2024年のアニメ（7月～9月）ランク分けしてみた

　夏がなげぇな。気づけば9月に入って、また気づけばそれも10日が過ぎた。

　夏休みもすっかり過去の楽園として記憶の奥底に引っ込む時期となり、世は残暑シーズンに入っているとか。

　しかし熱の残りようがすげぇな。先日の台風上陸でちょっとばかし涼しくなった気もしたが、今はそんな気もなくまた暑いわ。早く凍てつく寒気と抱き合いたい。

　そんな文句も元気に飛ぶ今日このごろである。そんな今日も私が見るのはアニメアニメアニメ……。そう動く絵の発明 アニメなのである。日本産業を回しているのはアニメと車とあとは……全然知らん。←経済の勉強不足。

　四季の国 日本も4つの季節のバランスが悪い。暑い時期が長すぎるぜ。こうも暑いとお外で遊べないからお家にいてアニメを見たり、YouTubeでホロライブを見たりで……マジでこの夏はそれでほぼエンドになりそうだ。

　というわけでこの夏もクソほどアニメを見た。絵が動いて喋る、それだけでも心踊っちゃのが真のオタクってものさ。

　夏アニメも大量に放送し、そのクオリティは毎度のことながらゴミから良作まで様々と来ている。この大きすぎる振れ幅をもっと狭くしろ。高低差で耳がキーンとくる。どこかの芸人がコレを決めゼリフで言ってたことがあったような～誰だっけ？

　もう9月に入り、夏アニメも佳境を迎えた。まぁ一部作品は放送前の0話切り落ちだったり、1話目出落ちのものもあったわけだけど……。

　現在だとどの作品もだいたい8話～11話くらいまで終わっている。そんなこんなもう終わりが近いことで、この段階でも作品の総評を出しても良いだろう。ここから残り数話で一気に評価が上がる下がるもない気がするし。

　というわけで、たくさん見たアニメ軍団をランク分けしていこうと思う。　

　絶対面倒臭いけどちょっと面白い気がするから今回からはこういう事もやっていこう。しかし分の悪い賭けだな。

　どこかの大学にでもありそうな「優」「良」「可」「不可」の4段評価で作品ごとに私独自の評価をつけていこう。

　評価ポイントとしては、シナリオ、作画、演出、音楽、その他個人の想いとかを反映して厳正につけて加点、減点をしていこうと思う。重ねて厳正にね！

　ついでなので、それぞれの作品について1口～3口くらいのコメントも付け加えておこう。

　では元気に行こう！

優

伊藤潤二『マニアック』

　キショさ際立つ短編の連続に最後までゾクゾク来ました。

キン肉マン 完璧超人始祖編

　さすがジャンプ黄金期を支えた一作。久しぶりの新作でも熱さはあの頃のまま衰えていないようだ。ステカセキングとブラックホールは推せます。

NINJA KAMUI

　忍者アクションにパワードスーツを着込んだSFアクション、どちらも楽しい要素となった。新時代忍者バトルアクションとしてかなり楽しめました。やはりオタクと忍者はそれぞれ陰の者ということで相性がよろしいようで。そんなこと言う私はしっかり陽の者をやっています。

負けヒロインが多すぎる！

　負けから始まる物語がある。青春はいつだってそうやって逆襲を決め込んで進んでいくのだ！敗者から学べる青春のきらめきがあって良し！だからどんどん負けろ！あと出てくる女子が皆可愛いからそれだけで良し！

ライジングインパクト シーズン2

　今回は世界を相手に熱いゴルフバトルをお届けした。新しいライバルキャラ、新展開もありで楽しかった。

君に届け 3RD SEASON

　キュンキュンする皆のラブが私の胸にズドンと届きました。めっちゃキュンキュンして萌えました。最高です。

　だいたい13年ぶりの新作をありがとうございました。

T・Pぼん  シーズン2

　レギュラーヒロインに昇格したユミ子ちゃんが萌え可愛い。

　それぞれのエピソードに教養があり、やっぱり藤子・F・不二雄って頭が良いし偉い作家なんだなと感心しました。

ケンガンアシュラ Season2 Part2

　なんて熱いバトルものなんだ。思わず私もこの固い拳の力を戦場で試したくなる。

　そんなこんな血液が熱くなるアニメでした。

良

エグミレガシー

　キショさ抜群のキャラ達がいつしかクセになり、今では夢に出てくるくらい。つうわけで親近感を覚えちゃう作品になりました。

【推しの子】第2期

　2.5次元俳優の世界もそりゃ良いさ。だけどもっとMEMちょを出せ。

ATRI -My Dear Moments-

　ちっこいアトリちゃんが可愛い。水浸しの世界はクソ暑い夏に見れば清涼感があって良し。主人公くんは思ったよりも顎が尖っていた。

異世界スーサイド・スクワッド

　はちゃめちゃに悪いヤツらが異世界で大暴れする爽快感が好きでした。異世界もの特有の陰気さがなくてさっぱりで良し。あとハーレイ・クインちゃんが可愛い。

カードファイト!! ヴァンガード Divinez Season2

　ナオ先輩が可愛いのでまた会えて嬉しい。それだけで評価アップ。

かつて魔法少女と悪は敵対していた。

　可愛い魔法少女を全面に押し出し、あとは「まほあこ」程ではないけど適度にブラック。そんな世界観が楽しかったっす。

義妹生活

　義妹というのも不朽のコンテンツの仲間入りを果たしたものなので、ここへ来てもやはり朽ちない。良い生活でした。

グレンダイザーU

　令和時代にグレダイとデューク・フリードに会えるとは思わないじゃないか。その復活劇に感動っす。あとは妹ヒロインのマリアが好きです。

現代誤訳

　誤った語訳ということでシャレの効いたタイトルがイカす。内容もユーモアとインテリジェンスが溢れていて良し。短い時間でサクッと楽しめて好き。

　めっちゃバカなアニメが複数ある中に、こういうインテリジェンスがあるのが混ざっていると光って見えます。

しかのこのこのここしたんたん

　意味わからんアホアニメだったけど、アホなやつのことがそんなに嫌いじゃないから楽しく見れた。

　バズり散らかしたOP曲は、やっぱりバズり散らかしたくなるご機嫌な仕上がりだから今日も聴いてる。

下の階には澪がいる

　この七面倒臭いトレンディドラマのようなラブ展開が嫌いじゃないから普通に楽しかった。海外産作品だが、国内のゴミ共と比べたら全然マシ。

SHY 東京奪還編

　まずは絵が好き。シャイちゃんが可愛い。萌えな絵柄でも今回は東京の未来を守るためのシリアスバトル展開のため、緊張感も良い具合に味わえた。

小市民シリーズ

　毎度の事件がクソしょうもないのだけど、日常にその手のしょうもなさを求める人間真理も確かにあるものだ。しょうもないを丁寧に描いたこの作風が結構肌にマッチした。あといちごタルトが食いたい。

先輩はおとこのこ

　男子だけど女子の格好がしたいし、男子だけど男子が好きだし、女子なのに女子に告白したりと、性の都合がスクランブルする等身大の思春期物語がそこにあった。こういう多様性をテーマにしたものが結構好きです。

黄昏アウトフォーカス

　複数のBLカップルを追う中で、各員の心理面を深めに彫り込む人間ドラマが楽しめた。山崎育三郎のOP曲は雰囲気が出ていて本編とマッチしていた。

2.5次元の誘惑

　コスプレは良い文化だし、コスプレ女子は可愛い。それだけ分かって楽しめたら儲けものな枠。

逃げ上手の若君

　ガンガン行こうぜ派な私がまず使わない「逃げ」をテーマにした意外なバトル展開がそこにあった。新たな出会いですね。

貼りまわれ！こいぬ 第2期

　こいぬちゃんがとにかく可愛い。ぺたくそとシールを貼りまわるのが青春だ！

FAIRY TAIL 100年クエスト

　エルザちゃんが好きなのでまた会えて嬉しい。キャラものとして本作は優秀。

僕の妻は感情がない

　命なきロボにも恋愛感情が向く。そんな人の愛情のあり方の多様性に迫った内容は興味深く、単純にキショいの一言で終わらせるには早計な奥深さがあった。あとはときのそらちゃんのOP曲に癒やされた。

よあそびぐらしっ！

　素晴らしい！ナイスエロスです！夜の遊びが捗りますなぁ～。

烏は主を選ばない（2クール目）

　今回はカラスだけでなく猿の怪物も出てきて大騒ぎ。

　五輪の弊害で放送がスムーズに行かないのがちょっと残念だが、内容は楽しい。

ザ・ファブル（2クール目）

　クソなキッズが出来上がる仕組みを理解し、それを儲けに利用する宇津帆玲の暗躍は怖いけどやっていることの内容は非常に興味深い。

　絵は下手だけどダークとスリルで魅せる展開は毎度楽しいっす。

ターミネーター 0

　ロボと人間の未来について語る展開には、七面倒臭さと共に興味関心も湧いた。

　アクションシーンは楽しかったので全体としても結構楽しめた。

可

異世界失格

　異世界にいては失格の異物を排除して日本に戻すというジャンルに対するアンチテーゼとも取れる要素は、アンチテーゼ好きの私に刺さった。あとトラックが余計なアシストをして人間を異世界に送りすぎ。

エルフさんは痩せられない。

　フライドポテトは異世界女の天敵。悲しいデブ女達のラプソディーが聞こえるものだった。

神之塔 -Tower of God- 王子の帰還

　１期から見ているが、特に言う事がないまぁ普通な感じ。可オブ可な可評価作品。

疑似ハーレム

　早見沙織に頼りすぎ！

恋は双子で割り切れない

　割り切れよ、でないと死ぬぞ。そう言ったオレンジの軍人の言葉を思い出します。

　キャラがとにかくうるさくてノイズが多い双子ラブものだった。このクセの強さがそんなに嫌いじゃなく、結果的に割と好きだった。

この世界は不完全すぎる

　まぁ異世界ものなんて不完全なジャンルさ。その理解でやっていくしかない。

戦国妖狐 千魔混沌編

　まさかの主人公チェンジで新章開幕。展開については特に言う事がなく、総じて普通。

ダンジョンの中のひと

　ダンジョン経営を描く目の付け所は面白いと思ったが、内容は面白いが続かず退屈でした。

杖と剣のウィストリア

　なろう系なのに夕方にやるとは挑戦的。絵は綺麗だけど内容はまぁ普通。決して悪くはないが、別段良さも無し。

デリコズ・ナーサリー

　育児はとても大変。でも大事だから妥協出来る範囲が狭いのです。頑張れパパさん達。そう応援したくなる作品でした。

天穂のサクナヒメ

　絵は綺麗。稲作は大事なことで大変なことでもある。それが分かった。

　アニメ作品としては他に別段変わった面白みもなくまぁ普通。

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

　ヒロインは可愛いがシナリオがだんだんダルくなってきた。

菜なれ花なれ

　チアガールは可愛い。ただそれだけ。

NieR:Automata Ver1.1a 第2クール

　バトルヒロインが肉感的でよろしいが、何をやっているアニメなんだっけ？となって来て内容についてはどうでもって感じ。

ばいばい、アース

　こうも作中オリジナルワードが連続するとばいばいされちゃうぞ。雰囲気には本格ファンタジーな感じがしたので、世界観は好きだったかも。

魔導具師ダリヤはうつむかない

　結構サクセスしていてお話は楽しかった。ダリヤは可愛い。

真夜中ぱんチ

　絵は綺麗でヒロインは可愛い。しかしその他盛り上がりに欠ける普通の話だった。

未来の黒幕系悪役令嬢モリアーティーの異世界完全犯罪白書

　新時代紙芝居だった。闇芝居と同時期にこういうのが来るとはな。ホームズ好きなのでノリで見るしかなかった。

女神のカフェテラス 第2期

　下ネタが多い2期でした。ヒロインは可愛いのだが、たまに微妙なクオリティの作画が気になっちゃう。

〈物語〉シリーズ オフ＆モンスターシーズン

　めちゃくちゃべらべら喋るアニメだな。ここまでだったけ？と久しぶりの新作を見てべらべら度にびっくりした。とか言ってる私もべらべら喋る人間なので、べらべら要素に共感を覚えて普通に視聴。撫子ちゃんはとても可愛い。

闇芝居 第十三期

　安定してキショい。そのキショさに用がある私のような人間が一定数いるからこの闇なる紙芝居のシリーズは絶えないのだ。

ラーメン赤猫

　可愛いし和むが、展開は単調。

狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF

　安定して普通に見れて特に言う事はないっす。ホロが可愛いのでそれだけでOK。　

不可

異世界ゆるり紀行 ～子育てしながら冒険者します～

　かっ飛びクソアニメだった。よく映像化できたものだな。

　加点は0、減点なら怒涛の勢いですぐにもマイナス100点が出た。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II（万策尽きて4話で打ち切り）

　絵を描くこと。まずはそこから学び直してこい。どこのアニメだって何より大事なのは絵です。あとは二の次だ。絵が描けないアニメ制作会社があるか！

　それと早々に尽きないから万策なのであって、それをああもたやすく尽きさせるのは会社としてダメ。

　そんな感想が出てくる新時代の代物でした。クソ笑いました。

多数欠

　民主主義を舐めるな。舐めるなら飴ちゃんだけにしろ。

　恐ろしいことに、これで2クールものとしてやって行くとのこと。かなり肝が太い企画だよなぁ。

　もう1クールのお付き合いが残っているなんて、震えちゃうぜぇ……。

モブから始まる探索英雄譚

　所詮モブはモブで何も始めることが出来ない。その限界値が見える体験となりました。ありがとう。

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

　Vチューバーを舐めるな。これはあくまでもVチューバーをテーマにしたアニメであって、本物のVチューバーはこんなにダメではありません。

　楽しいVチューバーを見たいならこんなのを見るよりもホロライブのみこちとかマリン船長を見ていた方が絶対に良い。

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか？

　なぜ誰にも覚えられていないようはお話があるのか。それは自分で考えろ。

新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。

　おっさんがキツいお年頃なのでやっぱりキツかったです。

ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

　ちゃんとハズレ枠アニメでした。正直さんです。

俺は全てを【パリイ】する～逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい～

　勘違いも過ぎれば大アホ。クソアニメの乱立は、いくら物理攻撃で頑張ってもパリィ出来ない。

魔王軍最強の魔術師は人間だった

　魔王軍の魔術師が骸骨男かと思ったら骸骨面をしただけの人間だった。それを見て「あっそぅ」でおしまいな出落ち枠。

転生したらスライムだった件 第3期（2クール目）

　とくにやることがない消化試合を見せられました。そんな気分。

まとめ

　全体的に出来が悪い作品が多い。がしかし、そんなダメダメなヤツらのことも愛そうという博愛主義の私ならなんとかやっていける。

　シナリオのことは見逃してやるとして、アニメとして一番ダメ要素となる絵が下手なのが多いんだよな。

　なんでこんなにダメなの？とにツッコんで一笑いするようなシーズンだった。

　出来の悪い作品に出会うなら苦労しないクールでしたな。

　地上波作品の数が多すぎ。加えてネトフリ枠も勢いがある。最近はネトフリ枠が結構楽しいかも。　

　土日に数をぶっ込みすぎて週末が忙しい。夏の間は週末のおでかけにとにかく躊躇することになった。もっと全体数を減らしてね。

　とまぁ色々ツッコんじゃっているけど、それでも全話見ている私ってば付き合いが良い。途中切りはしない主義なんで。

　クソアニメでも最後まで見るなら時間を無駄にしていると人からツッコまれることもあるけど、その無駄がそんなに嫌いじゃないから良い人生です。

　ジャパニメーションよ、ありがとう。ゴミから良作まで色々あったが、皆私の人生を盛り上げるかけがえのない出会いです。

　それでは来期に期待だ！

　それぞれについてもっと詳しく感想を書くのは、それぞれの最終回を見てからまた行っていこう。

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