こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

新時代すぎる「ウルトラマンブレーザー」

 クソ暑い7月も終盤です。

 

 こうも暑い時期になると、何かの虫がカラッカラになった死体がそこらに転がったりもする。人間だって放っておけばカラッカラになれるはずだが、その前には水分を出すヌルヌル状態が来る。それが汗っかきさんの日常。

 私も絶賛それ状態で、ちょっと寝て起きたら「ワイはガマか!」ってくらいに体中ヌル汗をかいてしまっている。こうしてウェッティーな状態にある内は死んでいない、しっかり生きていると実感出来るってものよ。

 というわけで、今日も暑さの中でしっかり生きている。命の実感があることに感謝。ちょっと汚い話でもある点はごめん。

 

 そんな困った暑さが到来した7月だが、良い出会いも到来した。それがウルトラマン最新作の「ウルトラマンブレーザー」。

 いや~カッチョ良い!

 やはりウルトラ戦士はしっかりイケメンで格好良いのだ。

 

ウルトラマンブレーザー Blu-ray BOX Ⅱ (特装限定版)<最終巻>

 

 今回のウルトラマンは、顔の一部が青く発光している。仮面ライダーでいうとメテオを感じるデザインとカラーリング。

 

 新作ウルトラマンのキャッチコピーが「俺が行く!」なのも良い。私もいつだって何かやる時には自分が一番頼りだから「俺が行く!」の意気込みで事に当たっている。そして成功を収めて今笑っているのだ。

 私の人生観とぴったりしっかり重なるこのキャッチコピーはナイス!

 

 7月から放送開始して現在4話が終わったが、結構楽しいかも。4話目のエミ隊員のOL姿、良かったっすね!

 

 もう最近はテレビにチャンネルや時間を合わすのも色々面倒だし忙しい。そこが解消される視聴方法としてYou Tube配信を行っているのが素晴らしい。無料で自由な時間に見れるのか。なんて良き時代になったんだ。いつもYou Tubeでウルトラ成分を補充しています。

 

 1話を見て一番思ったのが、ウルトラマンが戦闘中にうるさい。コレ、多くの人が思っただろう。思った以上に何か唸っている。面白い。

「ほわっちゃ!」「うちゃ!」「んちゅ」みたいな言葉無き何らかの叫びを発して戦っている。あれはヒルマ隊長発信なのか、別意識のウルトラマンが発しているのか。何れにせよクールではない。

 

 ウルトラマンが戦闘に入る前に勝利のご祈祷みたいなポーズをしているのも良い。あれは子供が真似しそう。

 

 今回は下っ端ではなくて隊長がウルトラマンに変身している。ハヤタとかダンなら若手のクラスだったから、昔のシリーズでいうとムラマツキャップやキリヤマ隊長の立場が変身していることになるな。

 既にやり慣れた隊長の変身なので、他のと違ってフレッシュ感はやや薄め。でもヒルマ隊長には貫禄があって良い感じ。

 

 彼の重んじるコミュニケーションのあり方に「人の名前はちゃんと呼ぶ」というものがある。コレは良きメッセージ性だと思う。

 ヒルマの階級は隊長なので、部下は「隊長」と呼んでくる。これは普通なようでただ階級を言っているだけだから、特定の誰かを指すにはいい加減な呼称だ。なのでヒルマ隊長は、階級でなくちゃんと名前で呼べと部下に命じる。コレ、良いと想います。

 

 私も例えば専務、課長、主任といった役職で会社の人間を呼ぶことがある。なぜって楽だから。

 そんなある日、課長から直々に問われたことがある。

 

「課長課長と呼ぶが、自分の本名を知っているか?」

 

 課長に名前を言ってみろと言われた私はしばらく考えてしまう。で、分かったのだ。名前を知らないって。

 

 これは大変失礼な事である。以降私は階級でなく、その家で名乗っている由緒正しき名字で人を呼ぶよう心がけるようになったのである。成長したね!

 

 名前を呼ぶ。当たり前にして至高の文化であるソレをヒルマ隊長はしっかり伝えているのだ。He is Justice!

 

 今回のウルトラマンの見所は、部隊に金があることでウルトラマン以外にもロボット勢力を出してくること。

 それがアースガロンというまぁ機龍なんだけど。かなりメカゴジラっぽい。ついでに幻星獣ライゼロスぽくも見える。ノスタルジックかつ落ち着くデザインで良い。

 人類サイドでこのレベルのロボを持っているとか、ウルトラマンの加勢いらんやんくらいに思ってしまう。

 

 ウルトラマンも歴史が長く、じいさんの代から数えてもいつだって子供の傍にあった。いつだってあったから気づきにくいが、あれで60年代からもあったコンテンツだというのに驚く。

 今年に入ってタロウ、レオをBDで見たんだけど、そこと比べてブレーザーの映像技術が進化し過ぎ。70年代ウルトラマンから今日やっている分にトリップするとマジでビックリだわ。

 にしても80(エイティー)リアタイ勢は、しばらくの間「ウルトラマンは80で終わり」と落ち込んでいたと言うが、その絶望を抜けて良くぞ2023年まで続いたものだ。コレは身内にいる当時のオタクから聞いた古の想いです。あと80のBDを早く出せ!

 

 特撮って古いのも新時代のもやっぱり燃えるな。

 新作ウルトラマンを見てまた特撮熱の火力が増したぜ。

 というわけでブレーザーよ、新時代をよろしく!

 

 スポンサードリンク