こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

ブックオフのレトロゲームの価格が跳ね上がり過ぎて困る

 これは愚痴になります。

 日に日に使いづらくなることで悲しい最近のブックオフについて呟きたい。現状に対しては、困るを通り過ぎてもはや恐怖を感じている。この夏ちょっと涼しくなる案件だね。

 

 最近のブックオフなのだが、やっぱりゲームの全体的な値上げがキツくね?

 これは多くの人間が思っていることだろう。現にキツイっす。それもレトロゲームが対象ね。

 

 とにかくここ最近のレトロゲームの値上げが怖い。もう気軽にあされるコンテンツじゃなくなっている。

 ちょっと前だったら河原で珍しい石を見つけて帰ってくる+ちょっとの課金くらいの感覚で気軽に楽しめていたが、今では課金額が倍増して怖い。

 

 昔からブックオフでのお宝漁りが趣味だったものだから、短いスパンでも何がどう変わったのかという売り場事情については、定員でも無いのに気づきやすい。そんな事情持ちのオタクです。

 

 まずはオンラインの方のお話。こちらだと欲しいレトロゲームの在庫がない場合には、お気に入り登録して在庫復活時に連絡メールが来るよう設定出来る。出来るならやるわな。

 で、いざ在庫が復活しましたとメールが来た時にびっくり。お気に入り商品登録した時よりもずっと値上がって復活している。

 これはムカつく。極めてシンプルな思考回路からそうなる。

 

 欲しかったものなんだから、少々高くなっても買うよな?

 買わないなら長く待ってた分損じゃない?

 そんなことを言っているみたいに思える。ムカつくぜ。ショックだわ。

 ここのところはこのショックが連続している。それでも欲しいなら納得して買うというパターンは稀。だいたいの場合は、だったらいらんと切り捨てる。

 

 これは店舗の都合にも見られる。

 10年くらい前だったら値付け雑すぎん?てくらいレトロゲームの扱いがどうでも状態だったのに、今では全部高い。

 最近はレトロゲーム買い取りに力を入れているから前よりも在庫があって良い。でもこうも高いかね?

 昔のように100円のゲームなんてほとんど見なくなったな。ファミコンスーファミの3軍かそれ以下のザコでも297円という半端に嫌な額を取って来る。これに約300円の価値無いだろってやつだってそうなっている。

 

 今ある物が未来には減って減っていずれは無くなる。そうなれば消滅に近づいた段階ほど希少価値がついて高額で売買される。今がそこ。商売におけるその都合は分かる。

 例えば、あの日ゴミのようにたくさんあったスーファミソフトだって、今日に至るまでにたくさん壊れる、親に捨てられるなどしてこの世から数を減しているはず。じゃあ未来にあたる今残っている猛者は高くなる。そんなことは分かっている。しかし、にしても上がり過ぎじゃね?シンプルに悲しいんだけど。

 

 ちょっと前のブックオフならサターンとかスーファミソフトなんてほとんど100円で売っていたし。我が家には消費税が5%だった頃に大量に買い込んで値札もそのままのスーファミソフトがある。それらも今の店舗なら同じ物が数倍になってしまっていて100円ではまず買えない。

 その当時だと「安すぎんだろ、こいつらの事どんだけゴミと思っているんだ」と思ったものだ。

 こんなに良いゲームなのに、新品定価から考えたら四捨五入してタダみたいな値段で出ている。それを受けて「この低い評価が悔しい!」と思うレトロゲーム好き事情があった。でも、それで私が安くゲッツ出来るなら何でもいいかとも思っていた。

 

 話題の新作ならきっちりやるに決まっているが、とっくに旬が過ぎた前時代の品なら随分いい加減(良い意味で)な査定をしていたあの日のブックオフが懐かしい。

 絶対適当に値付けしているだろうっていう安いのが集中する一角もあったのに、今では相場をしっかり見ているんだろうな。そういう「適当」が入るいい意味で人間らしい査定文化は死んだのだな。多分システムで管理して、だいたいこのくらいで売れば良いみたいになっているみたい。

 ネットでの買い物客の動向もよく見るようになったんだろうな。ネットの普及によりすぐにも相場が分かることで、情弱がアホみたいに安く手放すということも減ってきているようだ。

 ウチのお兄ちゃんが言うには、昔のガチのフリマやフリマアプリ黎明期だったら、相場を調べる術もなく、ガチ適当価額で出す情弱も多くいたという。だからめちゃ安く買えて良かったと情弱が豊作だった時代を懐かしんでの意見も得る事が出来た。

 なるほど、自分だけがたっぷりの知恵を持つには気持ち良いが、周囲も同等となってくると、それまで以上に諸々の都合に制限がかかって困る。人間社会でだとありそうな力関係の変化だな。

 

 本来の価値と現在の需要を考慮して値段設定するのは商人なら当たり前のことだから、以前より高くなるのは分かる。分かってはいるのだが、それにしても跳ね上がっているので嘘だろって思う。ホント愚痴が止まらぬ。

 ぶっちゃけ、レトロゲームブームで売れるということに味を占めて数%分くらいはふっかけていないか?

 これ、ちょっと店員に聞いてみたいかも。

 

 ここ2、3年くらいは箱説付き状態のアドバンスのソフトを狙い、ゲットした物はもう100を越えた。特にアドバンスの市場に張っていたから分かるけど、アドバンスの値上げがヤバイ!急スピードで来やがる。

 これはブックオフに限らず全体がそうだけど、そこにブックオフもきっちり合わせて値上げしてきたな。アドバンスの値付けの変わりようが酷いんだなぁ。

 

 ここでついでにオンラインの愚痴を言っておくと、その手の紙箱商品だと届いたものがめっちゃボロボロで箱が潰れすぎだろって物も割りと多くある。店舗と違い目視でのチェックが出来ないため、賭けで購入したら笑えるくらい箱がボッコボコの物が来るから大変だぁ。紙も品質維持に限界があるからな。今のうちに綺麗な物を押さえて劣化しないようコーティングしておかないと。

 

 ちょっと前なら市場値にそこまでこだわっていない自由な値段設定だったあのブックオフでさえ、しっかりと広きを見て売り方の方針を取るようになった。無駄にしっかり者になったこの現状が悲しい。

 最近はフリマアプリを介した個人間でのやり取りが増えまくっているから、店舗として生き残るためにはしっかり者にならないといけないんだな。こうなるとブックオフの業界生き残りも以前よりずっと難しくなって来るのかも。

 

 私はレアリティから考えると破格に安い物を「掘り出し物」と呼び愛している。もうそれとの出会いは求められない時代になったのかもしれない。

 こうなったらそろそろ引退時からもしれない。良いものを安くゲッツする。それ自体が趣味の基本だからな。もはや骨董品となったコンテンツが相手なら手を出せないなぁ。金がかからないのは、何の趣味をするにも大前提だからな。

 

 しかしこうして振り返ると、レトロゲームハンティングを一番やりやすい時期にしっかり楽しませてもらったのだな~じゃあありがたいとも思える。

 

 今手元にある分は遊び尽くすことで人生を豊かに出来る。後には結構な資産にもなる。図らずも先行投資になっていたみたい。こんなことになってしまったら本当に安い時に買っておいて良かったと心から思える。

 

 こうしてゲームばかり漁っているオタクの目にも、世の移り変わりが見える。それもありありと。

 そんな気づきが得られた夏でした。ゲームが大好きです。

 

 人民よ、浸かれレトロの沼に。きっと楽しいぞ。

 ジャパニーズゲームに牛乳で乾杯!

 

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