キングオージャ―が遂に終わった。すげぇ良かったぞ。こんなに戦隊モノに熱くなった1年もそうそうない。
もしかすると歴代1位くらいに良かったかもしれない。一番最近見た感動だから安易に順位上げしてそうなっている私の思考事情があるかもだから、もう4、5年シリーズを見ても尚ココが絶頂と思えたらその時が真に1位獲得の瞬間なのかもしれない。とか言っちゃってる自分に一体何言ってんだと突っ込みたくもなる感じ。
放送中から放送後にもオタク達がネットで唸りを上げまくるからトレンドワードトップを取っていた。誇らしいです。
日曜日の朝にテレビを見てワイワイ言う人間がたくさんいる今の日本ってばとっても平和。良いことだ。
1年間最高に楽しかったっす。スーツにロボに武器も全部格好良かったし、キャラも最高だった。ヤンマくん格好良い!
思えばしっかり腰を据えてこいつを見よう!となったきっかけは、夏の映画にあやねること佐倉綾音が参戦すると知ったからだった。それまで20話分くらい撮り溜め状態で全然見ていなかったのだが、あやねるが来るなら映画までに履修しておかなきゃとなるのが自然。
一気に2クール分見たらめちゃ面白格好良いので好きになった。私ってば簡単にハマるからな。人や物を見て良いところを探して更に掘って行くのが得意なのです。
途中で戦いが一旦切り良くついたら、次は2年時が飛んでまさかの第二部がスタートした。色々と従来の型にはまらない仕様でやってきた作品だとは思うが、ここが特に目立つ珍しいポイントだな。本放送中にもうアフターストーリーで行くんだ。まるでワンピース的時の越え方。シャボンディに集合するあそこらへんね。
第二部も波乱に満ちていた。自分の人生なら凪の時が続く方が良いが、他人の人生やテレビの中に見て楽しいのはやはり大波乱。
第二部になったら王様戦隊の皆がイメチェンしていた。ギラが何かお兄さんぽく見えて良い。ヤンマくんの金髪も良いぞ。
二部からは敵も超強力なのがドカンと投下された。なんか色々チートなダグデドがいて、その傘下にも強キャラ幹部軍団がいた。こいつらの暴れん坊ぶりを最後まで楽しめました。
カメジムが外道根性逞しく最終戦まで生き残ったのは地味にすごい。外道野郎だったけどカメジムのデザインはめちゃ好きだった。三木眞一郎の悪者ボイスも良い。
敵の作戦で面白かったのは、王様戦隊を10歳のチビに変えてしまう能力を発動したやつ。その際、カグラギだけ10歳に戻っても今と見た目が同じというのに笑った。カグラギはキャラもそうだが、映画舞台挨拶などをみれば中の人も愉快で笑える。良いキャラで好きだった。
カグラギを見るとauのCMで同じような格好をしている桐谷健太を思い出す。結構似てるよね。
キョウリュウジャーコラボ回も印象に残る。映画とかでなくテレビでもコラボするんだ。
キョウリュウジャーも新しいと想ったらもう10年も前なのね。しかし戦隊シリーズも恐竜系が好きだよな。
あと関係ないけどキングオージャ―放送時にオーレンジャーを東映特撮You Tubeで配信していて、そっちにキングレンジャーが出てきたのに運命的何かを感じる。キングレンジャーとも何かコラボできそうだけどね。キングレンジャーは顔にめっちゃ「王」て書いているから王様系ヒーローの大先輩だな。
二部の燃えたポイントは、ベールを脱ぎ散らかしたラクレスくんの本気開放シーンだろ。それまでクソ兄貴のクソキャラでやってきたラクレスくんだが、あれらは全て芝居だった。で、本当は弟の事も国の事も想う良い奴だった、とさ。
ラクレスくんめちゃ推すわ。すごい好きだった。別に終始クソ人間としてやり切ったとしても、あれはあれで尖ったクソ王様ぶりで楽しめたけど。
「民は道具、私が国だ!」のクソ人間マインド出まくり格言は名台詞すぎる。作中一番真似したセリフだわ。この俳優さんはもっとヒットして欲しい。
序盤で稼ぎまくったヘイトを終盤で大放出して最終的には好感度上がりまくりだった。
最終回後半でスズメちゃんといちゃつくところなんて可愛いからほっこり。ラクレスくんマジで愛せるわ~。
ダグデド対全人間キャラで派手に展開した最終戦の熱量がヤバい。これはもう本を書いている段階からもカロリーが燃えたのではなかろうか。という画面よりもっと奥の作家の事情を予想してみる。
最後まで見て分かった事は、結局のところ本作にモブはいなかったということ。最終戦では魅力的なキャラを全出ししていてそれぞれに見所を用意していた。
サブキャラなら民の賑やかし代表のゴローゲが好きだった。あいつのすぐにあっちこっちの勢力を推す掌返しマインドが面白い。あとうるささが面白い。あいつのやかましい雄叫びやヤジももう聞けなくなるのか。寂しい。
すごいのが劇場版からも顔出しする勢がいたこと。あやねるぅ~!あやねるが来てくれたのはマジで吠えたわ。テレビの前でボリューム強で吠えました。コレは事前に知らなくて、完全なる抜き打ちあやねるでビビった。テレビ版にも出役で来てくれて嬉しい。キレイな衣装で決めて格好良く啖呵を切るあやねるを見て誇らしいと思いました。拍手です(←すっかり親目線)。次はプリキュアに来てね。
それと声優の出演ならチンピラの役で稲田徹も出ていたな。親戚のおじさんに雰囲気が似ていて親近感が持てます。稲田徹の東映特撮といえばビーファイターカブトのデスコーピオンの声が印象的。キャラクターも声も好きなキャラだった。
SNSに撮影衣装のままのあやねると稲田徹のツーショットが上がっているじゃないか。良いショットとなって誇らしいです。
デボニカがあっちとこっちを繋げるゲート広げたことで、お亡くなりになったキャラの総出が叶った。劇場版に登場した死の国の設定をテレビでも上手いこと使ったな。
あの世から来たOG達が王者カリバーで変身したのは驚く。雛形あきこ姉さんも変身しとるやんけ。
カメジムが化けた偽物ではない本物のボシマールが帰って来て「王の双剣」が再結成される展開も熱すぎる。その中央にいるラクレスくん、めっちゃ良い顔してる。こういうのはオタクがマジに好きな燃える展開だからな。
ボシマールが死の国に帰る間際にドゥーガに何か語りかけていて、それを受けてドゥーガが泣きそうな顔になっているシーンがマジで良かった。ちょっとのシーンだけど見逃さなかったぞ。全話通してあそこが一番泣けた。セリフがマイクに乗っていない口パクだからボシマールが何を言ったのか視聴者には分からないが、相棒の二人だけの最後の優しい時間が流れていると分かってニチアサの子供番組なのに泣きながら見ていた。私も地球もまだまだ水分が多い。
最終戦に臨む戦力の数がすごいからマジで大合戦なんだけど。スター・ウォーズのどれかのエピソードでこんな感じの大合戦が無かったっけ?そんな感じで劇場版クオリティだった。
オタク的ソウルをくすぐり倒す熱いラストバトルで良かった。ここだけ編集して後日ネット配信してくれるらしい。また見たいぜ。
かつてない長丁場な大戦争になっていて王様戦隊も疲弊しきっているやないか。ヒメノちゃんがギャルが負うには痛すぎるくらい顔に大傷を作っているのが心配。でも医療がすごい国の王様だからってことで、最終回ではキレイな顔に治って出てきて良かったっす。あとヤンマくんは金髪も格好良い。
最高の支配、統制を見せてくれる良き王の物語だった。日本は王政ではないが、名目上の統制者なら一応そういう椅子にセットさせている。そんな彼らにも見習って欲しい統制者としての矜持とソウルが詰まったコンテンツだ。大人達もコレを見ろ!
アニメの「王様ランキング」より王様として上位ランカーを極めているコンテンツやんけ。あっ、どちらも楽しく視聴した勢です。
最終回の締めも平和でほっこりで可愛らしいものになっていて良かった。
最終回は正座して「ながら」無しの一点集中で見ました。ありがとうキングオージャ―。お前達がナンバーワンキングだ!
最後に次の戦隊のブンブンジャーとのバトンタッチ動画があったが、並べて比べるとブンブンジャーの気の抜けた感がすごい。
もしかしてキングオージャ―のスーツやらロボやらCGに金を使いすぎたのか。申し訳ないが、ちょっと見たところブンブンジャーに見るローカル感が強すぎて栄光のニチアサ枠を飾るにはちょっとしょぼいような。まぁでも次も見るよ。
丁度東映You Tubeでは、車系ヒーローのカーレンジャーが始まったばかりだし。そこと同時に見て今年は親旧車系ヒーローを楽しむ特撮オタクライフにしよう。
キングオージャ―に負けずブンブンかっ飛ばす勢いで次も頑張ろう。
というわけでスーパー戦隊最高!
スポンサードリンク