こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

東映特撮チャンネルで「仮面ライダーX」を見た

  

仮面ライダーX Blu-ray BOX 2<完>

 

 東映特撮チャンネルで「仮面ライダーX」の配信を楽しく視聴した。それも先日最終回を迎えたぜ。もう次のシリーズのアマゾンライダーの初回放送も終わっている。そっちも見ているが、最終回まで見たところでXライダーが楽しかった感想をサクッとまとめておこう。

 

 仮面ライダーも5人目になれば熱い歴史が見られる。銀と赤に身を包むライダーXはとても格好良いぞ。

 ライドルスティックで空中逆上がりを決め込んでからXキックをかますのは定番の怪人抹殺パターンとなった。チビの頃には彼の逆上がりを見て鉄棒でくるくるやったものだ。鉄棒は得意で「コレをやれ」と教師から指示があれば全部出来た。Xみたいにしたいから懸垂逆上がりもマスターしたものだ。

 そういや学校を出て以来鉄棒を握っていないなぁ。体操選手や体育教師でも無い限りあれでクルクルすることなんて無いものなぁ。今度公園でクルクルやってみるか。あまりにも熱くなってクルクルしていたら不審がって警察を呼ばれそうだから、そこは気をつけて紳士的逆上がりを見せてやろう。

 

 神博士による傑作発明の深海開発用改造人間、通称「カイゾーグ」の技術を搭載された戦士がXライダーだ。カイゾークというワードがとても耳に残る。

 空に上って月面も探査した人類だ。ならば次は海の中をもっと調べて開発して生活の場に出来れば良いね。カイゾーグには夢がいっぱいだぜ。でもこの時代と比べてたくさん開発したのかな?

 水の中でも行けるバイク クルーザー号を操り、水場での戦闘も優位にこなす第5の仮面として異彩を放った戦士だった。でも後の方になるとそこまで水場でのライダーの感じも出していないかも。そういや空の戦士のスカイライダーも後半になると諸々の事情でずっと地上の人だったし。現場の都合に寄る作風変更もありなんですね。

 

 神敬介はハンサムだなぁ。それも濃い口なハンサム。病気しなそうな健康な感じがする。

 途中からライダーV3が運んできたマーキュリー回路でパワーアップする。パワーアップ後にかます必殺技の「真空地獄車」は、なんかすごい名前だったので記憶に残る。

 昔ビデオで見ていた時にウチのお兄ちゃんも気づいて指摘していたが、マーキュリー回路搭載後くらいのタイミングで神敬介の髪型が変わる。この要素も思い出して見ていた。

 そういや結構前にアメトーーク仮面ライダー特集をしていて、その時にも芸人がマーキュリー回路でパーマになったとか触れていた。やっぱり急に髪型が変わると皆気づくんだな。

 

 敵のGOD怪人には神話関係の化け物や、その他偉人の名前を引っ張ってきた化け物が登場した。この時代からもFate的発想でユニークなキャラを作っていたのだな。

 50年くらい前の作品だから、作っている人間も50年前の古い人間達だ。そんな昔からも面白いものを生もうとあれこれアイデアを出す努力をしていたのだな。この時代からもエンタメ開拓に邁進した人間達のことを尊敬するぜ。Xライダー超好きっす

 

 こちらの作品の名物キャラといえば、中盤までライバルポジを盛り上げたアポロガイスト、ラスボスのキングダークがすぐに思い浮かぶ。

 アポロガイストのデザインは秀逸だな。格好良い。アポロガイストの人間態のお兄さんも渋くて格好良い。声も良いんだよな。声なら神敬介も深い声で格好良い。あっちもこっちもイケボだった。

 

 アポロガイストが立花のおやっさんをビビらせるのに使った「狂い虫」の存在は忘れられない。Xを見るのはこの配信で3周目だが、一発目からも怖くてキモいことで強く記憶したのが狂い虫だった。令和になってまたこのおかしな虫に会うことになるとは思わなかったぜ。

 現在のコンプライアンス的に微妙にアウト臭もする狂い虫のエピソードも配信なら大丈夫だった。あとはヒトデヒットラーのネタも微妙に危なっかしいと思えるけど、まぁセーフだった。偉人の名をもじった怪人のネーミングセンスは面白い。ガマゴエモンとかも語感が良くて気に入った。

 そういやコンプラコンプラとお行儀についてやかましく言うようになった割には「その分人間が良くなったのか?」と疑問も飛びがちな昔と今の世の変化よ。皆さんはそこんところについてどう思いますか?令和の人もヒトデヒットラーをもっと愛してやってください。

 それとGODの連中はガキを捕まえてきがちという作戦傾向も見られたな。この手の子供向け番組だと女子供がこっちサイドの弱点になりがちだよな。定番ですね。

 

 キングダークは初見だとビビるって。当時のキッズたちはびっくりしたはず。なにせデカいんだもの。 

 最初は狭い穴の中で肘をついて偉そうなデカい顔だな~くらいにしか思わなかった。「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の中ゴロンがこんな感じのセッティングだったな。あいつのことも思い出す。

 その肘付きデカ顔がまさか立つとあんなにヤバいとは驚き!後半でキングダークが立った時には「もう日本終わた」て思ったものなぁ。

 ここから遡って約1年前にはライダーマンに助けられて無事だった東京も、今回は物理的にヤバい脅威に全部ひっくり返されて終わりだろくらいに思った。まぁちびっ子の時にはね。

 オタク界隈で誰かが立ってびっくりな案件といえば、クララとこの鋼鉄大巨人が有名。ハイジも好きなライダーオタクっす。

 

 ウルトラマン召喚案件レベルのやばい規模のボスが出てきて、こいつを相手にどうするの?とワクワク&恐怖が私を襲ったものだ。

 Xライダーがクルーザーアタックをかましたらデカい手でビンタされて撃沈の特撮シーンは印象的。いや死ぬだろってサイズのビンタだから小さい頃にはびっくりしたものだ。

 令和にもう一度見ても暴れる鋼鉄大巨人キングダークの猛攻には興奮した。あっ、大巨人といえば東映の他作品の「大鉄人17」を呼べば良かったな。17とキングダークのガチり合いは盛り上がりそう。思い出したついでに「ワンセブンは不滅のナンバーや!」の名フレーズを意味なく記載しておこう。

 

 キングダークの内部にいる呪博士のビジュが邪悪で怖い。これは小さい時に見て普通に怖かった。通学路に抜き打ちでコレが出てきたら絶対ビビる。

 

 ラストのラストでサソリジェロニモのジュニアが出てきて賑やかしをやっていた。サソリジェロニモの一族にまだ下の世代がいたんだ。昔に見たことはあったけど、サソリジェロニモぽいのがもう一回出てくるのは覚えていなかった。

 Xライダーが「二人とも死ね―」のワードを言い放ってジェロニモジュニア&呪い博士を殺るラストはなんとも言えない。ヒーローが言うには直接的すぎる言動。だがこれはこれでリアルなのかもしれない。速く殺ってしまってキングダークの体内から脱出しないと全員お陀仏。となれば綺麗に華麗に言動を選んでいる余裕などナッシング。だから言いたいこともやりたいこともさっさとやるべきなのだ。というわけで全て理にかなったXライダーの言動が冴えるラストバトルも印象的だった。

 

 気になるのは、ラストで出てくる神敬介がおやっさんに宛てた手紙。その手紙の差出人の名前が神敬介でなく神啓介になっている。

 これについては天然の間違いならそれで普通に納得がいくが、これこれの設定であえてミスった風に見せているのではないかというユニークなあれこれの意見も聞くことができる(主にネットでね)。

 こういうポイントを作ってくれると、後の世までオタクの話題を盛り上げるのに役立って良いっすね。

 

 いや~面白かった。

 このチャンネルの存在を知ったのが遅かったため、最初数話分の配信は見れていない。配信は第10話前後から見たのだが、それでもXの魅力を知るには十分だった。

 まぁDVDを持っているからいつでも見れるんだけどね。でも最近はテレビとプレイヤーの用意も面倒なんだよね。You Tubeでなんでも見れるのは便利過ぎる。これからもこのチャンネルには世話になるぜ。

 カイゾーグよ永遠なれ。

 

 

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