフしないと文句言ってきて寝るというネタ設定があったはず。

 

 BGMがかなり良い。後のシリーズでも共通となる残り時間が減った時の鬼気迫る感じの曲が格好良い。

 

 お気に入りはキーパーの若島津。森崎はいらん。

 空手技を取り入れた彼の究極キーパー奥義「三角跳び」は使える。発動時に「きえぇえええ!」の掛け声を放つのは面白い。笑ってまう。

 ゲームセンターCX有野課長がコレについて「同級生に笑われるやろ」と突っ込んでいたのにも笑った。確かに。

 

 フランスで岬くんを探すアドベンチャーパートが厄介だった。

 日向くんがやっぱり強い。ぶっちゃけ翼よりもこっちの方が使える戦力だったかも。

 日向くんといえば、肩が丸出しになるまでの鬼袖まくりファッションをしがち。あれは私も真似ていた。で、制服、体操服問わず学校であの勢いでまくったら確実に先生に注意されると分かった。

 

 この時分にはセーブ機能が無かったので、さなえちゃんが教えてくれるクソ長い呪文をメモり、後日遊ぶ時にはそれをシンドい思いして打ち込む。

 メモりながら「さなえちゃんがめちゃ変な事言ってる」と思ったキッズは星の数ほどいたはず。

 

 翼がサンパウロに渡った後の物語が展開するキャプ翼Ⅱも良い。Ⅲからはスーファミになりました。

 

セクロス

 遂に始まったぞ、命をかけた謎の究極バイクレース!楽しぃ~

 

 元々はセクターゾーンというタイトルでアーケードゲームが稼働していたとか。そちらもリアタイで遊びたかったぞ。

 ファミコン移植時に、もっと短くて耳に馴染むセクロスになった。マクロスピクロスとは一字違いなのが何か良いぞ。

 

 シューティングとレースの要素がある。

 他のライダーは漏れなくターミネイト対象。向こうもその気でこちらに迫って来る。

 相手マシンにぶつかり壁に追い込んで大破。これを狙って成り上がっていく。

 

 障害物もじゃんじゃん出てくる。それはマシンに搭載されたマシンガンでぶっ飛ばす。この要素も爽快。

 

 昔懐かしいチープな作りながらもなかなかに楽しめる。

 殺し合いもありの危険なレースの割には、ステージBGMがポップでご機嫌な作りなのも良し。

 

おたくの星座

 タイトルだけではなんのこっちゃ分からん色物感漂うゲーム。中身もしっかり色物仕様。

 ジャケットに可愛い子ちゃんが写っているのが良し。自分だっておたくちゃんの仲間である。以上の理由で手に取った。

 

 まさかのRPGだった。そんで結構ムズい。

 内容がユニークなもので、世界はイケてる女子ズに支配されている。その中でオタクはトップオブ情けない男にランクされてめっちゃいじめられている。それではいかん!と思った熱いオタクの主人公が立ち上がるという変な話。いつの世にも、冴えないオタクを虐げたいイケてるギャルはいる。そういうことらしい。

 現在放送中のアニメ「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」もこんな感じで政府がオタクを狩る内容だった。昔からもオタク排斥をネタにした作品はあったんだな。

 

 これは惜しいことに最後まで遊べなかった。取り掛かったのは良いのだが、そうこうしている内にちょっと似た雰囲気のRPG「ラブクエスト」が入って来たので、そっちを遊ぶことにした。ちなみにこっちはスーファミソフト。ちゃんと全クリもしたぜ。

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

 スポンサードリンク