こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

病院に行かないヤツから見る病院に行ってるヤツ

 冬ですね。寒くなった。

 寒くなったことで暑かった内に鳴りを潜めていたヤツが元気になって巷を横行するようになる。そんな都合もあるのだ。私がまさにそう。夏と冬では在宅率がダンチ。冬の方が元気にあちこちチャリを飛ばせる。でも事故には注意ね。

 そんな感じで冬になって元気になるヤツが他にもある。そう、インフルね。だいたいこのくらいの寒い時期に奴らは活動し始める。

 

 で、さっそく身内が何人か罹りました。困るよね。

 予防接種をしたっていうのに、予防策を突破して侵入して来たというのだ。てことは今年のインフルは強いぞ。

 強い病気には強いワクチンを、そのワクチンを破る次なる強い病気が出てきたならやっぱりワクチンももっと強いのを、てな感じであっちとこっちでイタチごっこをしながらカミュのペストの頃からだって医学の歴史は続いているのだ。ていうかもっと昔からもね。

 そんな虚しいようで活発にも思える人類と病気の歴史が今も目の前に見える今日この頃(←何言ってんだ私)。

 

 そこでふと人生を振り返って思うことがある。私、全然病気にかっていない。

 

 自慢ではなかったが、ここまで来ると自慢出来るのかもしれない。全然病気をしないのだ。それと丈夫&体が柔らかい&危機察知能力に長けることからちょっとの怪我だってしない。

 これによってお得なのは、病院に全く世話にならないこと。それは時間と金を完全にセーブする良い結果でしかない。

 

 なんでだろう。なるならなるで原因が、ならないならならないでやはり原因があるはず。どういうわけか丈夫。

 

 私はチビの頃から学校の健康診断とかでしか医療の人間と関わりを持ったことがない。だからかかりつけ医なんてのもいない。

 思えば病院なんて自分で行ったことがないから、何を持ってどこでどういう手続きをするのかもよく知らん。となるといざ死にかけるなんてことになったらヤバいな。時間を見て勉強しておこう。

 

 身内の中には病気をもらったとか、腰をやった、目が悪い、歯が痛いとか言って病院に行くやつがとてもたくさんいる。奴らは年間でどれだけ病院を稼がせてやっているのだろう。一族単位で見ればよく病院を使う集団なのだが、私が病院に落としたお金は長年0円だ。

 

 おそらく同級生の中でもここまで医者に稼がせてやっていない人間もいないのではなかろうか。そして医者にとってここまで病院に来ないヤツも迷惑じゃないのだろうか。

 医者だって皆に対して病気にやられちまえなんて思うことはないだろう。かといって皆揃って全くならないならおまんまの食い上げなわけだ。そこそこの数は病気が流行った方が良いだろう。

 

 ここまで来ると意地になっちゃってもいいかも。ちょっとのことなら意地でも病院に行きたくないかも。こういう全く意図無き功績が出来ちまったことに気づいた以上は、医者に金を落としたくない。どこまでこの記録が持つだろうか。

 病気にならなくても車に轢かれたとかになったら即病院行きだからな。今後は益々人生に気をつけないと。目も労るし、歯のケアは今のままで問題ないか。虫歯ゼロだし。

 

 これも自己管理が良いのと精進が良いのとあとはラッキーなのだろう。なにより丈夫に生んでくれた親にもアシスト点がある。諸々感謝。

 

 でも振り返ればちょっと損ていうか、不謹慎だけど病気になるならなるでお得感もあるような~と思えてくる。

 家族がインフルになった時のことだ。あれは薬を飲めば数日で楽になるが、その後数日も熱の有無関係なく学校をお休み出来ると聞いたことがある。お兄ちゃんはとりあえず1週間学校を休めることになったとか。2、3日で元気になっているが、残りの日も家にいていいからゲームとかをして遊んでいた。その間元気な私はずっと学校。あれは羨ましかった。私も学校をサボれる口実が欲しい。

 運動会とかその他行事が面倒だから、タイミングよく軽い病気になれば休めて良いじゃんってずっと思っていたけど、ずっと病気にならないから皆勤賞だったじゃないか。

 

 誰よりも無駄に医者にかからない分、誰よりも無駄に学校に行くことになっているんだよな。こう考えれば勝ちか負けかの組分けが分からない体質。

 

 まぁ健康なのは良いことだ。金を払ったり祈ったりで得られる体質ではない。

 これからも病気にならないよう一生懸命真面目に生きよう。たくさんある生き方の中で多分それが一番素敵なのだから。

 

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