こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年のアニメ感想(10月~12月)その10

 

 

ぷにるんず

ぷにるんず DVD BOX Vol.1 [DVD]

 

 おおっ、何か始まったぞ。この秋、新手のプニプニ枠が襲来した。

 

 日朝の微妙な時間に始まる。そろそろどこかに遊びに行くか、それとも昼飯まで家にいるか、という午前に外出するかしないかの判断のデッドラインがこのくらいの時間帯になる(←私の生活リズム上での話)。

 プリティシリーズが終わって幾分か暇になった日曜朝を盛り上げる追加作品となった。未だにプリティシリーズ終了の傷がうずくぜ。あとミュークルの分も。

 

 パン屋さんを営むご家庭に住み着くとにかくプニプニした謎の生物達がいる。やつらが何か楽しくプニプニやっている謎アニメ。とりあえず可愛いので視聴枠として確保した。

 

 エンディングで皆がプニプニの歌のダンスを踊っている。微妙に間抜けな振り付けで面白い。実は一緒に踊っている。

 

 物体をプニプニさせるプニプニの素なる謎のアイテムが出てくる。

 プニプニした生物達が互いにプニプニしあって快楽をシェアする行為をスキンシップニというらしい。

 なにそれ?となるユニークな生態だと分かる。

 これらプニプニ説明を淡々と熟すナレーション役の小野大輔は、「俺何言ってんだ?」と一瞬くらいは思った事があるはず。

 ホント、感想を並べてもプニプニだらけのアニメだった。

 

 とある回ではゲストとしてプニプニ芸人の「ぺこぱ」が実写で登場し、その後にはアニメ化されて本編にも出て来た。カオスだなぁ。

 

 というわけでプニプニは世界を救うと言っているアニメだった。悪くないだろう。

 

不滅のあなたへ Season2

 番組表を見ると一瞬だけ「不徳のギルド」と似ているなぁとなる。というのは無駄話。

 

 放送開始がちょっと遅かった。10月後半からスタート。

 アニメ一期は平日の深夜にやっていたのに、2期は日曜日のゴールデン枠じゃないか。

 教養のある良きファンタジーだと想うし、追加キャラのボンシェンを演じる子安の芝居は面白い。なのでもっと多くの人間が視聴できる浅い時間に移ったのは正解だと思う。

 

 一期のオチから約40年後の世界から物語はスタートする。

 フシもすっかりおっさんになったが、そこは簡単に「時を戻そう」がリアルに可能なので、一期同様少年姿に戻って新たな冒険がスタートする。安心した。おっさんの旅なら「異世界おじさん」で間に合っている(放送は全然間に合っていない)。そういえばどちらの作品にも子安武人の姿あり。

 

 40年の時を経てもフシ推しのヤンデレ女 ハヤセの遺伝子が迫ってくる。死んでも次の代の遺伝子のヒサメが訪ねて来て、その後もいろんなハヤセの子孫がフシにつきまとう。ハヤセの執念と愛がミックスされた不思議現象が連続する。ハヤセ発のこの想いもまた不滅なのか。

 ハヤセ一族の本懐はフシとの間に子を成すこと。まだチビのヒサメは、ただ一緒に寝れば赤ちゃんが出来ると思っている。この許せる範囲の無知が愛らしい。

 楠木ともりがロリ声で演じたヒサメが可愛かった。もっとヒサメのターンが多くても良かった。

 時を越えて今度は男の子孫のカハクがやって来る。性別を越えてもやっぱりフシ推しで来るのな。カハクもフシラブだった。

 流転する大いなる命の物語の中だと、性別なんてのもちっぽけで安い概念に思えてくるのだろう。なのでカハクは男同士でもイケる口として攻めてくる。

 今回シリーズでは、性別を越えて深まることもアリっちゃアリということもやんわり言ってるんだと想う。

 

 40年後の世界でBBAになったトナリがフシを迎えてくれる。この再会にはちょっと感動。少女時代のトナリは好きだった。すっかりお姉さんが深まったな。

 

 不死身だと関係が深まった人間から一方的にさよならを告げられることになり、それがフシには辛いことだと分かる。深いなぁ。

 生きていれば当然の事なのに、命が終わるのを見送るのはやはり辛い。そしていつまでも慣れない。そこらへんの都合が反映されたシナリオにもなっていた。

 

 諸々へんてこな王子のボンシェンが仲間になる。作中にはこれまでにいなかった濃いキャラ性で来るから面白い。キャラ設定としても不思議な1人で、かなりハマる。それから子安武人の演技が面白い。

 バカ王子かと想いきや、意外にも民から人気を獲得していた。

 ボンシェンの物語としても見れる2期だった。変人だけどかなり好きになれる。

 

 やべぇ宗教の厄介な揉め事も太いテーマになっていた。不死身という概念に対して人間達それぞれが色んな事を想うのだな。

 結構意外なテーマもぶっ込んできて、先が読めない楽しさがあった。続きも楽しく見よう。

 

BLEACH 千年血戦篇

BLEACH 千年血戦篇 I(完全生産限定版) [Blu-ray]

 また古の作品がリブートしたのものだ。

 こないだお家の整理をしていたら、やったこともないのになぜかあるゲームキューブPSPBLEACHのゲームソフトが出て来た。これらの機種対応となると、それなりに古いコンテンツだということになる。キューブとか00年代の始め方のやつだからな。

 

 今期だともっと古いベルセルクでじこもリブートしていたが、BLEACHも人気が根強い。

 ゲームを持っているけどやったことがないくらいだから、実は内容にもしっかり触れていない。

 その昔アニメがあって、だいたいこんな感じの話で井上は可愛くて、ルキア折笠富美子が演じていた。くらいの基本情報しか抑えていない状態。

 ちなみにウチのお兄ちゃんが言うところによると(昨日聞いた)、当初の学校のクラスではルキアより井上派という男子の方が多かったとか。当初っていつだよ?

 

 そんなわけで、井上に久しぶりに会うため、前情報が微妙に少ない状態でも新作は一話目からしっかり見ることにした。

 

 一話目冒頭からさっそくドンパチやっている。バトルシーンがとにかく元気。さすがはジャンプのバトルマンガ作品の映像化だ。バトルで華を出さないとなんのためのジャンプ看板作品だって話だ。

 

 新作を13話やった段階で既にカロリー消費量がすごい。

 なんかいきなりすごいんだけど。謎のクインシー軍団がソウルソサエティに攻め込んでめっちゃ死神刈りをしている。こちらの隊長クラスもやられるし、ボスの山本まで首を取られた。主要キャラの一部まで退場させるくらいに、今回の事件は大事だったのか。

 

 死神の戦士各員が持つ必殺の卍解を吸収するというチート能力を使ってきやがるから、こちらが全力を出す前にやられてまう。ずるいなぁ。

 クインシー軍団の中にはおっさんもいれば可愛い子ちゃんもいる。新ヒロイン達のことも気になる。

 

 つうか敵が強すぎる。序盤に戦った声が山ちゃんのキモ怖いヤツはウザかった。

 ユーハバッハのおっさんがあそこまで出来るとは思わなかった。ある意味では一護の、または石田の親でもある人物らしい。重要ポジションで今回の大ボスっぽい。

 

 戦いは一旦終わったけど一護は刀を失ったし、戦況全体を見るにこれは死神側の負け戦だろう。ここからの巻き返しはどうするんだ。

 一護の母親についての謎が解け、その後石田が敵についたところで終わった。

 どうなるねん?このままだと一護と石田が戦うことになるじゃないか。仲良くしろや。

 

 続きの第二部は来年放送となっている。結構面白いから続きも見よう。

 ルキアと井上の出番があんまりないじゃないか。ていうかキャラクターめっちゃ出てきたな。正直誰だか分かっていないのもいるからな。しかし声優陣が豪華だ。有名人の声があちこちから聞こえる。

 

 過去のアニメシリーズも見れたら良いけど、話数がすごいから疲れそう。ジャンプならNARUTO派だったからな。BLEACHまで追っかけていなかったのが悔やまれる。

 あとよく知らないけど、これの漫画を描いている先生はかなり面白い人間だとお兄ちゃんが言っていた。先生のことも気になる。

 

令和のデ・ジ・キャラット

ブシロード ラバーマットコレクション V2 Vol.522 令和のデ・ジ・キャラット『D.U.P.』

 すげぇな。誰が令和になってでじこにまた会えると思う?って話。でも会えた。

 素晴らしきリブート。私は何時代だろうがでじこぷちこに会いたかった。

 

 ドリキャスの「でじこのまいブラ」っていうゲームが我が家にある。ブラって胸につけるアレかなと思ってチェックしたらそういうヤツではなかった。

 でじこドリキャスやアドバンスでゲームを出していたくらいだから、古を極めしコンテンツになってしまった。

 昔のでじこアニメのOP曲には「2000年問題」という歌詞が出て来た。2000年っていつよ?って話だよな。

 でじこのくせして謎に格好良いOP曲を歌っていた奥井雅美が、今回の令和版でもしっかり良い声で歌ってくれている。こうなると奥井雅美も歴が長いと改めて実感できるって物。

 

 この作品の功績の1つは、沢城みゆきを素人からプロへと転身させるきっかけになったこと。沢城みゆきとしては、いくら経歴を積んでも、最初期の仕事となったこの作品の事はさすがに忘れず覚えているだろう。20年以上前の作品のキャラをまたあの頃の感じで演じているのは素晴らしい。 

 

 でじこぷちこも良いが、やはりうさだがカワエェ。令和版だと益々可愛い。

 氷上恭子なんて沢城みゆきよりもずっと先輩なのに、まだ可愛い声が出るんだな。素晴らしい。この人も平成初期のオタクアニメを牽引した素晴らしき役者の1人だよな。ボイス入りゲームにも結構出ていたし。

 

 真田アサミはここで「目からビーム!」を言うのが代名詞だし。それがまた聞けて嬉しい。この脱力系な声がくせになる。

 こっそり二代目なる企画で新でじこをやっていた明坂聡美も出ているので、新旧でじこの中の人がコラボしているじゃないか。

 

 うさだあかりの方の出番はこないのか? 

 うさだあかりのうさ耳の変な歌が地味に好きだったのに。まだガキだった頃のゆかちが演じていた。今のゆかちバージョンでも見たい。

 

 小学生の落書きみたいなゲマのキャラデザも地味に好き。

 

異世界おじさん

異世界おじさん 第3巻 [Blu-ray]

 やっと新作が再開したな。

 作品のことはさておき、本作が夏から秋までなだれ込んだことで、長い期間ゆかちの「一番星ソノリティ」が聴けるきっかけになったのは良かった。今期だと「虫かぶり姫」のOPも担当しているから、まさかの1クールの中で2作品からゆかちのお歌が聞こえる嬉しい事案となった。ゆかちは頑張れ。

 ていうか先日「虫かぶり姫」の感想を書いた時にも、上記と同じ事を言ったような気がするなぁ。

 

 日本の夏が熱くてセガサターンが壊れるというネタがあったのは印象的。あれは切実な問題である。確かにソレある。

 日本の夏といえばまずは暑い。次に湿気がすごい。これらは精密機器そのもの、おまけにそれを覆う紙パッケージの安全な保管までもを阻害する厄介な問題だ。ハードもソフトも熱と湿気に弱いので、ゲームコレクターには分かるネタ。気候と喧嘩するのもまたセガっ子あるある。

 

 内容は相変らずしょうもないギャグだが、私はセガが好きだし出てくる女子も可愛いくて好きなので毎週楽しい。

 新作部分からは、豊崎愛生演じるドジな女勇者が登場。こいつがとても可愛い。

 藤宮さんは今年を通して見てもベストなヒロインとして順位が高い(私の中の話)。

 

 昨今だとハイスコアガールポプテピピック、そして本作と、セガのゲームを話題にした作品があるから嬉しい。忘れ去られしロストテクノロジーにするにはまだ少しだけ早い気がする。これをきっかけに、エイリアンシンドロームはじめその他愛しき微妙なクオリティのゲーム達が日の目を浴びるきっかけになれば良いと思う。

 とは言っても、サターンソフトの5本に1本はクソゲーくらいに思っている。愛しきハードではあるものの、ソフトを見れば決して打率が良い世界では無いとマジに思う(←個人の手応え)。

 

 やっと放送再開して調子良く新作が展開したかと思いきや、12話放送後まさかのストップがかかった。またかいな。あれだけ休んでまだ作れてないとか、マジで万策尽きまくりだな。

 13話目は延期となり、ついに半年かけてワンクール分が終わらないという超ノロノロ放送となった。こんなこと滅多に無いのでは?

 また過去回の再放送をするのかな。こうなるとエンドレスエイト越えのしつこい現象

になりそう。早くしないと次の8月が来るぞ。

 

 まぁ待とう。キレた時にはとことんまでやってしまうバーサーカー扱いの私だが、気はしっかり長いので、他と比べてキレるまでに時間がかかる。

 歴史的にも稀有なセガ推しアニメだもの。セガっ子ならそこは信じて待つべし。

 

クールドジ男子

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 これも隙間を見つけてはぶっ込んで成功を掴もうっていう産業の1つだな。今回は男子に感じる萌え要素のとある一点を狭く絞って狙い撃ちした属性特化型イケメンアニメだ。

 その狙った部分とは、基本はクールなイケメン、そして時々ドジというもの。まぁコレは分かる。女子はこういうの好きだと思う。人は人が持つ許せる範囲の隙に好感や安心感を得るってもの。

 スラダンの流川あたりがこの手の源流なのかもしれない。クールだけど、どこか抜けているボケキャラ、そこが女子にとって萌えのツボになる。

 

 内容はとにかく平和。全体的にテンションの低いアニメだが、空気枠にはなりきらず、良い具合にイケメンズのドジが入る。その都度クスリと笑えてほっこりする。

 こういう刺激の少ない平和な世界があっても良いではないか。ちょっとしたアイデア賞ものの味わいある作品で結構好みだった。

 

 前半戦では4人のクールでドジな男子を楽しむことが出来た。まさかの後半戦クールも決定し、来年からは追加のクールなドジメンズも楽しめる。じゃあ見よう。

 ポップで隙の無い冴えまくりな私とは真逆の人間達がメインで出てくるアニメだった。自分とは真逆のタイプの人間を目で追うのも刺激となって良いではないか。というわけで全体的に好ましい作品だった。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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