こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ウルトラマンブレーザー 思った以上に良い

ウルトラマンブレーザー」も放送開始からだいたい1クールとちょっとが過ぎました。

 ここへ来て思う。当初の期待以上に良い!もしかして傑作じゃないのか。

 

 ぶっちゃけ特撮なら仮面ライダー派の人間です。なので超期待までは行かない感じで新作ウルトラマンと向き合ったところ、1話目からも「なんかいい感じ!」ってなって気に入った。

 

 まずウルトラマンに変身するヒルマゲントの設定がちょっと変わっていて気になる。こういうのって比較的若造の隊員が変身しがちなんだけど、ゲント隊長は「隊長」の席を任せられるくらいだから1話目の段階で既にやり手。めちゃ先輩隊員です。

 後の回では妻帯者だと分かり、お嫁さんと息子もしっかり出てくる。まさかのパパトラマンだったのか。この渋さも良いじゃないか。今度は仮面ライダーもパパにしてプリキュアもママキュアにしてみたら意外とウケるかもしれない。今のライダーは高校生だからな。ゲント隊長と比べると小僧だな。

 結婚指輪をはめているウルトラマンで怪獣討伐チームのリーダー。これは何か余計に応援したくなる。お父さんの視聴者から推されそう。

 

 会社員でもあるし、そこの上司だから部下にハードワークをおしつけていないか、もしかして知らない内にパワハラをしていないか、なんて上司の心理が見える内容もちょこっとあった。社会派でもあるんだな。

 ハードワークがたたってバンドウが静養を取る回とかがそうだった。本人も知らない内に披露が溜まっているってこともあるようだ。体調管理はしっかりしないとな。あの回は好きだった。

 

 バンドウがマシン好きでコインランドリーの洗濯機に語りかけているのがちょっと可愛い。コインランドリーっていくつもあるけど一回も入ったことないんだよな。自宅で手洗い派だからね。

 技術屋のバンドウの正体がマッチョマンだったと分かった回でもあった。あんな顔してあんなムキムキなの。服の上からは測れない裸の世界があった。

 バンドウの宿す男子の可愛げは良い。さわやか系でモテそう。私の一つ前の席に座っていたクラスの男子に雰囲気がかなり似ている。

 

 チームが仲良しなのも良いんだよな。

 先週放送回の粉吹き芋を皆で食っている設定とか平和な会社って感じで良い。残った1個について「俺が食う!」と即答したゲント隊長の一言が面白くて笑った。キャッチコピーの「俺が行く」に賭けての発言だよな。

 会話劇に見る微妙な間抜け感が良いコメデイになっている。この点が愛せる。

 

 エミ、アンリの女子メンバーも良い。華がある。タイプ違いではあるけどクラスにいるイケてるのを引っこ抜いて来たみたいな人選。

 エミ隊員の物理的強さには惚れる。マットを敷いて私お得意の受け身を発動する条件であれば、一発投げ飛ばされたいとも思う。これはマゾとかではなく、今後の参考のためです(←何の?)。

 

 各話のシナリオにも娯楽性とシリアスさ、なにより教養があってよろしい。親戚の子にも勧めました。

 

 夏の放送回ではガラモンとセミ人間、今日の放送ではガヴァドンと懐かしの面々も見れて良い。ここらへんのリアタイ勢も今はジイさんだよな。令和になってもガラダマを地上で見れるなんて誰が思ったことだろう。

 スタッフの熱も本気だな。公式からの愛もしっかり感じる作り。

 

 総集編も挟んだけど、見せ方がユニークで新鮮。

 報道陣が事件のまとめとして振り返るパターン、SKaRDのお仕事として報告書にまとめる中で振り返るパターンがあった。総集編前後にちょこっとドラマを足して面白さを+している。

 総集編回でエミとアンリの女子二人が恋バナをしているのとかは可愛かった。

 怪獣退治の会社で働く特殊な立場の人達だけど、会話パートなんかを見ていると割と大衆性を感じて良い。愛着が持てる人間達だな。

 

 それから前半の回で声優の関智一が出て来てなんか騒いでいたな。今となってはアニメを抜けた特撮界隈でも人気者だな。良い事だ。特撮も良いけど、アニメと声優も好きっす。

 

 OP曲がめちゃ格好良い。最近すげぇ聞いてる。

「光よ明日を導けぇえええ!」の唸りのパートは気持ち良い!ここはカラオケで歌っても爽快です。

 

 時代は会社上司のパパトラマンというわけで、この先もゲント隊長の生き様に学びを得る週末を送って行こう。毎週土曜の放送がこんなに楽しみになるとは思わなかった。ブレーザーもイケメンだよな。

 じゃあ私も光に明日へと導いてもらってきます。

 

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