「アーマードサウルス」とは、韓国がマジで作った特撮ドラマである。今ジワジワと話題になっているらしいぜ。
シーズン1の日本版は去年の内に最後まで発表されている。で、それを見たわけだが、これはやられた。素晴らしく面白い!感動&興奮しました。
韓国アイドルや一般ドラマくらいなら以前からも楽しんだことがあった。そちらもなかなかのクオリティだった。で、まさか特撮をここまでマジに仕上げることが出来るとは思わなかった。正直ナメてました。すまん!
現在はアニメも韓国産の物が放送しているし、韓国娯楽の流れがキているのかもしれない。まぁ私が楽しくなるのならどこの国から何が流れて来ても問題ない。
しかしこれはハマったわ~。恐竜が格好良いし、敵のメタリックな獣系ロボもイカす。ゾイド感がなかなか強いので、ゾイドがイケる私ならこちらも完全にイケるってことになりました。それからちょっとビーストウォーズの感じもあるし。
人間の登場キャラも魅力的だし、シナリオも後半に進むと波乱の要素があってワクワクした。
あやねること佐倉綾音がクールガールのセナの声役で出演することに興味を持って視聴したのだが、思いの外ハマった。完全にあやねるきっかけなので、彼女の名がキャスト一覧に無かったらスルーだったかもしれない。コレがないとしても今は仮面ライダー、ウルトラマンブレーザー、キングオージャーで特撮は間に合っているからなぁ。あやねるはキングオージャーの映画にも顔出しで参戦していたな。誇らしいです。
なんといっても恐竜がメタリックなアーマーを装着して悪の軍団と戦うバトルシーンが超格好良い。この爽快感が良いのさ!
主役恐竜の真っ赤なTレックス ブルズのビジュの良さよ!やっぱりTレックスは皆大好きなヤツだな。四肢のバランスからイケてる顔面まで超格好良い。私よりとっくの前に地球の生態系からご退場なされたことで叶わぬ夢となったが、よろしければ本物と対面したかったものだ。まぁ食われるかもだけど。
この恐竜が超絶美麗なCGで描かれている点に感動しました。大昔のジュウレンジャーの恐竜ロボでもあれだけ喜んでいたのに、そこから進化しまくったリアル恐竜を見ると大きくなっても興奮を禁じえない。
ボディカラーもまぁキレイなこと。恐竜達とカラーリングをマッチさせたリンカーのパイロットスーツもめちゃ格好良いな。思ったよりもゴツいスーツなんだな。
プテラノドンのリオが羽を丸めてくるくると回って飛行するアクションシーンがマジ格好良い。毎度のOPでも出るシーンだけど。
プテラノドンもの皆の憧れの一匹だよな。恐竜ってだけで凄いのに空を飛べるからな。最強じゃん。
あと毎度のOPでジンだけ何か叫んでいる声を拾われているのにちょっと笑う。
主人公のジンが重大な使命を帯びてヤバい戦場に派遣される戦士の割には明るくマイペースで、良い具合に間も抜けていて好ましい。山下誠一郎が声を担当しているのだが、彼の間抜け男の芝居は本当に良いと思う。
ジンがインスタントラーメンをDアーマーの寮に持ち込みたがるのが庶民的で良いじゃないか。ラーメンやり手の彼は、お湯無しで硬いままでも袋麺を食っていた。あれって美味いのか。付属の粉プラス砂糖をちょっと入れると良いらしい。いつか真似してみよう。
シーズン1前半は、Dアーマーに入ったばかりのジンが皆と仲良くなっていく割と明るいターンが多めだった。
その中でヨンフが毒親との付き合いについて考えたり、セナのクールさを深掘りしたり、ハンギョル先輩の悲しい引退を描いたりと、暇なく見所があった。
途中から出てくる重要人物のレシアス姉さんが何だか分からないぞ。最初は皆の味方のキレイなお姉さんなだけかと思ったが、何か後半に行くにつれて怪しい。何を考えているのか分からないお姉さんだな。
レシアスが何か怪しいことは、Dアーマー上層部にセナまでなんとなく勘づいている。
Dアーマーとは別勢力のレシアス達宇宙反乱軍がいて、双方にとっての敵の機械恐竜帝国がいる。3つの組織の関係図がまだはっきりと定まっていないような。
Dアーマーが本当に正義で、他が敵なのかが怪しくなってくる後半のシリアスなドラマ性は見所だった。
セナがDアーマーに対して不信感を持ち組織を離脱する。Dアーマーを引退したハンギョル先輩が敵機に乗って戦場に現れる。こんな困惑する展開になろうとは。
そしてDアーマーも内部分裂を迎えてしまう。割りと序盤から司令と副司令がバチっていて仲良しではなさそうな感じだったが、ここもちゃんと決別したな。
敵さんを退治の前に主人公サイドの組織の内部でも一悶着あるし、全体で見てもなんか人間関係が荒れてどうなるんだ?って感じでシーズン1がオチている。これは2も見ないとな。
組織を抜ける時に隊員を倒しまくって暴走するセナちゃんが怖かったな。目が据わっていた。
基地を脱走する時にセナが超人的ターミネイトスキルで暴れ回るシーンはすごいCGで描かれていた。セナの強さがロボ並なんだけど、ここまで強かったのか。
セナのクールなヒロイン性は良いなぁ。たまに笑ったら可愛い点は良きギャップ。アイドルの乃木坂にでもいそうな感じのお姉さんだな。あやねるのここまで冷たいヒロイン性が出た芝居も珍しいかも。
ヨンフの毒ママンが影で色々面倒な事を仕掛けのがセナの脱退に繋がった。あのママンは怖いって。シーズン1は、ヨンフがママンと別離の道を選ぶまでの物語でもあったな。
ヨンフとセナは、二人だけのフィーリングで通じる浅くはない仲のようだ。セナの脱走を止めたいけど、セナだから手が出せないヨンフの事情がある。
敢えて手出しなしでセナを取り逃がすヨンフ、そしてその横を通り抜けるセナ、二人の運命のすれ違い場面になんか深いドラマを見ました。
二人はまた笑って会えるようになるのか。ヨンフはイケメンで良いよなぁ。ただママンを見限るタイミングはもっと急げ。
敵のメカもめっちゃ強いのが出てきて、こちらの恐竜達を蹴散らしてしまう。
元気なジンが意識不明の重体に追い込まれる。主人公の回復を待たずに、暴れた戦況でシーズン1が終わってしまった。これは気になる引っ張り方。
セナの次にはアインにも秘密があったみたいなことをレシアス姉さんが言ってたし、アインの謎も気になる。
色々分からないからこそ、次を見て全部分かりたくなる。これは2も見るぞ。
それからエースのリンカーではないものの、なかなか男前で良いキャラをしている素敵坊主のテオも結構推しです。最初は見た目的にいじめっ子臭いヤツと思ったけど、結構熱くて良いヤツじゃないか。
韓国やるじゃねぇか。すごい良い作品じゃん!
シーズン2も始まっているのでそちらもしっかり見よう。恐竜が滅んでたっぷり時が過ぎた令和時代になった今でも恐竜ってのは愛せるものなのだな~。恐竜が好きです。
「アーマードサウルス」のおもちゃが割とマジで欲しい。ちょっと売り場を見てみるかな。
スポンサードリンク