最近思うことがある。何か女児向けアニメが熱い。
仮面ライダー、ウルトラマン、戦隊ものなども好きだが、女子がいっぱい出るあれやこれやの作品も同じく好きなんだよな。趣味が完全にジェンダーレスなんだな。
我々が最も楽しんで来た時代の女児枠3本柱といえば「プリキュア」「アイカツ!」「プリティーシリーズ」だった。これら3つが同時可動していた時がとても楽しかった。でも今はプリキュアだけになった。
ここらと並行して「ここたま」とか「リルリルフェアリル」「ミュークルドリーミー」あたりも楽しんでいたけど、いつの間にかどれも終わったな。
ふとそんな寂しさを抱きながら時代を振り返る。
ああいうのって結構バカにならないもので、意外と大きなフレンズ達が見ても楽しい。そのように作られている。
大人は子供向けのあれこれを見て「子供だまし」だなんて雑に評して一蹴することがある。だがよくよく考えてみればそれで良い。
ちょっと前まで子供をしていた立場から振り返って物を言えば、子供ってのもバカっぽそうで実は案外そんなこともない。変だとか、おかしい!ってのがあれば結構しっかり気づくこともある。
大人が作った何から何まで「作り物」でリアル性なきコンテンツであっても、それで子供が騙せたなら立派立派。子供だましとバカにする者もいるだろうが、連中をだますにもテクがいる。それのプロがいるのだからやはりこの手のジャンルはすごいのだ。だから私は女児向けアニメが好き。
最近は色んなタイミングが重なってプリキュア、アイカツ、プリティーシリーズを交互に見て行く楽しい秋になっている。この運命の交差がミラクル。
まずプリキュアは、今が20周年ってことで特大プロジェクトが動いているじゃないか。現在は歴代戦士全出しのお祭り企画の新作映画もやっている。聞くところによるとゴミのように人が入って好調な収益を上げているとか。おめでとう。
マジでプリキュア様々です。日曜はここを通過しなきゃ始まらないし終わらない。前の6日間で疲れ切った我々の心を癒やしてくれて、月曜日の我々を強くしてくれる。ガス抜きとエネルギー充填が叶う週末の一級娯楽コンテンツ、それがプリキュアです。
プリティーでキュア、当初からのコンセプトは一切揺らいでいない。初志貫徹の精神はが清い。
周年となればやっぱり見ているこっちも盛り上がるじゃないか。歴代戦士が帰ってくる映画もあるってことで、今のはしっかり見るし、時間があれば古いのも見たりして秋が忙しい。20年もあれば色んなシリーズがあって面白い。
そしてテレビアニメは終わったけどアイカツ熱も来ている。こっちは去年に10周年プロジェクトが動いて楽しいことになった。
10周年の新作を見たこと、最近急に出来たYou Tube公式チャンネルで配信されている過去作を見たこと、これらを受けてまた熱が湧き出した。
新作はマジで懐かしいのと新しいのがダブルパンチで心が熱くなって目から天然水が流れた。そしてYou Tubeで古いのが見れるのも嬉しい。あかジェネ、スターズのビーナスアーク襲来後のシリーズが配信されていて楽しめる。初代もスターズも良かった。
マジでどのアイドルも思い出の女達で超可愛い。ライブシーンで披露される楽曲を聞いてもあがる。最近は古いシリーズのCDを出してめちゃ聴いている。10年くらい前の曲達だけど制作陣と歌手が一流だったので今聴いてもイケる!
一つ惜しいのは、アイカツにも名曲を提供していた田中秀和があんなことになったことだな。もう去年のことだっけ?天才なのに悪さをしたから凡人と同じペナルティを課されることになった。罪ってのは人を選ばず乗っかかるからな。私も襟を正して明日を生きよう。
で、そのアイカツをYou Tubeで見ていたら、なんか似ているのが近い時期にやっていたよなとお兄ちゃんに言われ、それがプリパラだと気づく。
そうか、アイカツのドリアカ編の時くらいにはプリパラも始まったはずだな~と思いだしたらそっちも見たくなったので、思ったままにそっちも見てみる。するとハマるなぁ~。
プリパラとアイカツって確かに2トップってくらいに並んで人気だったような。可愛い、楽しいではめちゃ共通していたからな。
こういうのをまとめて見ていると気づくことがある。
当時だとこっちは軽い気持ちで見ていたが、大人達は当時こそマジで力を入れて作っていた。今見れば、どれも意外とちゃんと作っていると分かる。手抜きがなくベストな仕事ぶりだ。素晴らしい。
話とかも大事だけどこの手の「可愛い」をプッシュする内容だとキャラ性、イケてる衣装、アイドルものならポップで質の高い楽曲もめちゃ考えていかなければならない。
各作品の10年くらい前のシリーズを見ても綺麗にしっかり作っている。子供心に受けることを考えて熱心に作った大人達を尊敬出来るぜ。
しかし楽しいなぁ。現在放送中のアニメもバカみたいたくさんあるのに、古いのも見たいから時間がいくらあっても足りない。全く暇がない。退屈こそ恐怖だと聞くので、そこを上手いこと回避できているなら何よりだと自分の人生を振り返る。
そんなわけで子供向け作品にだって愛と情熱と教養があります。むしろ子供を思ってこそ他作品よりもそこに熱が入るのかも。
今はプリキュアしか残っていないが、アイカツやプリティーシリーズも良かったのになぁ~。令和の子供達があれらを見れないのは可哀想。親戚の子とかに見せてあげたいと思います。良いものはいつになってもやっぱり良いっていう気づきでした。これからもこういうのを見て楽しみます。
スポンサードリンク