こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年のアニメ感想(1月~3月)その5

 

 

ヴァニタスの手記(第2クール)

 1クール目の硬めの貞操はどうしたってくらい2クール目に入ってからのジャンヌのデレっぷりがすごい。崩しやすいチョロインの仲間入りだったな。そこは良し。

 

 

ルパン三世 PART6

 2クール目も普通に楽しく見て行く。

 長らく謎になっていたトモエという女の正体に迫る展開が楽しめた。

 これまで出て来た女達は皆トモエに通じていたのか。すっきりオチが見れて良かった。

 

 

怪人開発部の黒井津さん

アニメ「怪人開発部の黒井津さん」 Blu-ray BOX

 ヒーローではなく、ヒーローを倒す怪人を送り込む側の事情が語られるギャグもの。

 仮面ライダーではなく、ショッカーやデストロンの科学者をメインに据えたようなもの。意外な視点から展開する設定はユニーク。

 今期の中ではかなり好きなやつだった。

 

 頑張るOL主人公の黒井津さんが可愛いのが良し。今期の新ヒロインでもかなり上位に迫る仕上がり。演じた前田佳織里の声も綺麗で可愛いらしい。

 

 限られた経費内で最大限強く怪人を作りたい黒井津さんの悩ましいOL生活がユーモラスに描かれる。この点には、ちょっと前に放送していた「天地創造デザイン部」的要素も見られる。

 怪人だって何でもデザインを上げればそれで通るわけでなく、色々な観点から合格が出ないと生産の段階に入れない都合が分かった。

 

 科学者メンバー以外の悪の組織構成員達もとにかくユニークで面白い。首領がチビロリ娘だったり、怖いけど極めてホワイトな仕事をする悪の幹部なんかがいてツッコミどころはあちこちにある。

 女体化キャラが割と多めに見られた今期の中で一番の成功となったのが狼男のウルフくん。狼男だったけどめっちゃ可愛いメスになっている。本当は男のウルフくんと黒井津さんの似非ユリユリ感には萌え。

 キャラ絵が良く、女子キャラはいい感じにモエモエしてキャッホーだった。

 

 作中ヒーローのブレイダーをはじめ多く登場するヒーロー達にも注目出来る。毎回取っ替え引っ替えで出てくるヒーロー達は日本のどこかに本当にいるご当地ヒーローだという。知らんかったけど日本には色んなヒーローがいたんだな。勉強になる。

 

 他には戦闘員のバイトの悲哀の物語、伝説のやまとなでしこメンバー二人(堀江由衣田村ゆかり)が演じるプリキュアっぽいヒーローの物語など、各サイドからユーモラスな特撮コメディが楽しめた。

 

 ナレーション役には昭和時代の仮面ライダー俳優、ウルトラマン俳優らが参戦している。筑波洋を演じた村上弘明の声は渋い。

 

 最終回は頑張っていたし何か熱くて良かった。 

 ブラックな集団に身を起きながらもホワイト企業精神を持つメギストス様いわく、会社員をするなら業務提携が大事。そして資本も大事だが、最終的にはやっぱり人が大事。

 そんなわけで、新しい邪魔者勢力を潰すため、それまで敵対関係にあった者とも一時的に業務提携を交わして最後の大戦闘を行う。

 黒井津さんのお仲間達のみならず、ブレイダー、魔法少女ローカルヒーローまで全部出しだった。

 

 最終回のラストバトルはローカルヒーローの大祭典にもなっていた。全然知らんし、声の出演を見ても誰やねん状態。でも格好良いし熱いし楽しかった。地方の皆さん、マジおつかれ。

 黒井津さんも満を持しての装着変身を行う。なんか格好良かった。

 

 とにかく特撮好きとしては何かこんなのもいいなって思えて好きな作品だったぜ。2もやれば良い。

 

 

からかい上手の高木さん3

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 2のラストでも結構互いに詰めよった男女関係が見えたが、3ではそこの所にもっと突っ込んで行く。高木さんのからかい術も確実に上達している。

 

 突っ込んだ末、互いに好きの気持ちに気づいているはずなのだけども、初ゆえ友人からその先へ続く決定打が出ない。このもどかしさに1割はイライラと焦れるのだが、残り9割はキュンキュンして楽しい。ライクからラブへの王手がかかったようで、行ききらないこの絶妙なバランス感覚で見せる男女の物語に魅力がある。西片と高木さんの青春は絶対に楽しいものだと思う。

 好きも嫌いも割りと初手で気づいて言ってしまう私には全くなかった人間関係が見える点でも興味深く楽しい。なによりも高木さんに萌える。あんなにデコを出しても美人とか顔面偏差値がすごい。

 

 一緒に映画に行く、初詣も行っていることから、絶対友達越えてるだろって思う。そろそろ周りのクラスメイトも二人の関係に気づいて色々感じては言ってくる場面も印象的。

 

 大きくキュンキュン来たのは文化祭の演劇イベントと、西片が一番男を上げた最終回の頑張り。

 メイン二人にとっては嬉しいアクシデントが見えた文化祭エピソードは良い。高木さんが最大限乙女を見せて西片に寄り添っている点に萌え。基本は隙のない強かな女で行く高木さんがたまに恋にときめく女子になっている所を見せるギャップにやられる。そして高木さんを演じた高橋李依の透明感あるボイスがお耳にとても良い。さすがお耳に寄り添う集団のイヤホンズメンバーなだけはある。

 

 最終回の西片の謎解きゲームは面白い。こんなのを一生懸命作るとか可愛い男子だな~。賑やかしの女子3人衆には大変受けたレクリエーションだった。

「ただ会いたかったから」というラブの衝動としては基本欲求にして大正解な理由から、高木さんの乗った車を追いかける最終回の西片には男を感じた。駆け引きが下手でいつも高木さんに負ける冴えないガキだったのに、最終回で男を上げたな。格好良い。

 めっちゃ走る最終回の西片少年を見て、拳を握りながら「とにかく頑張れ!」と応援してしまったのは私だけではないはず。

 

 とにかくめっちゃ良かった。週末にやって来るキュンキュン注意予報で楽しすぎる3期だった。次は劇場版が来るとのこと。それもやってBDになったらこれまでのを全部通しで見たいと思う。

 

 

鬼滅の刃 遊郭

 大変良かったので別口で長めに感想を記載

   ↓ 

koshinori.hatenablog.com

 

 

現実主義勇者の王国再建記 第二部

 現実主義という名のご都合主義を扱った異世界もの。

 これの二部が来るとは意外。一期が終わった段階で二期を戦うのはきついだろうと思ったが、個人としては当初の心配そのままでしっかり戦い抜いた感もなし。

 

 別に面白くはないし、なんか絵がしょぼいけど、いのりんこと水瀬いのりがメインで出ているので見てあげるしかない。いのりんに歌わせて芝居させとけば見てくれるなんて甘えた事を考えるなと思いつつも、その手にまんまとかかって最後まで見た私がいるのだから簡単な商売。

 

 所詮は異世界でハーレムをやるだけのくせして、マキャベリズムや命を手にかける王の苦悩などのシリアス性を盛り込まれても逆に薄っぺらさを感じてしまう。

 爺さんが主人公に残した家族を大切にというメッセージ性も、ハーレムによる家族増員という形で描かれると薄っぺらく、同時に嘘くさい。でもリーシア姫は可愛かった。

 

 

進撃の巨人 The Final Season Part 2

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 終わる終わる詐欺が許されるのは「銀魂」だけと言われる中、前作では限りなくソレっぽい要素をぶっ込んで終わった。今度こちゃんと終われよ。

 

 にしてもやっと始まったな。事前の振り返りをしっかりさせる番組構成により、なかなか新作を流さなかったが、振り返りもやっと終わって年明けからは新作が見れた。教育を売りにするNHKらしい復習要素がたっぷりだったな。勉強もアニメも予習と復習が大事。

 

 1話目からかっ飛ばしているな。大戦争が起きている。とにかくすげぇ事になっているのは誰が見ても明らか。

 エレンが単独行動に出てかつてのお仲間達とは一体どうなるのだろうって所が気になる。ミカサの側にいて何度でもマフラーを巻いてやれやとは思うが、エレンにものっぴきならない都合がある模様。てかミカサ老けたな。老け込むだけ大変な目にあっているから仕方ないのかもしれない。

 

 アニ、ライナーらがアルミン達と合流して動くという大きな流れの変化も見えた。アニ、めっちゃ久しぶりやん。

 

 多分作中では嫌われ者だと思うガビが、今回も元気に弾をぶっ飛ばしているのも印象的。ここに惚れ込んでプロポーズしたファルコは男を上げたぞ。

 今回ではガビの好感度アップとなるシーンも少なからずあった。中の人のあやねるは大好き。

 小林ゆうが演じたサシャを殺ってしまった役だったことから、イベントでは小林ゆうからあやねるは悪くないと言って庇われたらしい。そんな話を聞いた。

 

 ↑  

 

 ここまでは先週書きました。

 

 そして今週に入って先程最終回を見たところ「くそが!」

 またまた終わる終わる詐欺を食らった。今度こそ終われよと思って見始めたパート2だが、まさかの終わらずで来年にパート3をやる事になったらしい。

 マジかよ。マジで銀魂じゃん。どっちも見た人間なら絶対に銀魂のネタを思い出してるって。

 好きだから見てるし、まだ見れるなら嬉しいと言えばそうなのだが、オチを見たいのは最初からずっとそうなので、この引延しはムカつく。

 頼むぞNHK、一気に作れや。

 

 しかし、来年もしっかり生きようという糧になる情報ではあったので、そこは良し。生き残って必ずこの物語のオチを見よう。

 

 

東京24区

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 結構ちゃんとした群像劇で良かったのではなかろうか。二者択一のトロッコ問題をベースにした事件があちこちで展開するが、こういういい具合な小難しさは嫌いではない。人生はいつだって選択の連続、そんな事も言ってる作品だった。

 

 見せ方のテイスト的にちょっと「デュラララ」感があり、犯罪を未然に防ぐシステムの存在には「PSYCHO-PASS」感があった。死んだ幼馴染ヒロインが現世に帰ってきたのか?と思わせる気になる要素を初手から見せる点には「あのはな」のメンマを思い出した。死んでしまったあすみちゃんは結構可愛かった。それからメロンパンが食いたくなるアニメだったな。

 

 残念だった点は、一度ならず二度新作放送を落としたこと。クオリティ向上のため万策尽きた宣言出したわけだが、コレを受けて「SHIROBAKO」のクオリティを人質にするなのフレーズを思い出した。

 

 

薔薇王の葬列

 シェイクスピア好きはバンザイな、愛憎混ざって最後には愛が押し勝つ運命の物語が楽しめた。

 薔薇戦争の要素は小難しいので敬遠するオタクもいるかもしれないが、このあれこれ策略を練ってなんとかしようとうする七面倒臭さが面白みでもある。

 男達がメインでやる戦争だが、歴史の裏には悪女の暗躍もあり。その点が恐くもあり面白い。伊藤静大原さやかが、野郎共を手玉に取って政治を動かそうとする腹黒い女役で怪演を見せたのも良し。

 

 リチャード役の斎賀みつきの配置は良い。特徴のある中性的ボイスだから、男か女かどっちなのか?という役はここに任せておけばハズレがない。

 

 

リーマンズクラブ

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 バドがしたけりゃしっかり働け!の精神を売り出した、バドりながらサラリーマンをやる今流行りのバドリーマンの青春を追いかけるアニメ。

 自慢をしておくと、実は両利きで越前くんみたくラケットを持ち替えて幅広く攻撃に対応できる私にとってバドは得意種目である。仕事は嫌いだけどバドは好き。ということで、多分はねバド以来のバドアニメを楽しく見る。

 

 出てくる奴らの生活なのだが、とにかく忙しいよな~。ネギジンジャーを売り出すプレゼンを考えてバドもしっかり行う。会社員とバドミントン、一方をやるだけでも超疲れるのに、それを両方やってしまうバドリーマンは基礎体力からして違うのな。てかネギジンジャーって実在するのか?ちょっと味わってみたい。

 

 部署の華となるOLの矢田さんは、男ばかりの本作の中では光る可愛い子ちゃんだった。

 

 バド部を潰しにかかる上役のおっさん共がクソすぎたな。矢田さんをセクハラ上司からさり気なく守った建さんはイケメン過ぎた。

 

 

ワッチャプリマジ!

ワッチャプリマジ! Blu-ray BOX-2

 2クール目も楽しく視聴。

 みるきちゃんが面白い。実は八百屋の娘で料理が出来るという良い情報が分かった。どうしようもなく腹黒いところも愛せる。

 

 アイドル達が集まって合宿を行う展開が楽しめた。5人でセンターをやるという奇抜な発想で見せたライブも良かったぜ。

 

 プリキュアが一時的に休止になり、ミュークルも終わった今こそプリマジに頑張ってもらわねば。ニチアサを支えるコンテンツとして、今後益々強くなって欲しい。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

 プリキュアデジモン、ワンピースと並んで不正アクセス被害を受け、クール終盤には休止が続いたダイだが、展開としては今が一番くらいに熱い。確かに大冒険している。

 

 昨今は実力を伸ばし、存在感も強めて格好良くなったと思ったポップが、ボス戦に挑むこの局面で当初のキャラ性の「ヘタレ」を発動させたことでパーティーの士気が落ちこむ。

 この展開を呼び込むとは、やってくれたなポップ。最近の格好良い魔道士感も確かに良かったが、初期のお前はそうだったなと想わせてくれるグズりを見せる。

 そんなポップを叱咤もすれば応援もしたくなる私は正直な視聴者。ダイよりポップ派です。豊永利行の芝居も良いよね。

 

 ここで戦場のラブも展開。戦争といってもやはりやっているのは人間。ならばこんな状態でも愛を交わすやり取りに待ったをかけられないのだ。とっても分かる。

 ポップ、マァム、そしてメルルの関係性に複雑かつ楽しいラブの構図を見た。バトルアニメとして見るのが本来の楽しみ方だが、何かこういう戦場のラブ展開も好きで楽しかった。

 メルルめっちゃ頑張ったじゃん。マァム大好きだけど、ポップはメルルじゃ駄目なのかよ、とも思ってしまう。マァム大好き宣言をしたポップも男を上げたな。

 

 あっちもこっちもラブというわけで、心無き兵士と思ったアルビナスが主に持つ想いも実は愛だったと分かった。そこにもキュンと来るものがあった。普段は可愛いゆかりんボイスも、クールで冷酷な戦士のアルビナスを演じるにあたっては別物に聴こえる。こっちのクールな感じの芝居も良い。これだから王国民は辞められない。

 

 ダイとハドラーの一騎打ちには少年漫画定番の熱さがあった。この熱気はいくつになって浴びても心地よい。

 

 早く放送を再開して欲しい。

 

 

ワンピース

 スクラッチメン・アプーって好きなんだけど、敵につく悪いヤツになってたな。ゾロの怒りの一閃でぶっ飛ばされるところでは、ゾロが格好良すぎた。

 サンジくんが女好き的にはお得な敵のトラップにかかってピンチ。相変わらずギャグかシリアスか微妙なところで活躍出来る逸材がサンジだな。

 

 敵ならウルティも好きなんだけど、怖い地雷女だな。DVやりまくりなここの姉弟の関係性もユニーク。しかし、ナミさんをあんなに痛めつけるのはちょっと許せないかもしれない。シンプルに頭突きで追い詰めるやり口が印象的。

 

 不死鳥マルコも参戦で懐かしい。かわいいチビのおたまも参戦して可愛い。

 氷鬼の病気を治してくれるチョッパー先生に対して、敵も味方も皆タヌキ呼ばわりするのはいかんだろう。多分皆本当にタヌキと思っている。

 

 思った以上に敵が多い大戦場になっている。これはどうやって、そしてどれくらいかけて収拾するのか。続きが楽しみだ。早く放送再開して欲しい。ワンピースのオチを見るまで絶対に死ねないと思って生きているので、放送再開を待ち、最終回まで人生を戦い抜こうと思う。

 

 

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