「劇場版プリパラ み〜んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ」は、2015年3月7日に公開された劇場アニメ。
プリパラのテレビシリーズは見ていたけど、劇場版はどれも全くノータッチだった。長いこと映画館にすら行っていないし。劇場作品をパッケージ化するという文化が無かったら一生見れないままだったぜ。
というわけですっかり遅れたけど、今頃になって私もプリズムツアーに突撃だ!超楽しいぜ!
内容
皆のプリパラにも遂に列車ツアーが導入された。鉄オタも集まれプリパラダイス!
列車ツアーの中では、次元を越えてプリティシリーズがクロスオーバーします。プリパラ以前に展開していたプリリズ3部作のキャラも登場し、プリパラとプリリズの名曲、名キャラを紹介していく楽しい列車旅が展開する。
どこを見てもキラキラしているし、タイトル通り本当にみ~んな集まってくる一大お祭り企画になっている。嘘が無くてよろしい。
マナーを守らないヤツはマスコットの地獄にに落ちるちょっと危険な旅にもなっているが、そこはまぁシステムなので仕方ない。
感想
序盤のシーンで列車の座席にプリティシリーズの色んな人物が座っているのが見える。それを前にめがねシステムがツアー説明をしている。
ここで色んなキャラの後頭部が見えるのだが、その中でもジュネとグローリア校長の髪型が特殊で毛量も多いことからめちゃ目立っていて面白かった。
列車ツアーの内容は、プリパラとプリリズのアイドルのライブシーンを見ていくものとなっている。これはプリパラ的歴史を巡る銀河鉄道、あるいはデンライナー。
まぁ言ってしまえばかつてテレビのどこかで使ったシーンを切って張っての総集編ビデオとしても見れるわけでもある。懐かしいアイドルもたくさんで楽しかったっす。それと色んなめが姉ぇも出てきて良かった。
同じライブ映像でも付加価値となっているのは、これまで複数のコーデでライブをしたのを一度に見れること。映像を切り替えて同じ曲の中で別のコーデが見れるのはお得。速攻お着替え術だな。
レインボーライブはかなり腰を据えて見ていたのだが、あれがもう10年くらい前か。マジかよ。芹澤優はこの時からシリーズに参戦していたのだな。
レインボーライブのシーンもたくさん出てくる。ベル様とおとはが好きだったな。おとはの口癖の「メルヘン」は今でも覚えているぞ。これを見ると昔のシリーズも見たくなって来た。スケートを滑っていた時代も良いものだな。
当時のプリパラはまだ第1シーズンの時期で、ソラミ、ドレシの6人とファルルしかいない。あとコスモ姉さん。思えば最初はそれだけしかいなかったのか。
システムサイドの者達ってことで、ファルルとりんねちゃんが交流しているシーンはレアいし尊い。りんねちゃん懐かしい。そういえばあやねるが演じていたんだな。
当時としてはおそらく斬新な仕掛けだったはずなのが、本編が4パターン用意されていること。これは面白いしすごい。よく考えたな。
プリパラ列車ツアーは一本道の単調なものではない。途中で分岐し、ルート1~4のどれに行くのかをキャラが選択する場面がある。ここでどのルートに突入するかは週変わりに設定になっていたというのだ。これは当時話題になったのではなかろうか。
共通ルート前半、分岐、共通ルート後半の構成になっている。前後は一緒だが真ん中の内容が違うのが4パターンある。
ルート選択時に見える4番目の扉が明らかに様子がおかしい。これは何かあるなぁ。みれぃちゃんがあそこは選ばない方が良いと言っていた。
1~3はプリリズの女子アイドル達をとっかえひっかえで紹介するキラキラした可愛いものになっている。3つのルートでアイドルを紹介し切っているから、残った一つには何が待っている?と期待してしまう。
で、開かれた4番目はなんと野郎尽くしのプリリズルートだった。そういや男子のスケートの滑り屋もいたなぁ。レインボーライブのカズキとか好きだったなぁ。
アイドルタイムのダンプリよりも先に野郎アイドルを売った世界線を学ぶことが出来た。この4番目のルートが開かれる日は他より少なかったとかで、レアルートになっていたという。当時を知らないんだけど、このルートに突入した日の客達はSNSとかで盛り上がったのかな。
このルートでは、一人称視点でイケメンズの壁ドンを疑似体験出来る素敵要素がありる。イケメンにときめきたい人にはご褒美ルートだな。
可愛い女子アイドルが連続した最後に男子ルートとかやめろと言われそうなものだが、実際には文句を言われるどころかウケがよかったと聞く。この結果を受けて男子でもイケる!となり、あのキンプリのシリーズが生まれることになったとか。何がどうなって新時代が切り開かれるのか分からない。そのくらいにプリティシリーズは可能性の塊。
今BDで見ればご丁寧に4タイプしっかり収録されている。中編以外は同じなんだけど、楽しかったから私はどこも飛ばさず4回見ました。だいたい1時間なので4時間分だな。
共通ルートではプリパラのアイドル達の曲が楽しめる。ソラミのけんぱの歌とそふぃ様のフレアシャーベットは何回聴いても良い。これを劇場サイズで見れたら感動も一入ですげぇ良かっただろうな。
改めてプリパラのCGライブは初期からもしっかり作り込まれていると分かった。ファルルの手足の先まで滑らかに動くバレエダンスとか今見ても美しいな。
共通ルート後半ではセインツとそらみドレッシングで名曲「Make it! 」を披露した。これはレアい。そして素晴らしい。セインツと一緒にやるとか輪をかけて無敵でしょ!良い物が見れました。
「一番でしょ」の歌詞パートを一番にだわるみあが歌った点もちょっとえもい。
これをセクシーなバニーガールコスで披露したのも良かった。うさ耳と網タイツだからちょっとだけエロい。らぁらとシオンが黒バニーなのが良かった。白とか茶色もいるけどうさぎはやっぱり黒だな。野生のうさぎはすごく足が速いので、熟練者でないと捕獲が難しい(←野生うさぎ捕獲経験者によるうんちく)。衣装も劇場版スペシャルて良かった。
「マスコットの墓場」「マスコットの地獄」というワードが端々に出てきてやけに耳に残る。パワーワードだったな。
マスコットといえばくまとうさぎも出てくるけど、ずっと二匹で揉めててうるせぇ。こいつらが落ち要員で、最後は地獄に落ちていた。笑える。
楽しいツアーの後にはめが兄ぃ、めが姉ぇのメガネシステムのデュエットソングが流れてエンドロール。新旧アイドル達がたくさん歌った後にはシステム達の歌声も聞けるお得なツアーでした。
最後に一瞬だけあろまとみかんが出てくる。シーズン2の登場に先駆けての顔出しだった。あの二人は可愛いくて良いアイドルだったけど他の時間はふざけていたなぁ。
というわけで間違いなく一級娯楽ツアーでした。
田舎でも都会でも列車といえば割りと遅刻しがち。ルーズなあいつは駆逐する勢いで生きるしっかり者の私とは相性が悪い乗り物である。だがたまには列車旅も良かろう。プリパラ列車旅は超楽しかった。
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