こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

五感では見えない世界「シックス・センス」

「シックス・センス」は、1999年に公開されたアメリカ映画。 幽霊が見える少年コール、そんなコールを孤独から救うために寄り添う小児精神科医マルコムの二人を中心にして、人の五感では到達出来ない第六感で見る世界が展開する。 序盤では、視聴者にもはっ…

貧しき人々の悲哀のミステリー「飢餓海峡」

「飢餓海峡」は、1965年に公開された日本映画。 有名な映画なので以前から名前は知っていたが、見たこともなければ内容も知らなかった。そんな今作を2020年にもなってやっと視聴わけだが、これが大変面白かった。 以前楽しんだ「宮本武蔵」シリーズの内田吐…

NHKのエヴァンゲリオン投票が面白かった。

こいつは嬉しい。これほどザ・オタクなアニメが、教育番組なんかを売りにするNHKで取り上げられる日がまさか来ようとは……嬉しい限りである。 メジャーセカンド、キングダム三期が中断したことにより、オタク達から必要とされるシーンが減ってしまったNHKだが…

最近の市場でのレトロゲームの扱いについて

私はゲームが好き。これで大きくなってきた。チビの頃から湧いた熱というのは、時を待ってもなかなか鎮静化しないものだ。なので好きなのは今でも同じである。 ここ数年は金と時間がとにかく無く、ゆっくり腰を据えてゲームに興じることがなかなか出来なかっ…

こしのり漫遊記 その44「ココへ来てネットショッピングが楽しい」

コロナのことでお家にこもることが増えたため、世ではネットショッピングを楽しむ人間が増えているという。この私もここ最近ネットショッピングをかなり楽しんでいる。 家にいる時間が増えたため、ゲームがしたいと想うようになった。ゲームを買うことは一時…

一時代の終わり「ゴッドファーザー PARTⅢ」

「ゴッドファーザー PARTⅢ」は、1990年に公開したアメリカ映画。前作からなんと16年も経って公開されたシリーズラスト作である。 今作は前二作と比べると尺はやや短め。と言っても2時間50分もあるのでやはり長尺ではある。 前作ラストから更に時は流れ、すっ…

何度も繰り返して物語の最終地点を目指す「Ever17 -the out of infinity-」

「Ever17 -the out of infinity-」は、2002年にドリームキャストとプレイステーション2で発売されたゲームソフトである。その後、PSP、Xbox360でも発売された。 このゲームがスゴイということは前々から耳に入っており、セガっ子の私はDC版を入手していたも…

こしのり漫遊記 その43「コロナでも開店するパチンコ屋ニュースに見る我が国の労働大国&娯楽大国的一面」

今ほど日本がおかしいと想うこともそうそうない。そのくらい日本を揺るがした大問題となったのがコロナウイルスだ。 年末まで日本が国として存続し、これをきめる組織が動けるのなら、今年の流行語は「コロナ」で決まりだろう。流行って嬉しいことは何もない…

イヌネコ達の愉快な日常「3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?」

「3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?」は、1994年4月から9月まで放送した全26話のテレビアニメ。 こちらの放送前には、全9話放送のシリーズ一期があり、26話あるのは二期にあたる。 3丁目に暮らすイヌネコ達の愉快な日常を描いたもので、子供向けな安心で…

コルレオーネファミリー、魂の系譜「ゴッドファーザー PART Ⅱ」

「ゴッドファーザー PART Ⅱ」は、1974年に公開されたアメリカ映画。 前作に引き続き上映時間は約3時間半と長め。「風と共に去りぬ」などの古くて尺が長い映画にたまに見られる「INTERMISSION」の時間もあった。これを一息で見るのはかなりきついと想う。コロ…

これがマフィアだ「ゴッドファーザー」

「ゴッドファーザー」は、1972年に公開されたアメリカ映画。 ゴッドファーザーといえば一番に来るイメージが上映時間が長いこと。これと並んで「アマデウス」「十戒」「風と共に去りぬ」あたりも、確かDVDが二枚組だったり両面だったりして、視聴するにはか…

男の意地と美しい親子関係を描く「人生の特等席」

「人生の特等席」は、2012年に公開されたアメリカ映画。 チビの頃からBSをつければ何かと会うことが多かった俳優クリント・イーストウッド主演作品である。 プロ野球のスカウトマンが主役の物語である。 イーストウッド演じるスカウトマンのガスは、長年業界…

飲んで脱いで潜っての愉快な青春「ぐらんぶる」

「ぐらんぶる」は、2018年7月から9月まで放送した全12話のテレビアニメ。 ダイビングをテーマにした作品だが、それがおまけに感じるくらい主人公達が酒を飲んで騒ぐおバカでテンションの高いアニメである。 不景気で元気のない今の世の中を見れば自然と暗い…

どんでん返しの中でも愛は不変「HELLO WORLD」

「HELLO WORLD」は、 2019年9月20日に公開されたアニメ映画。 配信された全3話のスピンオフアニメ「ANOTHER WORLD」を見ればもっと世界観を楽しむことが出来る。 視聴した最初の感想は「めっちゃパソコン」ということ。それくらいに美しいCG技術を持ってして…

時代を先取ったサイバーな展開「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」

「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」は、2000年3月4日に公開した日本映画。 我々が暮らしていた街では、公開期間がとっくに終わった映画を公民館でタダで上映する素敵な取り組みが行われていた。この作品はそこで一度見たことがある。しかし内…

今、冒険が進化する「デジモンアドベンチャー」

「デジモンアドベンチャー」は、1999年3月から2000年3月まで放送された全54話のテレビアニメ。 その昔、子どもたちの間では、たまごっちかデジモンかで流行が二分されたことがあった。私は種類が様々あるたまごっちシリーズばかり楽しみ、携帯ゲーム機のデジ…

ユーモアと皮肉にくるまれた反戦映画「チャップリンの殺人狂時代」

「チャップリンの殺人狂時代」は、1947年公開のアメリカ映画。 視聴は2回目だが、結構忘れているので新鮮な気分で視聴した。 コロナ騒ぎのせいで、せっかく家にいてもテレビで新作が見れなくなった今だからこそ、過去作の視聴意欲が増す。 古き良き時代の名…

こしのり漫遊記 その42「コロナ問題で10万円が返ってきたら何に使おう」

巷を異常なまでに賑わせている困った問題がコロナ騒ぎである。これのせいで遊びも仕事もろくにできない。そんなわけで国が我々国民に10万円を返してくれるらしい。皆で積み立てた国ごと丸めた保険金みたいなものなので、くれるのではなく、返してもらうが正…

ポップなお坊さん映画「ファンシイダンス」

「ファンシイダンス」は、1989年12月23日に公開された日本映画。 8年くらい前にBSでやっていたのを見たことがあり、その時に面白くて気に入った映画である。それを今になってまた見てみた。2回目の視聴だが、やはり味わい深い妙なテンションの映画だと言える…

アニメ好きを苦しめるコロナウイルス

コロナ襲来のせいで私の生活も大きく変わった。 その怒りと、あとは趣味のアニメとかのことをつらつらと書き殴っていこうと思う。 こうも外出出来ない状況が敷かれた今こそテレビの力が頼りだ。というわけで日々楽しくあれこれの番組を見ていたのだが、ここ…

訃報を受け、国民的お父さんの声「藤原啓治」を振り返る

名優藤原啓治の死去を昨日知った。まだ55歳でこの世を去るとは、才能があっただけに勿体ない。 ガキの頃からさっきまで、視力が死んでもおかしくないくらいアニメを見てきた。名作を山程見ていれば、その中で名優と出会うのは必然のこと。その内の一人に藤原…

セリフには頼らない一流コメディ「街の灯」

「街の灯」は、1931年に公開されたアメリカ映画。 喜劇王チャールズ・チャップリン主演のコメディ映画である。 この映画を見るのは今回で3回目。学校教師のおすすめ作品で、授業時間に見せられたことがあった。素敵な作品だったのでいつまでも心に残っている…

桃色の巨人「シコふんじゃった。」

「シコふんじゃった。」は、1992年に公開した日本映画。 主演はもっくんこと本木雅弘。 就職も決まってあとは卒論の単位をもらうだけの大学生主人公が、単位と引き換えに相撲部に入って頑張るというお話。 大学生相撲をテーマにした青春コメディーでかなり笑…

天使の羽で羽ばたく「美少女戦士セーラームーン セーラースターズ 」

「美少女戦士セーラームーン セーラースターズ 」は、1996年3月~1997年2月まで放送された全34話のテレビアニメ。 月野うさぎのミラクルロマンス最終章となるシリーズ5作目。この作品をもってして、通算201話放送したシリーズが幕を下ろすことになる。 最初…

こしのり漫遊記 その41「コロナ騒ぎと安倍政権の不得策で思い出したクレヨンしんちゃんの話」

いよいよコロナ騒ぎが大事となり、明日にも我が生命がどうなるのかという危機を感じずにはいられない日々が続く。大変怖いが、私は何としても生き残らねばならない。まだやりたいことが山程あるのだ。 先日のことだ。私が田舎に残したというか、逆に私を都会…

青春はここにある「アメリカン・グラフィティ」

「アメリカン・グラフィティ」は、1973年公開のアメリカ映画。 「スターウォーズ」で有名なジョージ・ルーカス監督作の青春ムービーである。 BSプレミアムで放送していたものを、コロナのため家に閉じこもっていた縁でたまたま視聴することになった。すると…

2020年のアニメ感想(1月~3月)その3

ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。 マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 魔術士オーフェンはぐれ旅 群れなせ!シートン学園 八十亀ちゃんかんさつにっき 2さつめ 妖怪ウォッチJam 妖怪学園Y ~Nとの遭遇~ ランウェイで笑って 理系が恋に落ちたので…

2020年のアニメ感想(1月~3月)その2

7SEEDS ソマリと森の神様 ダーウィンズゲーム とある科学の超電磁砲T ドロヘドロ なつなぐ! 22/7 number24 ネコぱら ハイキュー!! TO THE TOP はてな☆イリュージョン BanG Dream! 3rd Season ヒーリングっど♥プリキュア プランダラ ブレーカーズ pet …

2020年のアニメ感想(1月~3月)その1

20年代始まって最初のクールを彩ったアニメには楽しいものがたくさんあった。個人的には豊作と呼べる。全体的に良作が見られ、目立ってクソみたいな出来のものは無かったと想う。 作風としては過激すぎて話題を呼んだ「異種族レビュアーズ」の存在が面白く、…

ブラックユーモア渦巻く三角関係「ご遺体」

「ご遺体」はイーヴリン・ウォーの中編小説。 ペット葬儀社で働く青年デニス、大きな霊園で働く女性エイメ、その上司ジョイボーイの三角関係を主軸にしながら、商業的に大きくなって行く葬儀業界や当時の社会、宗教などを皮肉的に風刺した意欲作。 ブラック…