こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

テレビ、もういらないかもしれない。最近は何でもネットで見るようになった生活の変化

 昨年末のことだ。昨年とは限定せず、年末ともなればレギュラー番組が終わったり、継続するものも一旦お休みに入る。つまり、テレビ大好きっ子的には暇になる時期到来なわけだ。

 そんな時、私はネットであれこれを見まくっていた。去年の末はそりゃあもうネット動画無双だった。

 良かった。20世紀の昔のままだとこうはいかない。今のように誰でもサルでも簡単かつ快適にネットで動画が見れまくる時代になって良かった。テレビがダメでもこっちで策が打てる。

 

 で、それきっかけでテレビとの向き合い方が変わった。たった1ヶ月くらいでテレビとの距離感が生まれたのだ。コレ、私としてはかなり大きな生活変化である。

 起きたらすぐ、そして寝る直前まで、そのくらいテレビとにらめっこしまくりの青春を送っていた私が、年明けから全然テレビを見ていない。今は見ないからってことでレコーダーも含めてコンセントを抜いている。こうなったら待機電力がゼロのメカメカしい置物だ。

 

 ネットで見るのが楽。絶対楽。見たい地点にすぐに持ってこれるし、レコーダーでは対応できないくらいの倍速再生設定も出来るからサクサク見れる。

 1作をしっかり見たい思いもあるが、現代人はスピード社会でとにかく数をこなしたいタイムパフォーマンス思考。加えて「ながら」の呼吸を体得したマルチタスク思考でもある。

 もう今はパソコンを開いて何か作業しながら動画を見るという基本的にダブルウィンドウ(二窓)体制で私生活が成り立っている。

 

 テレビの接続、パソコンとは違う別機器を動作させる電力の確保、これら面倒がないからもうパソコンでネット動画で決まりだな。

 

 年末年始はテレビ番組が無いし退屈だからってことでYou Tubeさんにお世話になった。こっちでも無料で色んなアニメ、特撮、音楽が楽しめる。番組数もジャンルもヤバい数がある。

 もうYou Tubeの方が面白いなぁ。これでいいじゃんか~となる。

 

 多分多くの人間はもっと早くにそう気づいているはず。でも私は今ならスマンするけど、それまでYou Tubeというこのコンテンツを下に見ていた。テレビを生で見る、これが最上最高品位のお楽しみであり、ネットとかしょうもないくらいに思っていました。でも全然そんなこと無かったっす。

 

 テレビで昔やった物をそのまま流すライブラリコンテンツはそりゃ映す装置を換えただけだからどの機器で何度見ても良いものだ。昔見た古いアニメを一気見出来る内容とかは超楽しくて見てしまう。You Tubeも景気が良いな。 

 現在毎週楽しく見ているのは、アイカツ東映特撮のチャンネル。その他にも色々。

 アイカツなんて10年も前だけど今日見ても熱い!そして10年前に愛した女達は今見てもイケる。

 東映特撮チャンネルは優秀過ぎる。1週間毎日色んな作品を配信している。昭和、平成初期の古いのもあって楽しい。こういうのって古いだけで根っこにあるテーマ性と熱は固定だから今見ても面白いんだよな。ドラえもんやしんちゃんなんかもそうだが、いつの時代にどの回を見ても面白いっていうのが優秀。

 

 で、最近新しく見ているのは、完全に個人で作っているゲーム実況やアニメの感想とか考察とかの動画。これはテレビでは絶対流れないやつ。だって局で作っていないから。年明けからこういうのをよく見ている。

 この手の動画がYou Tubeにはたくさんある。しょうもないと先入観で思っていた時期もあったが、見ればしっかり面白い。

 

 ゲームの中でも古い物は今更やる気にならないが、内容は懐かしくて気になるから知りたい。そこの面倒を代わってプレイして動画にしてくれるのは助かる。

 最近はレトロゲーのプレイ動画を見て楽しんでいる。ちょっと前に我が家のお兄ちゃんが懐かしくなってファミコンだかスーファミだかのRPGを遊んだら、歩くのや戦うこと含めてもう全部が遅いからともてじゃないがやってられないと言っていた。

 そうなんだよな。あの日良い物として愛せたのは、あの日だから出来た愛し方のペースがあったからであって、今日も同じペースで愛せるかと言われたらもう事情が変わっているから必ずしもそうとは言えないんだよな。←という難しい愛の話。

 

 そんなわけで今実機でレトロゲームをやれと言われたら色々都合があってキツい。だから人のやったのを見て楽して内容を楽しむ。ここに需要があるのだ。

 人が遊んだ結果を見て楽しむことで、自分でも遊んだ感じに脳をごまかして記憶してなんだかんだ良し!とするのだ。

 需要と供給が握手出来ている良い物だな。

 

 ゲーム関係で楽しんでいる他の物なら、正月のゲーム福袋を開封する動画がある。

 これもなんでこんなのが面白いのか?となる狭いツボをついたアイデアもの。面白いっす。

 まず福袋を買ったことがない。そしてそれは買って家に持って帰らないと中身が分からない。じゃあ私には一生中身が謎なわけだ。そうなったら気になる!

 で、それを家に持って帰って発表するヤツがいるってなら、見て知りたくなるじゃないか。

 生活にあるシンプルな「知りたい」を突いた簡単な釣りだな。見えない物の中身を見せてやるっていうならそりゃ私のような野次馬根性逞しい輩は食いつくっての。

 

 全く知らん人が、見ても分からないような変なゲームを引き当てるのをずっと見る。これがどういうわけか面白い。

 ていうかコレってやっても良いんだな。売り出す業者側としては内部が見えない物を売っているわけだが、考えれば家に帰ってからも人に見せるななんてルールも無いか。

 でもコレをやられると、金額に対して中身がクソの場合にはクソ会社だと晒されることになる。

 

 色んな人のゲーム福袋開封動画を2月になってもまだ見ているが、戦績は人によってまちまちだな。明らかにゴミを大金で売りつけているクソ福袋もあるっちゃあるし、払った以上に得しているのも一定数ある。で、コレは購入者には悪いが、爆死のクソ袋を引いた人間の動画を見る方が笑えて良い。めちゃ可哀想な人もいるから笑える。

 

 こういう世の中だから、クソ福袋を作れば全世界に晒されるのは企業もある程度予想しているはず。こういう開封動画が流行れば、ネットで悪口を言われないよう企業も良い内容の袋を作るしかないのかも。結果良いことかな。

 福袋を売る、買った情報をダタ漏らす、この関係性から成る動画が予想外に楽しい。

 

 あとはこれも絶対に地上波に流れないだろうというのが、犯罪とか喧嘩関係のもの。私もスリルを求めているのか、この手のが結構楽しかったりする。

 1年位前からも新作が出れば見ちゃうのが警察に職質される動画。しかも、これを求めると性格が悪いかもだが、その中でも喧嘩に発展するやつ程楽しく見てしまう。

 これって結果何も起きないんだけど、何も起きないという結果に至るまでに警察が無駄に疑いをかけ、疑われた方が当たり前のように捜査をスカった方を叱る。このラリーが平和な世界にいる私には刺激的で新鮮なのだ。

 一回くらい私も捜査されたいとは想うが、もう「潔白」が身からダダ漏れているから誰も寄ってこない。よっぽど目利きがゴミっている者でもない限り、私の所に人が来ることはないだろう。で、そこまでダメな警察もいないから経験出来る日はきっと遠い。

 

 よくされる人はよくされるゆえに警察を怒って叱ってをし、ノリの良い警察だとテンションを合わせてハッスルしてくるから丁々発止の喧嘩動画が完成することになる。こんなことが本当にそこらの街角で起きているのかと思うと不思議に思えて興味深い。

 この手のも年明けから見ている。謎に面白く見れちゃうんだよな。意外とこの手のも再生数が稼いでる。

 

 あとはココとちょっと近いところで、盗撮した悪者をとっ捕まえる動画がある。最近話題の私人逮捕系ってやつだな。賛否色々あるのだろうが、とりあえず盗撮している側は賛同者無き悪者だから、そっちの顛末を見る分には悪のコンテンツではないのでは?そんな事を思う。

 しかしカメラ小僧がここまで増殖している世の中になったのか。スマホがそれに向き過ぎる優れものらしい。私なんてガラケー支給組だから出来んだろうな。皆がガラケーの時代だったらこうも日常的に出来るものではなかったのかも。あっ、でもこないだ古いマンガのGTOを見たら、おっさんがすごいデカイ装置を用いて電車内盗撮しているシーンもあったな。いつの時代でも「そこまで見たい?」と突っ込みたくなるスケベ人間がいるものだな。

 

 娯楽系と日常には無い刺激を求めて番組を選んでいる。地上波には無いこういうのはネットの強みだな。

 地上波で現在やっている分もネットの方が時間を選ばず見やすい。今やっているアニメ、特撮もネットで見ている。

 私程日々テレビテレビ言ってきた人間でも見なくなるのだから、こりゃこっちの世界の未来もそこまで長くないかもよ。NHK受信料もそりゃ集まりが悪くなるわけだ。

 

 じゃあ今日もネットでサクッと何かを見るか。テレビとは距離が空いても、広く動画コンテンツを楽しむことは変わりない。むしろ以前よりもたくさん見るようになった。とにかく面白い動画作品が好きです。

 

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