こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

「変身忍者 嵐」がYou Tubeで見れる

 毎週毎日忙しく放送中の何らかの番組を追いかけるのが私の人生。その凪の時が訪れるのがクールの変わり目。今が丁度その時。

 先週か今週くらいで最終回を迎えた番組が結構あるし、継続ものもここらになると休止する。そんなわけで年末年始の一週間か二週間は暇になりがち。

 

 そんな時にはYou Tubeで何か面白いものがないかと散策したりする。最近知った東映特撮チャンネルがすごく良い。新旧色んな特撮を見ていく。

 やはり特撮=和の心得だったんですなぁ~と改めて分かる今日このごろ(←異論はあっても良いと思うが聞き入れる気はない)。

 

 で、そことは従兄弟みたいな関係かと思われる東映時代劇のチャンネルもあった。時代劇もじいさんばあさんと一緒になって結構楽しんだんよな。チャンバラってのが無条件で好きなのさ。

 

 そのチャンネルでは、特撮と時代劇の合せ技で歴史に名を残した「変身忍者 嵐」が見れる。なんと令和に嵐が見れるなんて!嬉しい!

 現在5話まで配信している。この感じで最後まで見れるのかな。赤影やライオン丸を見てきた私だが、嵐は全部見たことがない。これは超見たいぞ。

 

 これはすごいチビの時にレンタルのVHSで見たことがあるのだが、よくある大昔の仕様で全巻集めても全話にまったく足らない分しか集まらない。

 確かレンタルビデオだったら2巻くらいしかリリースがなく、4クール放送した内の10話と見れない。これじゃ紹介PVくらいで終わりだ。

 ちょっと見て気に入った。ならばこれから本腰を入れて見てやろうってタイミングで続きが無いから子供のノリなら超欲求不満だろ。私もそうだった。残念です。

 

 ただしこのレンタルビデオには、全話分の次回予告編が入っていた。

 数10分に渡ってずっと次回予告が流れる。これを見ることで、なんとなくこういうヤツが出てきて、こういう展開で、そしてこんな感じで落ちに持っていくのか~という流れが分かった。

 マジでほんのりと薄い部分しか理解出来ていない状態で令和時代まで来てしまった。

 嵐とは変わった因縁があるんだな。 

 

 そうして予告だけ見ている時間を不思議に思った我が家の母は「なんでコレずっと予告だけ?面白いの?」と尋ねてきたことがあった。

 それがね、本編なんて見ないでもなんとなくの流れが掴める予告だけで楽しくなれたんだよな。子供は何でもワクワクしちゃうからな。

 というわけで、与えられたものすごく少ない映像資料のみでも、私は変身忍者嵐を可能な限り楽しんでいた。

 

 昔はこういう変なフォーマットのビデオもあって、スーパー戦隊の初期のやつの次回予告だけ入ったVHSとかもあったんだよな。あれも見ていた。

 スーパー戦隊初期も変な扱いで、VHSの全話リリースがなかったから、ああして予告だけでも全体の雰囲気が分かるとありがたかった。今だったらDVDにBD、配信で丸っと全部見れるものな。

 

 当時は「どうしたのコレ?他の回のフィルムは燃えたのか?」とか思っていた。今はだいたいDVDで全話セットで見れる。実に良い時代だ。フィルムについては思った以上にちゃんとした状態で残していて感心する。

 

 つうわけで嵐といえばビデオで数話見ただけなのに謎にハマってよく歌を歌っていた。そして次回予告ばかり繰り返し見た記憶がたくさん。

 まぁ良い思い出としてカウントしているんだけど、こうして振り返るとなんか可哀想なお子様にも思えてくる。

 

 嵐も後にLD、DVDになったというが、それの用意は我が家の大人の方でも無理だったな。親がライオン丸や赤影派だったからね。まぁそっちが見れただけでも絶対に恵まれた環境なのだけど。

 ちなみに同級生の中でこれらを見たことがあるヤツは全然いなかった。まぁ全部昭和の作品だからな。もう今となっては化石や琥珀の感覚だぜ。

 

 さすがに第1話はVHSにもなっていたから今回久しぶりに見て感動したぜ。鳥人間ぽくて嵐は格好良いんだよな。私の中では「嵐」といえばアイドルの嵐よりもこっちが先に思い浮かぶからなぁ。

 

 久しぶりに見れば忍者にしては派手な忍者装束。そしてカスミ姉さん、結構セクシー。童顔だけど結構セクシーだから一見して年齢が読みづらい。なるほど、戦場にも華があって益々良い作品だと気づいたぞ。

 

 これを是非全話見たい。

 昭和の特撮ってなんでこうも味わい深くて良いのだろう。同じ事を思う特撮愛好家がわんさかいることだろう。

 私と嵐が思わぬ時のタイミングで合流となり、益々人生が楽しい。

 

 令和でも私の人生に変身忍者 嵐見参!

 特撮も時代劇も愛しています。素晴らしき日本文化です。

 

 

 

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