こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(10月~12月)その1

 年始に餅を食ってたのが昨日の感覚なのに、カレンダーで確認すりゃもうすっかり年の瀬じゃないか。人生早送り過ぎる。

 

 我々の愛した2023年が過ぎ去ってしまう。

「待って!」と手を伸ばしても奴らは実態を持たぬ時の使者。いくら待ったをかけても神でもない限りは、何人たりともその進行スピードに変化を加えることはできないのだ。今この瞬間、私は我が手をすり抜けていく2023年という愛しき概念を感じている。

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 楽しかった一年が過ぎ去る前には、このようなおセンチポエミーな私が出てきたりもする。だって感じやすいお年頃ですもの。そして腹が減る。

 

 今年も病気なく元気に全く暇せず楽しんだなぁ。もはや風邪を引いた感覚と暇な時間ってのがどんなだったのか思い出せない。

 そんな楽しかった今年の終わりにやることといえばやっぱコレか。

 じゃあ振り返るかぁ。今年最後のアニメ振り返りだ。楽しぃ~。

 

 クールの終わりごとに色々振り返ってしょうもない事を書くこの時間もまた楽しかったりする。しょうもないアニメもたくさんあるので、物によっては実際に見ていた時間よりも、後になって「バカだな~」と振り返る時間の方が笑えて楽しかったりすることもある。ホント精神が健康な私。

 

 23年ファイナルクールは止せば良いのにってレベルでマジに大量放出だった。放送作品数が多すぎ!

 その中でもなろう系が多かったなぁ~。そろそろ致死量に近づくブッコミ具合かも。もうなろうに未来はないと思っています。

 

 どのクールも週末はたくさん固めてくるけど、今回は平日も多かった。平日なんて皆仕事してんだから、そんなにやっても見てもらえないだろうが。そう思いながらもなんとか時間を作って見る私のような付き合いの良い人間もいる。だから向こうも調子こいて作ってが流すんだなコレが。なんだかんだ双方良い関係で事が成り立っている。

 

 もはや倍速再生は必須のこと。視聴追いかけだけで疲れるクールだった。

 時間が許す限りは全部見たのでそれらを色々振り返って行こう。

 証拠の提示は出来ないが、感想を書く作品は全ておサボりなく放送分を見ています。全部見た上で褒めて貶してをするので、そこは最低限マナーを守り、作品に対してもリスペクトの心を抱いています。オタクをやるならマナーを守っていないとめちゃ悪口言われるからね。

 その辺の生き方にも注意して今年ファイナルクールを盛り上げたり、逆に盛り下げたりのとにかく愛しいあんちくしょう共をプレイバックだ!

 

 

アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】

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 これも1年ぶりくらいの新作かぁ。1年が早いって。年食う度に1年が速くなると話に聞いているけど、別に年食う前からでも十分速いって。そんな事を想いながらアーミヤやドクターの過酷な戦場物語第2章を視聴だ。

 

 今回も戦闘が激しい。終わる気配なく長く続く戦争だなぁ。

 白熱のバトルあり。ケモミミ萌え要素ありであっちもこっちも可愛い子ちゃんばかり。これら華やかな点がありながらもダークな物語展開と過酷な戦況描写からずっと暗い。

 パッと見可愛いし豪華声優揃いで楽しそうなのに、内容は暗く凄惨。週末放送枠に鬱になるやんけ。

 

 単純にあっちとこっちで分かれてドンパチやるだけではなく、戦争の奥に蠢く複雑な政治的駆け引きもあるらしいと分かってくるから余計に複雑。

 仲間関係にある組織の上役の事も段々と信用できず、アーミヤ達が正義をどこに置いて戦士としてやっていくのか心に揺らぎを覚える展開もあった。戦闘だけに全集中で行ける状態でもない模様。複雑だなぁ。

 

 山ちゃんが演じるウェイというお偉いさんが何か悪者ぽい。

 後半に衝突することでやっと分かり合うことが出来たフロストノヴァとの悲しい別れのシーンにはショック。能力発動のトリガーが歌唱のキャラのフロストノヴァを高垣彩陽が演じていることからシンフォギアを思い出す。そういやあっちもまたアニメをするつもりでいるとか。そちらでまた会いましょう。

 

 もっとやるかと思ったら8話で終わっている。9話目も来るのかと思ったら来ないからどうした?と思って調べたら最終回になっていた。まだ未完だな。次の戦闘が来るぞっていう不穏すぎる所で終わっていたし。3期はやる気があるのか。やるならまた見よう。

 

 つまらないことはないけど内容が暗すぎてやや心が疲れる。この後に見る能天気でおバカななろう系でテンションのバランスが保てます。

 

悪魔くん

 令和で再びエロイムエッサイム!

 

 別途記載

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koshinori.hatenablog.com

 

MFゴースト

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 絵柄のクセが全く弱くない。そこが印象的。

 あの車をぶっ飛ばす系作品「頭文字D」の後継作品に当たるとのこと。頭文字Dはお兄ちゃんがマンガを読んでいた。

 

 同じ日にやっていた「オーバーテイク!」と並んで今期の車ぶっ飛ばす系アニメ。

 時には徒歩で出せる限界よりずっと先の世界に行きたい。そんな愛しきスピード狂達は寄ってらっしゃいな高速の物語にいざご招待。楽しい作品です。

 

 サーキットでなく公道をぶっ飛ばす点にスリルがある。もし事故ったらサーキットよりもとんでもないことになりそう。

 近未来世界が舞台で、レース地はかつてあった災害の傷を残している。一般人はレース地に全然入れない中、車をドローン撮影してレースをお届けするスタイルを取っている。ドローンが高速移動する車を追いかけ回して映像を皆にお届けするとか新しい。

 

 レースシーンのここ一番でかかるユーロビート楽曲がご機嫌ノリノリでお耳に心地よい。カーレースとユーロビートって意外と合うんだな。

 

 ヒロインの恋ちゃんの声があやねるだ!今期はあやねるがたくさん出ていて嬉しい。

 当初は簡単に男になびかない難攻不落の女だった恋ちゃんが、カナタと出会って早々落ちてチョロイン化したのに結構笑った。カナタはイケメンだからなぁ。でもちょっとメイクしてレースクイーンに変身したくらいで恋ちゃんが恋ちゃんだと気づかない鈍感さんな所はイケメンでもバットです。

 

 レーサー達の物語だが、恋ちゃんはじめレースクイーン達の仕事事情も描いているのが興味深い。そういやレースクイーンって何を思って何をしているのか知らん現場だった。レースには出ないし観覧も行かないものなぁ。

 レースクイーンはちょっとエッチな角度からカメラに抜かれるのも日常茶飯時のようだ。刺激的な現場。

 恋ちゃん推しの相葉さんがもっと恋ちゃんの尻アップをくれと願ってテレビを見ているのに笑った。恋ちゃんの尻は相葉的査定だともはや芸術品らしい。というわけで恋ちゃんの尻アニメとしても楽しめました。

 

 物を一回見たら精密に記憶出来てしまうカナタの能力がすごい。これを反映させてレースを有利に進めている。これは便利そうで欲しい能力だ。

 アルファベットで慣れた外国人は、複雑な作りの漢字に慣れるのに時間がかかるということにも触れていた。それもすぐに覚えて書いてしまうカナタはやるなぁ。イケメンでレースが速いし器用に物もすぐ覚えるとか会社で即戦力だな。

 

 緒方さんはめっちゃおっさん顔だけど愛着が湧く。胃が弱いおっさんだな。演じた畠中祐は、同期レース枠の「オーバーテイク!」でもレーサーのサポートポジで出ていた。思い出に残る配役。

 

 ヤジキタ兄妹の妹の声が芹澤優で、キャラはプリパラのみれぃからメガネを取ってもうちょっとお姉さんにしたみたいな感じだった。ここのキャラと配役の関係もオタク的に印象強い(←勝手な思い込み)。

 

 井上喜久子はじめその他仲間達とはまた違った意味合いでの17歳教信者の男性レーサーが出てくる。あれはネタな要素でちょっと笑った。

 17歳の娘がこの世で最も愛しく神々しいものだという思想を掲げていることから、17歳としか付き合わない。18になったらもう意味がないので別れる。そんなある意味呪いめいたものを背負って生きる謎のレーサーの設定が面白い。1年限定の恋として見れば妙にファンタジックかつロマンティックではあるが、実際の所厄介な趣味ていうか性癖かも。

 

 続きは2024年にやるとのこと。じゃあしっかり生き残って最後まで見てやるか。

 

オーバーテイク

オーバーテイク! Vol.02 [Blu-ray]

 おおぅ!今期はレース物が熱いのなぁ。冬に車を飛ばすと顔に当たる風がマジで冷たいだろうに。乾燥しちまうっての。

 同じ日にレース物2つでどっちがどっちよ?ってなった時には、ヒロインがあやねるなのがMFGで、うえしゃまなのが「オーバーテイク!」と覚えていた。どっちもヒロインがグッドでした。こちらに出てくるレースクイーンヒロインの亜梨子ちゃんも推せる。

 

 MFゴーストとは違ってこちらはF4レースというサーキットでやるやつ。F1レースならファミコンソフトのヤツで遊び倒したから知っているが、F4まであるのか。

 簡単に説明があったが、とにかく金がかかるらしい。弱小チームだとまともに走れるマシンの用意もキツイとか。走り屋の実力は当然だが、合わせて資金もいる。厳しい世界だ。

 

 この手のレース物といえば一番に記憶に出てくるのが「サイバーフォーミュラ」だ。そちらで主人公を演じていた金丸淳一が実況役で出ているのが嬉しい。こちらの作品も面白さレッドゾーン。

 

 レースの話だから当然主人公もレーサー。面白い作りなのは、そのレーサーの活動を追うカメラマンの物語もメインに据えていること。若手レーサーの悠(と書いてはるかと読む)、シニアカメラマンの孝哉のダブル主人公で魅せる新作カーレース物語だった。

 

 12話というコンパクトな尺の中でもダブル主人公の人間味が伝わる奥深いストーリーを描いていて、周辺の人物の個性も可能な限り捉えていて良かった。レース以外の話も充実していた。

 レーサーといってもマシン頼みでドライバーが何も出来ないなんてことはない。それを証明するため、とある回では車は倉庫に置いてレーサーもその他キャラも生身で走るマラソン大会をお届けした。こういうのも良いぞ!皆青春してんなぁ。青春はやっぱり走れ!だな。私もいっぱい走ったし。

 

 こちらもMFGと同じく作中で震災の歴史を扱っている。

 孝哉の物語の根っこは震災が残した傷跡にある。この点にはシリアスかつ深い人間ドラマが見えた。

 孝哉が人間相手にシャッターを切れなくなった原因が、震災とモロに関係している設定はキツイ。

 震災時ともなれば人は当然逃げるわけで、それを写真に収めるのもカメラマンの仕事だったりする。それを世間様は写真を撮ってる間があるなら子供を助けろと叩くわけである。

 そういう意見に達するまでの思考にも自然性があるとは思う。しかし写真家は写真家でカメラに集中するのが仕事。レスキューならレスキューで専門者がいる。職業人として領分を分けて事に当たるのは、プロの心得として間違っていない。孝哉を攻める世間の声が怖い。

 でもコレって実際に現場で働く人間なら実感することだろうな。実際にこれと同じように文句を言われたことがあるカメラマンもいたと聞いたことがあ。考えさせられる内容だなぁ。

 でも私としては、素人が安易に救助活動に出ると一緒に巻き込まれてもっと面倒になるとも思うので、カメラマンはカメラマンで自分の安全を優先しつつ仕事をすれば問題ないと思う。孝哉を虐めないであげて。

 あと孝哉が世話になった震災地の現地民のおじいさんの喋りが思った以上にネイティブ過ぎてびっくりした。

 

 カメラマン的イップスに陥った孝哉も、悠との出会いを経て症状を克服して行く。彼の職業人としての復活の物語が楽しめた。

 一緒に仕事をするパートナーが元嫁という設定を見ても孝哉という人間の人生の物語の深さが分かる。複雑な人間関係をスッキリさせないとどうにもならない状況なんだなコレが。孝哉を応援したくなる。

 

 悠のレースクラブの親父さんは良いおっさんで好きだったな。今期は「僕らの雨いろプロトコル」、「16ビットセンセーション」などでダメ親父が目立っている印象が強い。その中で良い親父だったので良し。

 

 よそのチームの春永、徳丸も熱い男達で良い。

 天才肌で業界のアイドルの春永が、怪我で挫折を覚えて復活する物語も熱い。アイドルみたいにもてはやされても怪我で走れないならすぐに椅子を奪われる。だから一刻も早く復帰すると病室で意気込む彼を応援したくなった。それを傍で応援する亜梨子ちゃんが可愛い。

 

 初期の徳丸はイライラばかりで悠への当たりが強すぎた。あれは怖いしムカつく。それもレーサー人生の中で落ち着き、最終回では和解して爽やかなやりとりが見えてよかった。青春してるなぁ~。

 ちょっと変わった今期の声優トピックにもなったが、徳丸の中の人の八代拓がレーサー役なのに車の事故をやっちまったニュースがあった。あれはお気の毒だが人生そういうこともあるから。問題を片付けたらまたしっかりお芝居の仕事に打ち込んで欲しい。彼を応援します。それと車検切れについては日頃から気をつけよう。

 

 最後は爽やかに締める後味の良い作品でした。


お嬢と番犬くん

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 project No.9が手掛ける今期の万策尽きた枠その1。project No.9は今期だけで悪名を広めたな。

 にしてもなんでこんな無理な仕事の入れ方するの?マネジメント管理の徹底を急ごう。

 

 急性のそれではなく、一話目から最後まで通しの定形スタイルとして作画がずっとフヤケていた。これは一体どうしたんだ。びっくりしました。00年代真ん中くらいの作品を見ているような、そんな出来。

 

 基本設定が暴れん坊だなぁ。ヤクザのお嬢様が高校に通うのに心配だからってことで、お付きの20代後半くらいのヤクザも学生として一緒に登校してくる。むちゃくちゃだな。で、意外と同級生として受け入れられ、クラスメイトににおっさんだとバレない。 

 でも10代真ん中から見たら20代半ばなんておっさんだぞ。そこはお嬢にもツッコまれていた。まずは設定のぶっ飛びぶりに一笑い。いかにも創作物らしい掴みはナイス。
 
 ていうか去年は和多田美咲細谷佳正主演でもっとロリのお嬢のヤクザものをやっていたじゃないか。ヤクザと仲良くする女子の話って最近の流行りなのか。まぁ私もヤクザものなら結構好きなので悪くはない。そんな私は小金持ちの家で育ったお利口な優等生です。

 

 絶対美少女ポジのはずの一咲ちゃんが、作画の都合で微妙にブスいく見える。名字の瀬名垣って珍しい名前だな。演じた鬼頭明里の声は可愛いし、彼女が歌うED曲もポップで可愛らしい出来だった。


 啓弥も梅原裕一郎のイケボでなんとかカバーしているが、イケメンキャラにしてはちょっとどうした?な仕上がり。啓弥くんの目が死んでいる。
 
 メイン二人が仲良くするところにちょっかいを出してくるよそのヤクザのお坊ちゃんの幹男がうぜぇ。こいつ軽くの範囲を突破して頭イッちゃてるやんけ。
 こいつを早くぶっ飛ばした方が良いと思いながら啓弥くんがぶっ飛ばすターンが来るのを待っていた。私ってば結構楽しんで見ているなぁ。
 幹男のクレイジーさを出す演技は榎木淳弥が担当した。鬼頭明里榎木淳弥って一緒に出る事が多いな。

 

 ヤクザな付き人のことを好きになってもいいの?いけないの?
 そこのラブジャッジで心揺らす乙女のスリルある青春が楽しめるヤクザラブコメディでした。

 

鬼武者

 PS2の懐かしゲームが今更アニメ化だ。おっさん武蔵が歩む剣の道を刮目せよ!

 懐かしくなった者達は倉庫で埃を被ったPS2を引っ張り出してメンテだ。そしてまた悪を切りまくる武者の物語に酔いしれろ!

 

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陰陽師 

 ちょっと前にやっていた異世界陰陽師の変なアニメではなく、ネタ抜きの本家陰陽師アニメです。

 変なネタに思わず「あなやっ!」を言うことなく安心して見れます。

 

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koshinori.hatenablog.com

 

グッド・ナイト・ワールド

 グッドナイトなんて言っても簡単に心地よい夢の中に行けるものではない。

 夢も現実もそこそこに厳しいと言っているなろうな感じ薄めのネトゲアニメ。

 

 別途記載

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koshinori.hatenablog.com

 

 

 続く

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